The Very Best Of / Jackie Wilson

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01 Reet Petite
02 Lonely Teardrops
03 To Be Loved
04 That's Why (I Love You So)
05 I'll Be Satisfied
06 Doggin' Around
07 Lonely Life 08 Night
09 You Better Know It
10 Talk That Talk
11 Am I The Man
12 I'm Comin' On Back To You
13 A Woman, A Lover, A Friend
14 Baby Workout
15 Sqeeze Her, Tease Her (But Love Her)
16 No Pity (In The Naked City)
17 Whispers (Gettin' Louder)
18 I Get The Sweetest Feeling
19 Since You Showed Me How To Be Happy
20 Love Is Funny That Way
21 Just Be Sincere
22 Your Love Keeps Lifting Me Higher And Higher
23 You Got Me Walking
24 This Love Is Real (I Can Feel Those Vibrations)

正直言ってジャッキー・ウィルソンは日本のソウル・ファンから冷遇されていると思う。
サム・クックやレイ・チャールズの様にゴスペルを世俗音楽に持ち込んで革命を起こしたわけでもなく、ジェイムズ・ブラウンの様にファンク・ミュージックを開発して後の黒人音楽に影響を与えたわけでもないからだ。
つまり、ソウルの黎明期にいながら全く革新的な事をしなかったというのが現在のこの冷遇っぷりの一因だと思う。
強いていえば、ルイ・ジョーダンのジャンプ・ブルーズと後のモータウン・サウンドの架け橋になった、というのがあてはまるかもしれないが、そのきっかけとなった(2)にしたって、作者のクレジットを見ると、ベリー・ゴーディ、つまり後のモータウン社長の名前が載っててジャッキーは別になんにもしてないのである。
とはいうものの、当時の人気はサムやJBをはるかに凌いでいたらしい。
なぜかといえば歌がやたらにうまいのである。
サム・クックのようにゴスペル出身でありながらポピュラー音楽にあわせた窮屈な歌い方をしているわけでもなく、JBの様に癖のある金切り声をあげるわけでもない。
スタジオ録音でも実に伸び伸びと歌っている。
スタジオ録音でこれだから、ライヴではさぞかし凄かったんだろうと思う。
彼は黒人音楽界における革新者ではなかったから、現在における立ち位置がかなり狭くなっているのだが、シンガーとしての彼の力量 についてはもっと評価されてしかるべきだと思う。
このベストは輸入盤ながらも24曲入りの充実ベスト。
個人的には後年のソウルでも通用すると思われる(11)、ヒットした(14)、70年代にユージン・レコードが制作にあたったスウィートな(23)などは意外な掘り出し物。
ジャッキーの歌のうまさにもっと注目していただきたいと思う。

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