Le Jit / Le Jit

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1. Say What You Want / Le Jit
2. Sexy Ways / Le Jit
3. Alizae / Le Jit
4. Sexuality / Le Jit
5. Afrodesiac / Le Jit
6. Summer Love / Le Jit
7. Sounds of Love / Le Jit
8. Silky Sheets / Le Jit
9. Sexual Explosion / Le Jit
10. Waiting for You Love / Le Jit
11. Cause I Love You / Williams
12. Fall in Love Again / Le Jit

このアルバムの発売当時、話題が話題を呼び、いっとき中古盤にアホみたいな値段がついておりました。
最近はいいかげん落ち着いたのかな。

わりとヒップホップな(1)からアルバムはスタート。
コン・ファンク・ファンの「Ffun」をサンプリングした(4)で軽いステップを踏ませた後、徐々にテンポはスロウになっていき、擬音ソウル(7)で淫靡な雰囲気を徐々に醸成していきますが、これがまだ露払いの段階。
(8)のアイズレー・ブラザーズ風味のイントロでいよいよ愛撫がはじまります。
(9)でおねいちゃんの首筋をなめさするがごとくの歌唱を聴かせ、(10)で若干正気に戻ったようにみせかけておいて、次のレニー・ウィリアムズのカヴァー(11)の激唱にとにもかくにもノックアウト!
中盤以降おそろしい盛り上がりを見せ、忘我の境地へいざなう熱唱を聴かせてくれます。
この身も蓋もない歌唱こそがソウルといえましょう。

大波が打ち寄せた後のピロウトークのような(12)でアルバムは幕を閉じますが、この時代において最もソウルを感じさせてくれたアルバムでしょう。
バッキングがしょぼかろうがなんだろうが、うたぢからでねじ伏せる力に溢れた傑作。

Legitimately Yours / Le Jit

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1. Skintone
2. 3 Ladies
3. Much Love
4. Play by The Rules
5. My Baby Love
6. I Like It
7. I Belong To You
8. Want To Hold U
9. Can I Get That Wicha
10. Silky Sheets
11. Baby Girl
12. In My Heart
13. It's All Good
14. Inspiration

前作が好事家に大絶賛されたル・ジットのセカンド。

前作同様ヒップホップな(1)からスタートですが、(2)のメロディアスなスロウで一度引いたかと思うと再度ヒップホップ(3)そしてまたメロメロな(4)とアップとスロウが交互に配置されています。
スロウは(5)が一番いいかな。
アルバム全体としては前作のような淫靡な雰囲気はなく、わりとフツウな感じの曲が多くて、ま、こんなもんかな。

前作が凄すぎてこのセカンドは過小評価される傾向にありますが、これはこれで良いアルバムだと思います。
ただまあ曲をバラバラッと置いた感があって、アップとスロウの配置に問題があるっちゃああるかもしれません。
前作みたいにどんどんテンポを落としていくやりかたのほうが良かったような気もしますが、本作はヒップホップ系のアップが多くてちょっとアルバムとしての整合性に欠けてるような。
時まさにチキチキビートの真っ最中で、コーラス・グループとしての立ち位置が非常に危ういところにあったという部分も考えるとやむを得ないことだったかもしれませんが。

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