01. For All the Ladies / Al E Cat, Lade Bac, Sinomin / 4:42
02. Soft / Al E Cat, Winfree / 4:28
03. One on One / Al E Cat, Winfree / 5:40
04. Dinner Time / Al E Cat, Lade Bac / 4:54
05. Lady With the Light Brown Eyes / Al E Cat, Lane / 4:45
06. Funny / Al E Cata, Lade Bac, Lane / 3:53
07. Can We Talk? / Al E Cat, Phillips / 4:35
08. Always / Al E Cat, Benton, Lade Bac ... / 4:26
09. Good Good Lovin / Al E Cat, Lade Bac / 5:01
10. Slow Jam / Winfree / 4:42
どうもCollins兄弟とPayne兄弟が合体してできた、まるでJodeciみたいな構成のグループですが、音楽的にはほとんどJodeciっぽさがありません。
どちらかというと、クセのないヴォーカルでスムーズに歌い綴るあたり、98年に話題になったBy Chanceにたたずまいは似てるでしょう。
(そういえばどこいったんだ、By Chance)
個人的にはヴォコーダーの妙な雄叫びから、おねえちゃんの「もう待てないワ」というイントロからはじまるスロウ「One On One」と、タイトルもステキな5曲目の「Lady With The Light Brown Eyes」がお気に入りですが、注目はなんといっても9曲目のシングル曲「Good Good Lovin'」でしょう。
途中ドラマティックスの「In The Rain」を引用しつつ進んでいく世界は独自性に溢れています。
10曲目の「Slow Jam」は「お、ミッドナイトスターのカヴァーか?」と思わせといて、妙なリズムのへんな曲。
アルバム全編にわたってヴォコーダーを使う頻度が高く、ひょっとしてザップ好きなのかとも思いましたが、ファンクは特になし。
3曲目以降のミディアム〜スロウを楽しむべきアルバムでしょう。
しかし、ヴォーカル・グループの隆盛が終わってしまった現在、この後の黒人音楽シーンがどのような展開になるのか、こういった新進のグループにとっては2枚目のアルバムの内容以前に、アルバムそのものを出せるかどうかの問題がありますので、こういったグループには是非がんばってほしいものです。
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