Soul Supreme / Sam Bostic

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1. Welcome to tha Soul Show / 0:56
2. Get Away / 5:24
3. Luv Game / 3:08
4. Zodiac Sign / 5:07
5. Still Missing U / 4:23
6. This Is Your Song / 4:34
7. Break Up 2 Make Up / 4:00
8. 1 More Try / 3:51
9. Take Our Time (Robot Intro) / 0:05
10. Take Our Time / 3:31
11. Sexy Mama / 4:23
12. Break Up 2 Make Up [Extended Version] / 5:19

96年にトニーズのティモシー・クリスチャン・ライリーのプロデュースでデビューしたグループ、アートゥン・ソウルのメンバーだったサム・ボスティックのソロデビュー盤。
アートゥン・ソウルのアルバムを引っ張りだしてメンバーを確認しましたが、サム・ボスティックなんて名前はどこにもなかったのでガセなんじゃないかと思いましたが、アルバムジャケ写の真ん中にいるトレイシーという名前のメンバーがどうやらそうなんじゃないかと思うにいたりました。
しかしなんでトレイシーがサムって名前になるんだ。
そして12年もなにやってたんだと思ったらヒップホップのプロデュースやってたのか。
2PACの「Me Against The World」にも一曲参加してるし・・・、ちうかアートゥン・ソウルのアルバムやる前の話じゃん。

アルバムぜんたいとしては当時ちょっとだけブームになったニュー・クラシック・ソウルの文脈で制作されたもので、最近のいわゆるネオ・ソウルがどこからやってきたのかよくわかります。

ラファエル・サディークがプロデュースしたスウィート・ソウルな(4)、そしてコーラス・ワークがトニーズを思い起こさせる(6)で悶絶。
そのほかの曲も甘く甘く仕上げており、ゴリゴリのヒップホップにうんざりした皆様には素晴らしい糖分補給盤となるでしょう。
アートゥン・ソウル時代に比べて歌もうまくなってるし、こんなにいいとは思わなかった。

そして誰も注目しておりませんが、制作陣の中にデレク・"D.O.A"・アレンがいるのにビックリしました。
有名どころでは92年のボビー・ブラウンのアルバム「Bobby」にひっそり収録されていたスロウ「College Girl」の作者で最近はゴスペルあたりで活動してたみたいですがまだやってたのかとうれしくなりました。

12年の間に成長したことがよくわかる、丁寧に作り込んだ感が伝わってくる好盤。

添付ファイル: filesbostic.jpg 1900件 [詳細]