01-Rub You The Right Way
02-Fairweather Friend
03-Wrap My Body Tight
04-Feels So Much Better
05-Never Know Love
06-My My, My
07-Lady Dujour
08-Just Another Lonely Night
09-Giving My All To You
10-Let's Spend The Night
11-My, My, My (reprise)
12-My, My, My (live!)
13-Wrap My Body Tight
ボビー・ブラウンの後釜としてニュー・エディションに加入しましたが、90年に入ってソロ・アルバムを発表、スロウの(6)が特大ヒットとなります。
これは、ベイビーフェイス制作の中でも特に評判が良い曲じゃないかな。
もともとウィスパーズの為に書かれた曲らしいですが、わけあってジョニーの元へやってきましたが、ジョニーはズバ抜けた解釈力でこの曲を不滅の名作に仕上げました。 ニュー・エディションの中では飛び抜けて歌唱力が優れており、アルバム単位としても十分楽しめます。
テリー・ルイス&ジミー・ジャム、L.A.&ベイビーフェイスという両ヒットメイカーをプロデューサーに迎えたことが当時話題に登りましたが、この人の場合はジャム&ルイス一派にいたプロデューサー、ランディ・ランという人との相性がバツグンによかったため(特にサントラ「New Jack City」に収録されている「I'm Still Waiting」がすごい!)、このコンビの将来を期待していましたが、どうもそのランディさんは亡くなってしまったらしく、非常に残念です。
ランディ・ランとは(7),(9),(10)で組んでおり、いずれもスロウですが、その味は格別 。
ライヴを収録した(12)はテディ・ペンダーグラスの「Love T.K.O.」、マーヴィン・ゲイの「Let's Get It On」をメドレーで歌い継ぎ、彼らの後継者たることを凄まじい迫力で迫ります。
ニュー・エディションのメンバーの中のソロ・ワークとしては、出色の出来。
01. Let's Get the Mood Right (Babyface [1]) - 5:14
02. Touch (Big Bub/Jefferson) - 4:10
03. Maybe (Gill/Harris/Lewis) - 5:39
04. Having Illusions (Rich) - 4:55
05. Bring It On (Rich/Rich) - 4:16
06. Take Me (I'm Yours) (Gill/Harris/Lewis/Powell/Powers) - 7:35
07. Love in an Elevator (Farrar/Taylor/Thomas) - 4:40
08. It's Your Body (Gill) - 5:32
09. Someone to Love (Kelly) - 3:51
10. 4 U Alone (Sure/West) - 4:24
11. Love U Right (Dupri/Gill/Seal) - 4:20
12. Simply Say I Love U (Farrar/Taylor) - 4:31
13. I Know You Want Me (Styles) - 4:03
14. So Gentle (Farrar/Taylor) - 5:07
なんだかかなり久々という印象のジョニー・ギルのソロ・アルバム。
プロデューサーにジャム&ルイス、キャラクターズ、トニー・リッチ、アル・B・シュア!、そしてR・ケリー、ゲストにはロジャー、スティーヴィー・ワンダーという豪華なメンツを揃えて臨みました。
内容ももちろん充実しており、ジョニーのヴァーカルも冴えています。
しかし、このソロ・アルバムが発売とほぼ同時期に自身が参加していたニュー・エディションの再結成アルバムがリリースされてしまい、タイミング的には最悪の結果 になってしまいました。
しかしどう聴いてもこっちのアルバムの方が質的には勝っており、もう少しリリース時期がどうにかならなかったのかな、と残念でなりません。
同世代の中では、素晴らしい声に恵まれ、感情表現もズバ抜けたものを持っているだけに、このアルバムももっともっと売れて欲しかったところです。
この作品を最後に彼はモータウンを離れてLSGに参加しますがその後の活動ははっきりせず、今後の動向が注目されるところです。
1. Still Winning / Firdie, Gill, Reasinger, Snyder / 3:59
2. Let's Stay Together / Cox, Smith / 3:59
3. In The Mood / Gill, Stacy, Young / 5:04
4. Just The Way You Are / Austin, Taylor, Watson / 3:43
5. Black Box / Garrett, Gibson, Jackson / 4:04
6. Long, Long Time / Cox, Dean, Garrett / 4:25
7. 2nd Place / Ross / 4:05
8. Who Is He / Bettis, Gill, Stacy / 5:19
9. It Would Be You / Hayes, Neverson, Taylor / 4:08
10. My Love / McCartney?, McCartney? / 5:32
ジョニー・ギルまさかの(!)復活作。
この作品もリリース直前でレコード会社とモメたということで出ないんだろな〜と思ってましたが、無事リリースされたことは喜ばしいですな。
制作陣もブライアン・マイケル・コックス、ジャム&ルイス、今となってはなつかしいトロイ・テイラーといったR&Bを知ってる布陣ですな。
(1)はカネさえありゃNe-Yoみたいにもっとハデハデしくやりたかったんだろな〜と思わせるアッパー。
このぐらいでちょうどいいぞ(笑)。
(2)が意外とイイ。
そして(3)がさすがトロイ・テイラーの手管でイイ感じのミディアムに仕上がっております。
昔ならもっと豪快に歌い倒してたでしょうが、曲にあわせた感じかな。
ジャム&ルイスの(5)はわりと地味なプロダクションですが、これも
(6)はLSGのキース・スウェットと、今となってはこの世にいないジェラルド・リヴァートの代わりに父親のエディ・リヴァートが参加しての一曲。
しかしキースは出たがりだなあ〜(笑)。
ちうか声に特徴がありすぎるんで目立ってるだけなのかな。
そしてエディ・リヴァートのヴォーカルがまったく衰えていないことに一驚いたしました。
すばらしい。
(7)は延々ファルセットですが、これはいいのか・・・?
スロウ(8)のイントロのシンセで若干キース・スウェットを連想いたしましたが、ジョニー色に染め上げており、エンディングはポール・マッカートニーのカヴァーで終了。
しっかりと自分のモノにしております。
全体的には落ち着いたトーンでまとめており、90年代アタマのように豪放に吠えるジョニー節がないのはちょっと物足りない気もしなすが、これはオトナになったと解釈すればいいんでしょうか。
たぶんライヴでは元気に吠えまくってると思うので、がんばっていただきたいですな。
とりあえずリリースされただけでヨシといたしましょう。