1. JUST ANOTHER LOVER
2. CAN'T GET ENOUGH
3. ANYTHING WORTH HAVING
4. LADY IN THE SHADOW
5. BRING YOUR LOVE AROUND
6. COVER GIRL
7. ALL NIGHT
8. PENTHOUSE LOVER
9. JUST GOT PAID - DUB MIX
ジョニー・ケンプのファースト。
メロウなのは(3)のみ、あとは80年代ダンス・サウンドの模範のようなサウンドがずらりと並び、特にカシーフ・サウンドの(1)(2)が白眉。
おまけトラックで彼の代表作(9)のリミックスが収録されてますが、まああってもなくてもいいような悪いような。
これがあると、このアルバム本来の魅力が拡散されちゃうような気がするんだよなあ。
でもまあ現在セカンドも廃盤状態でよっぽどのことがないかぎり再発されないだろうから、いいっちゃあいいんですけど。
1. JUST GOT PAID
2. ONE THING LED TO ANOTHER
3. MY ONLY WANT IS YOU
4. DANCIN' WITH MY SELF
5. URBAN TIMES MEDLEY :
[A]INNER CITY BLUES (MAKE ME WANNA HOLLER)
[B]MERCY MERCY ME (ECOLOGY)
6. FEELING WITHOUT TOUCHING
7. JUST LIKE FLYIN'
8. JUST GOT PAID (12" VERSION)
このアルバムの白眉は、テディ・ライリーの最初期の仕事の中でかなり大きな成果を挙げた(1)でしょうか。
トレヴァー・ホーンが84年に開発して、イエスやアート・オヴ・ノイズでものすごい効果を挙げたいわゆるオーケストラ・ヒットを黒人音楽に持ち込み、キース・スウェットの「I Want Her」とともにニュー・ジャック・スウィングの初期フォーマットを作り上げた記念すべき一曲。
ここ最近ニュー・ジャック・スウィングといえばゴーゴーを打ち込みに変えた、ハネたリズム感だけが取り上げられるような感がありますが、このオーケストラ・ヒットもその要素のひとつとして入れていいように思います。
その他の曲はほぼ前作の踏襲といってかまわないものですが、時代に一歩先んじたこの一曲で長く名を残す存在になったと言って良いでしょう。
マーヴィン・ゲイのカヴァーも今となってはサウンドがチープではありますが、意欲は十分に買えます。
国内盤の帯には「NEW YORKのビートごころ、光ってる!」とありましたが、ニューヨークのビートごころってなんだ?