Gratitude / Earth Wind & Fire

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01 Medley- Africano / Power ~
02 Yearnin' Learnin'
03 Devotion
04 Sun Goddess
05 Reasons
06 Sing A Message To You
07 Shining Star
08 New World Symphony
09 Sunshine
10 Sing A Song
11 Gratitude
12 Celebrate
13 You Can't Hide Love

日本における黒人音楽の一般化は、モータウンでもスタックスでもなく、70年代にヒットを連発したスティーヴィー・ワンダーとこのアース・ウィンド&ファイアにあると個人的には思っています。
スペクトラムみたいな日本におけるフォロワーを出したのも、そういった説の根拠になると思うし。
そんな日本人の黒人音楽における心の故郷である彼らのライヴ・アルバムを。
コーラス・グループ顔負けのヴォーカルに、およそ黒人音楽が持っている要素を注ぎ込んだおそろしく精緻な演奏に、マジック・ショウまでやってのけるエンターテイメイント性といい、当時としては空前絶後のバンドだったのでしょう。
ハイライトは(5)。
フィリップ・ベイリーのファルセットにサックスが絡む場面はスリリングそのもの。
(8)ではアフリカ的要素もでており、彼らの意識が伺い知れます。
(9)以降はスタジオ録音。
(10)(13)は彼らの中でも代表作となり、(13)はディアンジェロもライヴでカヴァーしていました。
当時よく比較されていたらしいPファンクのアース・ツアーと対極にありながらも、こちらも名盤。

The Best Of / Earth Wind & Fire

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01 Got To Get You Into My Life
02 Fantasy
03 Can't Hide Love
04 Love Music
05 Getaway
06 That's The Way Of The World
07 September
08 Shining Star
09 Reasons
10 Sing A Song

問答無用、アース・ウィンド&ファイアのベスト・アルバム。
個人的には好きな曲ばっかりなので、これ一枚でおなかいっぱいの大満足。
日本での代表作といえばやはり(7)をおいて他にないでしょう。
躍動するビート、フィリップ・ベイリーの天まで届くファルセット、まさに黒人音楽における日本人の心のふるさと!
ディスコでかかればひところはとりあえずこれだけで盛り上がったものです。
「Let's Groove」以降は興味の対象外なので、これ一枚あればいいかなという感じ。
オリジナル・アルバムならば「That's The Way Of The World」「Spirit」「All'N All」「I Am」あたりは全盛期の凄まじい勢いに満ちた傑作揃いのアルバムがおすすめ。
各メンバーのソロならばフィル・コリンズとのデュエット「Easy Lover」が大ヒットになったフィル・コリンズの「Chinese Wall」、スロウの「I Need You」が清々しいモーリス・ホワイトの「Stand By Me」あたりがおすすめ。

Illumination / Earth, Wind & Fire

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01. Lovely People / Harris, Will.I.Am / 4:28
02. Pure Gold / Avila, Avila, Harris, Lewis / 4:40
03. A Talking Voice / Interlude / . 0:19
04. Love's Dance / Harris, Lewis, Tolbert / 4:28
05. Show Me the Way / Jackson, Saadiq / 7:47
06. This Is How I Feel / Brown, Ethridge, Murray / 4:21
07. Work It Out / Bailey, Jackson, Saadiq / 4:29
08. Pass You By / Jackson, Saadiq / 4:59
09. The One / Bennett, Brown, Christian / 5:11
10. Elevated / Ambrosius, Henson, Pelzer / 4:37
11. Liberation / Bervine, Duplaix / 5:25
12. To You / Earth, Wind & Fire, McNight? / 4:37
13. The Way You Move [*] / Brown, Mahone, Patton / 4:36

もともとフィリップ・ベイリーのソロ・プロジェクトとして立ち上がった企画らしいですが、それがふくらんでEW&Fとしてやろうということになったそうです。
本作はジャム&ルイス、ラファエル・サディーク、ブライアン・マックナイト、オーガナイズド・ノイズといった錚々たるメンバーがプロデュースに当たってます。
ジャム&ルイスは手堅くまとめてるんですが、まとまりすぎなところがおもしろみに欠けるかなあ。
しかしこの人達はすごいな。
アイズレー・ブラザーズ、オージェイズとヴェテラン再生にかけてはもはや達人の域に達してるかも。
EW&Fっぽさを感じさせるのはモーリス・ホワイトとラファエル・サディークのデュエット(5)かな。
ホーンの使い方とかが往年のEW&Fっぽいんだけど、EW&Fのメンバーは演奏にはほとんど参加してない(笑)。
アウトキャストのビッグ・ボーイ、(元?)デスティニー・チャイルドのケリー・ローランドまで借り出した(6)はちょっとやりすぎかな。
(10)はどっかディアンジェロみたいだけど、やっぱイイわ。
ディアンジェロのライヴでEW&Fのカヴァーをしてましたが、逆インスパイアというべきか。
最近のファルセット・シンガーの倍ぐらいフィリップ・ベイリーががんばってます。
あとはブライアン・マックナイトの(12)は、ブライアンが目立ちまくりのミディアム・スロウ。
曲はすっごくイイんですけどね。
この手のアルバムの常ではありますが、プロデューサーの色が出過ぎちゃってかんじんの「あの70年代の」EW&Fの個性とかはどっかに飛んでいっちゃってますが、近年はグダグダなアルバムばっかり出してたということを考えると今作はプロデューサーがしっかりしてるぶん聴きごたえはバッチリ保証付き。
楽しめるアルバムです。

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