Philippe Wynne / Philippe Wynne

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1. Sexy Girl
2. You Ain't Going Anywhere But Gone
3. Help Us To Stand
4. You Made Me Love You (Why Did You Do It)
5. Let Me Go Love
6. All The Way
7. Did I Jump
8. He Don't Love You
9. Lovin' You Is Killing Me
10. America We're Still #1
11. Whip It

元スピナーズのヴォーカルだったフィリッペ・ウィンのソロ・アルバム。
買おう買おうと思ってほったらかしにしてましたが、この度イギリスでリイシューされました。
ほとんどの本ではフィリップ・ウィンと書いてありますが、綴りだけだとどう見たってフィリッペだと思うんですがどうなんでしょうか。
フィリッペだとちょっとすかしっぺみたいで日本だとカッコわるめですが。

スピナーズを脱退した後はPファンク・オールスターズに参加したりしてたみたいですが、なんとなくイメージ湧かないんだよなあ。
もっともスピナーズ以前にはブーツィ・コリンズとバンド組んでたらしいんで、意外とファンクの方が体質に合ってたのかもしれませんが。

このアルバムはシュガーヒル・レコードからのリリースと言うことで打ち込み主体のアレンジでございます。
スピナーズ時代のファンからは、フィリー・サウンドからの転向ということで嫌われるかもしれませんが、スムーズな(2)なんかは普通にクラブ映えしそうだけどな。
(4)ではフィリッペの伸びやかなヴォーカルを聴くことができて満足。
メロウなミディアム(5)、しみじみとした(7)なんかスキ。

そしてフィリッペの語りからはじまるアメリカ賛歌(10)、どこに行っちゃったのか今となっては誰も知らないクール・モー・ディーが在籍してたトレチャラス・スリーのフィーチュアリング・シンガーとして参加した(11)がおまけ収録されております。

中庸ではございますが、出来のよいアルバムですな。

この後フィリッペは急死してしまい、これが遺作ということになります。

添付ファイル: filepwynne.jpg 2586件 [詳細]