The Best Of Atlantic Years / Ray Charles

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01 It Should've Been Me
02 Don't You Know
03 Blackjack
04 I've Got A Woman
05 What Would I Do Without You
06 Greenbacks
07 Come Back
08 A Fool For You
09 This Little Girl Of Mine
10 Hallelujah I Love Her So
11 Lonely Avenue
12 It's Alright
13 Ain't That Love
14 Swanee River Rock
15 That's Enough
16 What' I'd Say (Part 1)
17 (Night Time Is) The Right Time
18 Drown In My Own Tears
19 Tell The Truth (Live)
20 Just For A Thrill

レイ・チャールズのアトランティック時代のベスト盤。
最初の録音の頃は割合ブルーズっぽかったですが、ヒットした(4)では逆にゴスペルの切り口でブルーズを歌って見せました。
とはいうものの、当初はかなりの批判があったみたいです。
そりゃゴスペルのリズムで「おねえちゃんをモノにしたぜ〜♪」じゃあ教会関係者はみんな怒るだろな〜。
そして(16)では当時最新のエレクトリック・ピアノがブンブン唸ります。
リズムもラテン・ビートで、新境地を開いたと言えましょう。
ここでのヴァージョンはレイレッツとの掛け合いがなく、ちょっと不満。
後のABC時代よりも、こちらの方がストレートなR&Bが並んでて、個人的には好きですね。

Greatest Hits / Ray Charles

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01 Georgia On My Mind
02 Unchain My Heart
03 Born To Lose
04 One Mint Julip
05 You Don't Know Me
06 Smack Dab In The Middle
07 Crying Time
08 Hide Nor Hair
09 Let's Go Get Stoned
10 That Lucky Old Sun
11 Don't Change On Me
12 Your Cheating Heart
13 I Don't Need No Doctor
14 Careless Love
15 My Heart Cries For You
16 I Choose To Sing The Blues
17 If You Were Mine
18 Baby Don't You Cry
19 Here We Go Again
20 Yesterday

アトランティックからABCへ移籍したレイ・チャールズのベスト。
この時代からレイはカントリー&ウェスタンへの傾倒を深めていきます。
レイの少年時代はまだ娯楽の中心はラジオだったみたいですが、そこでかかるポピュラー音楽のほとんどはカントリー&ウェスタンで、黒人音楽を専門にかけるラジオは少なかったみたいです。
そういう音楽を聴きながら育った人は多いらしく、パーシー・スレッジなどもリズム&ブルーズという音楽のジャンルがあったとは知らなかったらしいです。
なので、レイにとっては自分が聴いて育った音楽への回帰、という意味合いが強かったんでしょう。
ヒット曲(3)なんかはカントリー風味満点。
しかし、ストリングスから白人っぽいコーラスからどっさりで、個人的には胸やけしちゃうんだよな〜。
大傑作(1)(2)があればいいかな〜という感じではありますが。
あ、(20)はビートルズのカヴァーです。
こういった選曲からも彼がこの時世界的なエンターテイナーとして活躍していたことがわかるでしょう。
この後彼はコンスタントにアルバムを発表していき、93年に発表した「My World」はスティーヴ・ガッド、グレッグ・フィリンゲインズ、ジェフ・ポーカロ、ポール・ジャクソン・Jrの他、なんとチャッキー・ブッカーをゲストに迎えた意欲作で、この場を借りておすすめ、としておきましょう。

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