The G Spot / Gerald LeVert?

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01. Too Much Room performed by LeVert? / Mystikal
02. Since You Ain't Around
03. Wilding Me Out
04. Funny
05. The Top of My Head
06. The G Spot
07. What a Night performed by LeVert? / Roy Ayers
08. Closure
09. Raindrops
10. Your Smile
11. Backbone
12. Catchin' Feelings
13. All That Matters

ジェラルド・リヴァートのソロ・アルバム。
80 年代末から90年代初頭にかけてはヴォーカル・グループのリヴァート名義にて父親のエディ・リヴァート譲りの迫力あるヴォーカルを武器に「Bloodline」、「Just Coolin'」、「Rope A Dope Style」といった傑作アルバムを連発、またプロデューサーとしてもルード・ボーイズやメン・アット・ラージといった若手を発掘し、バリー・ホワイトの復活作にも手を貸すなどジャム&ルイス、テディ・ライリー、ベイビーフェイス等と肩を並べる活躍を見せていました。
しかしリヴァートの「The Whole Scnalio」、さらには自身初のソロ・アルバムを出したあたりから迷走が続きましたが、キース・スウェット、ジョニー・ギルとの一大プロジェクト・ LSGにて復活、また2,000Wattsと組んでのソロ・アルバムで完全に復調の兆しを見せ、前作では久々の単独プロデュースにて作品をリリースし、今回も自己プロデュースにてのリリースです。
スロウでは相変わらずの冴えを見せ、アルバムのクライマックスたる(6)ではタイトル通り、おねえちゃんをじゅるじゅるとなめさする擬音も満載、淫靡な世界を構築していきます。
しかし「Do you know your G Spot?」とかコーラスされてもな〜。
また、レア・グルーヴのブームで一躍脚光を浴びたロイ・エアーズをゲストに迎えた(7)では気持ちのいいグルーヴを見せつけ、完全復調をアピールします。
その他のミディアム〜スロウでも好調なところを見せ、キース・スウェットの新譜で二の足を踏んだあなたもこれならオッケー、おすすめです。

Stroke Of Genius / Gerald Levert

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01. 1st Stroke (Intro) (Levert/Nicholas) - 0:28
02. Knock Knock Knock (Cameron) - 3:08
03. Long Hot Summer (Levert/Nicholas) - 3:41
04. Awesome (Levert/Nicholas) - 4:39
05. Stroke of Genius (Levert/Nicholas) - 4:36
06. (They Long to Be) Close to You performed by Levert / Tamia - 5:21
07. I Got a Girl (Levert/Nicholas) - 4:03
08. U Got That Love (Call It a Night) (Levert/Nicholas) - 4:30
09. Wear It Out (Levert/Nicholas) - 4:27
10. Good Morning (Levert/Nicholas) - 2:48
11. Keep It Warm (Levert/Nicholas) - 3:44
12. Didn't We (Levert/Nicholas) - 4:36
13. To My Grave (Levert/Nicholas) - 3:46
14. Let It Be (Levert/Nicholas) - 3:33
15. The Visit (Interlude) (Levert) - 0:22
16. Eyes and Ears performed by Levert / Eddie Levert / Sean Levert - 4:19
17. Rest of Your Life (Levert/Nicholas) - 3:54
18. You Got That Love Again (Levert/Nicholas) - 4:05
19. Won't Get Up (Levert/Nicholas) - 4:25
20. Last Stroke (Outro) (Levert) - 0:51

親子二代でメジャー・シーンに居座り続けるリヴァート一家の長男ジェラルド・リヴァートの最新アルバム。
今回も外部プロデューサーはほとんど起用せず、盟友トニー・ニコラスと組んでのプロデュースで健在ぶりをアピールしてます。
本作はどこかマーヴィン・ゲイの影響を感じさせ、(19)はそのマーヴィンの「Got To Give It Up」のサンプリングだし、ミディアムの(5)では70年代後半のマーヴィンふうに軽〜く歌ってますが、(8)あたりのスロウになると彼の持ち味を生かしてじっくりと歌い込んでくるのが素晴らしい。
ラストの(20)の「BW」ってのはバリー・ホワイトに捧げられてるのかな。
前作の「Gスポ〜〜〜〜ット♪」みたいなインパクトある曲はありませんが、まずまずの出来のアルバム。
でも(6)のカーペンターズのカヴァーは…、失敗。
次作ではインパクトのあるトラックがひとつ欲しいところです。

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