His California Album / Bobby "Blue" Bland

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01. This Time I'm Gone for Good / Malone, Perry 3:36
02. Up and Down World / Malone, Morrison 3:36
03. It's Not the Spotlight / Goffin, Goldberg 3:56
04. (If Loving You Is Wrong) I Don't Want to Be Right / Banks, Hampton, Jackson 3:55
05. Goin' Down Slow / Oden 5:37
06. The Right Place at the Right Time / Malone 3:00
07. Help Me Through the Day / Russell 3:54
08. Where My Baby Went / Malone 3:22
09. Friday the 13th Child / Thomas 3:17
10. I've Got to Use My Imagination / Goffin, Goldberg 4:14

73年リリース。
この時期といえば、この時期はもう完全にブルーズは時代遅れの産物になってたみたいで、周囲を見ればマーヴィン・ゲイの「Let's Get It On」だったりスティーヴィー・ワンダーの「Innervisions」だったりダニー・ハザウェイの「Extension Of A Man」だったりスライ&ザ・ファミリー・ストーンの「Fresh」だったり、あとはここらからオージェイズを筆頭にフィラデルフィア・ソウルが台頭してきたりで、黒人音楽に関しては凄い変革の時期でした。
それまで所属してたレコード会社が吸収されたため、新機軸としてボビーさんもブルーズに限らず、ソウルを歌ってみてくださいよみたいな感じででたのかな。
ジェイムズ・コットンみたいにファンク・ブルーズに行くという選択肢もあったとは思いますが、ファンクなんぞしゃらくさいと思ったのかもしれません(笑)。
なじみ深いのはやはり(3)でしょうか。
ワッツタックスでおねいちゃん達を恍惚とさせたオリジナルのルーサー・イングラムが杉良太郎ならば、こちらは村田英雄。
黒人芸能のトップだった人だけに、迫力十分。
(9)はグラディス・ナイト&ザ・ピップスのカヴァーかな。
よく知らない。
80年代はマラコから出した「Menbers Only」がすっげえカッチョよかったんですが、最近どうしてるのかな。

Best Of Bobby Bland On Malaco / Bobby Bland

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1. Members Only / 4:09
2. Can We Make Love Tonight / 3:33
3. Spending My Life With You / 3:28
4. Second Hand Heart / 3:48
5. Let's Part As Friends / 4:04
6. I Need Your Love So Bad / 3:36
7. I Stand Accused / 4:56
8. Get Your Money Where You Spend Your Time / 3:49
9. In The Ghetto / 3:55
10. Sunday Morning Love / 5:45
11. There Ain't No Turnin' Back / 3:31
12. Sweet Woman's Love / 3:43
13. Walkin' & Talkin' & Singin' The Blues / 3:55
14. I Hear You Thinkin' / 4:39
15. Our First Blues Song / 5:22
16. 24 Hours A Day / 3:00

ボビー・ブランドは50年代からブルーズ一本で活動しておりましたが、80年代にマラコに移籍して第二の黄金期を迎えます。
そのマラコ時代の音源をコンパイルしたベスト。
ますはなんといっても(1)。
まあ歌ってることは清水健太郎の失恋レストランとあんまり変わらんような気もしますが、このスケールのどでかい包容力に降参。
つづく(2)も同様のスロウですが、ブランドの歌唱ですばらしい作品になりました。
このベストはスロウ中心の選曲ですが、(8)あたりからテンポがアップしてきて、(10)で定型ブルーズになりますがこれがまたイイ!
たぶんストーミィ・マンデーからの引用でしょうが、この感覚がたまらない。
ブランドの痰を切るような独特のシャウト(?)も健在。

しかしブルーズの中でスタンダップ・シンガーとしてやってたのってボビー・ブランドぐらいしかいなかったんだなあ。
あとはたいていギターとかピアノ弾きながら歌ってたし。

ブルーズン・ソウルというジャンルも今となってはほぼ死語に近くなってまいりましたが、もうそろそろ80歳になろうかというブランドさんにはまだまだ頑張っていただきたく思います。

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