01.Intro Alicia's Prayer (Acappella)
02.Karma
03.Heartburn
04.Woman's Worth (Live)
05.Unbreakable
06.How Come You on't Call Me
07.If I Was Your Woman
08.If I Ain't Got You
09.Every Little Bit Hurts
10.Streets of New York (City Life)
11.Wild Horses
12.Diary
13.You Don't Know My Name
14.Stolen Moments
15.Fallin'
16.Love It or Leae It Alone/Welcome to Jamrock
17.Unbreakable (Multimedia Track)
18.Bonus Material
若き歌姫、アリシア・キーズのライヴDVD。
05年7月にニューヨークで収録されたもの。
ダニー・ハザウェイの「Live」に影響を受け、「わたしもああいうのやりたい!」とばかりにMTVに自ら企画を売り込み、実現させたライヴ。
ジェイムズ・ブラウン、ダニー・ハザウェイ、アレサ・フランクリンなど名だたる偉人達といえども、結局はプレイヤーと観客との相乗効果であれだけの大傑作に仕上がったことを思えば、この日はそのマジックは起こらなかったかなと。
(5)ではエディ・ケンドリックスの「Intimate Friend」を生サンプリング。
ハイライトは(7)(8)かな。
(10)ではスティーヴィーの「Living For The City」を引用してるし、観客ももっと盛り上がっていいはずなのに。
(11)はストーンズのカヴァー。
コテコテのR&Bというよりは、わりと味つけ薄めのショウでした。
もっとイイ意味でハジケてもよかったんじゃないかなと。
バックも落ち着き過ぎというかなんというか。
ジェイムズ・ブラウンがJB's、アレサ・フランクリンがキング・カーティス・バンド、ダニーがアトランティックの一流セッションマン達をバックに灼熱の演奏を繰り広げたのに比べるとちょっとパワー不足というか、ファンクが足りないというか。
だったらダニー・ハザウェイのライヴでバックをつとめたコーネル・デュプリーとかフィル・アップチャーチとか呼ぶとかね。
ネットで配信された動画で、コーラスにレイ・グッドマン&ブラウンを迎えて(13)を歌ったのがすっごくよかったんですが、この企画もそういうオールド・スクーラー達との共演路線にしちゃえばよかったのにと。
一番盛り上がってるのがボブ・マーリィの息子をゲストに迎えたレゲエの(16)っていうのもどうなの…?
…でもまあかわいいからいいや(笑)。
で、問題はおまけトラック。
リハ風景とか収録されてるんですが、そこじゃJB風のカッコイイファンクもやってるし、ワケわからん。
そういうのをもっとやれって。
ちうか、リハでやってる曲の方がカッコいいぞ。
CD+DVDのセットも出てて、音楽だけだとちょっと退屈かもしれませんが、映像つきだとかなり楽しめるので、買うならDVDがおすすめ。
01. Harlem's Nocturne (Keys/Millsap/Mosley/Nelson ) - 1:43
02. Karma (Jones/McMurray?/Sawyer ) - 4:16
03. Heartburn (Bailey/Kent/Keys/Lilly/West/West/Williams ) - 3:28
04. If I Was Your Woman/Walk on By (Brothers/Keys/Smith ) - 3:06
05. You Don't Know My Name (Keys ) - 6:06
06. If I Ain't Got You (Brothers/Keys ) - 3:48
07. Diary performed by Keys /Tony! Toni! Tone! - 4:44
08. Dragon Days (Brothers/Harrison/Hopkins/Keys/Lilly/Smith ) - 4:36
09. Wake Up (Brothers/Keys ) - 4:27
10. So Simple (Davis/Harris/Keys/Lilly ) - 3:49
11. When You Really Love Someone (Brothers/Keys ) - 4:09
12. Felling U, Feeling Me (Interlude) (Keys ) - 2:07
13. Slow Down (Green/Keys/Rose ) - 4:18
14. Samsonite Man (Keys/Rose ) - 4:12
15. Nobody Not Really (Keys/Smith ) - 2:56
BMRでベタ褒めだったので聴いてみました。
最近の女性モノの流れがよくわからないんですが、この人は歌姫タイプじゃなくて、自分でもサウンドクリエイトしますよってタイプみたいで、そうすると流れ的にはローリン・ヒル以来のタイプになるのかな。
基本的にはヒップホップを通過しつつも生音を大事にしてますタイプで、ビューティーなルックスも相俟ってレコード会社がカネ使ってるなって感じですね(笑)。
内容的にはシングルカットされた(5)がやっぱり一番イイ出来。
精緻なコーラスとピロピロなピアノの上を滑らかに歌っていくアリシアちゃんがすばらしい。
(7)はトニーズ名義になってるわりには、ティモシー・クリスチャン・ライリーしかクレジットされてないし、どうなってるのかな。
ドゥウェイン・ウィギンズがプロデュースした(4)はグラディス・ナイト&ザ・ピップスのヒットのカヴァー。
この曲に限らず彼女の唱法は完全にオールド・スクールの影響を受けており、このへんがBMRの玄人スジをうならせたのかもしれません。
しかしこの子が所属してるJ-Recoedsはどこ系列なんだろうか。
HPに行ってみたらTyreseやNext、Busta Rhymesに混じってロッド・スチュワートの名前なんかもあったりしてちょっとビックリしました。
感想などありましたらどうぞ。