1. Interlude (Sweat) - 1:23
2. Happy Days (Stewart/Sweat) - 5:19
3. Don't Keep Me Waiting (LeVert?/Stewart/Sweat) - 4:16
4. Girl U for Me (Murray/Sweat) - 4:30
5. Freak Me (Murray/Sweat) - 4:35
6. When I Think About You (Glenn/Jenkins/Murray/West) - 3:55
7. Baby It's You (Sweat) - 4:05
8. Lose Control (Murray/Sweat) - 5:16
9. It Had to Be You (Jenkins/Murray/Sweat) - 4:10
10. I Gave to You (Hart) - 4:49
キース・スウェットが初めて他のグループをプロデュースしたということで、話題となりました。
とはいうものの、グループとしての力量も相当なものです。
強力なリードヴォーカルがいるという訳ではありませんが、「コーラス・グループ」としてのまとまり、という部分で素晴らしいものがあります。
構成としては、前半にアップ、後半にスロウというごくオーソドックスな形をとっています。
チャートを賑わした「Freak Me」もよいですし、デルフォニックスのカヴァーもナイス。
個人的には、スロウの「It Had To Be You」が大好きです。
ジミな作品なんで、あんまり話題にのぼりませんが(笑)。
Silkはこの後キース・スウェットのもとを離れて、アルバムを出し続けていきますが、やはりこのファースト・アルバムの素晴らしさには格別 のものがあります。
また、キース・スウェットはこの作品の他にも、プロデューサーとして何組かのグループを手がけて いきますが、どの作品も一聴するだけで、「あ、キースだ」と分かるほど彼らしさが溢れています。
01. Hooked on You (Jones/Karlin/Martin/Soulshock)
02. Because of Your Love (Chambers/Karlin/Soulshock)
03. It's So Good (Karlin/Martin/Soulshock)
04. Don't Rush (Jenkins/Stewart)
05. I Can Go Deep (Chapman/Evans/K-Von/Thomas)
06. What Kind of Love Is This (Howcott/Officer/Parks)
07. Don't Go to Bed Mad (LeVert?/Nicholas)
08. Don't Cry for Me (Glenn/Jenkins/Rasboro)
09. Now That I've Lost You (Brown/Hall/Martin/Matias)
10. How Could You Say You Love Me (McKinley?/Officer)
11. Remember Me (Antoine/Bennett/Officer)
キース・スウェットによって発掘され、93年にデビューした5人組のセカンドアルバム。
今回はキースの参加はなく、リヴァートやデイヴ・ホール達の複数のプロデューサーを起用し、自分たちがエグゼクティヴ・プロデューサーとしてまとめあげるという手法をとりました。
なんかキース側とうまいこといってなかったのかな〜。
アルバムとしての統一感は薄れた感じ。
(1)〜(3)はソウルショックというチームが制作を手がけてますが、彼らのコーラスにちょっと負け気味。
もうちょい重みのあるプロダクションを施してあげればいいのにと思ってしまいました。
このアルバムの白眉はリヴァート制作の(7)。
二段構成の妙といい、コーラスワークの見事さといい、彼らの実力のすべてが注ぎ込まれています。
01. The Return (Glen/Jenkins)
02. Tonight (Allamby/Browder/Roberson)
03. Let's Make Love (Allamby/Browder/Roberson)
04. If You (Allamby/Browder/Dickerson/Roberson)
05. Meeting in My Bedroom (Allamby/Browder)
06. Satisfied (Jenkins)
07. Baby Check Your Friend (Basora/Morales/Siegel)
08. I Wonder (Jenkins/Mobley/Rasboro/Smooth)
09. Sexcellent (Allamby/Browder)
10. Love You Down (Allamby/Cameron/Gates/Glenn/Jenkins/Rasboro/Wilcher)
11. Superstar (Cameron/Jenkins/Rasboro)
12. Playa Road (Cameron/Jenkins/Rasboro)
13. Please Don't Go (Allamby/Chambers)
14. Back in My Arms (Roane/Wilcher)
15. Turn-U-Out (Howcott/Jenkins/Parks)
16. If You [2000 Watts Remix] (Allamby/Browder/Dickerson/Roberson)
17. The Vaughn Harper Interview
99年にリリースされたSilkの最高傑作。
もともとは93年に、キース・スウェットのプロデュースでデビュー、アルバムは高い評価を受けました。
キースがプロデュースからはずれたセカンドは個人的にはイマイチでしたが、このサードで完全復活!
プロデュースはLSGの「My Body」のプロデュースで一気に最前線に躍り出た2000Wattsが大半をやっており、アルバムとしての統一感が生まれました。
もうのっけからキメまくりのコーラスが炸裂しており、いやが応でも期待させられます。
つかみは(2)でバッチリ!
この路線は後年2000Wattsが手がけるK-ci&JoJo?の「Crazy」に繋がる部分かと思われます。
そして5曲目のスロウ「Meeting In My Bedroom」で一度目の頂点に…(笑)。
個人的にはイントロのコーラスでノックアウトされてしまいました。
99年度最高のスロウ!と言っても過言ではないでしょう。
この後も「Sexcellent」などのスロウが目白押し。
いや、気にいりました。
とにかく99年に聴きたおした一枚。
01 Welcome 2 The Love Session (interlude)
02 We're Calling You
03 Love Session
04 Nursery Rhymes (intro)
05 Nursery Rhymes
06 Ebony Eyes
07 Treated Like A Lady
08 AHH
09 I Didn't Mean To
10 Don't Go (feat. Tamar Braxton)
11 I'm Sorry
12 Return Part 2 (interlude)
13 Afterplay
遂にリリースされたSilkの4枚目のアルバム。
もともと93年にキース・スウェットに見いだされて「Lose Control」でデビュー、2枚目はやや低調だったものの、99年にリリースされた「Tonight」で完全復活、新作が待たれていました。
前回に引き続きプロデュースは2000Wattsのダレル・アランビィとSilk。
新たなるブレーンを獲得したSilk、そして自らの実力を遠慮なしに注ぎ込めるグループと出会った2000Wattsと、現在におけるシンガーとプロデューサーの理想的な姿があります。
例えは古いですが、60年代モータウンのホーランド=ドジャー=ホーランドとフォー・トップスとの関係を連想させます。
2000Watts は相変わらずの好調ぶりを発揮、前作「Tonight」のハイライト「Meeting In The Bedroom」みたいな押し一点張りの悶絶スロウはないものの、K-Ci&JoJo?の「Crazy」でのプロデュースで見せた一歩引いた技をここでも発揮、ミディアム〜スロウ中心の構成でSilkの持ち味を存分に引きだし、Silkも2000Wattsサウンドに乗ってブ厚いコーラスを聴かせてくれます。
アイズレー・ブラザーズの影響濃い(5)、穏やかな曲調の中にも熱いコーラスでぎゅっと引き締める(6)、そして元ブラクストンズのテイマー・ブラクストンをゲストに歌いまくる(10)、シンプルな(11)がいい感じ。
ソングライターには2000WattsがLSGの次に手がけたシンガー / ラッパーのLinkもいましたが最近どうしてるのかな〜。
アルバム全体としてもプロデューサーがダレル・アランビィとSilkだけというのが功を奏して、まとまりのある作品になりました。
惜しむらくは2000Wattsならではのアップが何曲か欲しかったくらいかな。
とはいうものの今回も傑作、超おすすめ盤です。