01. Brown Sugar (D'Angelo/Muhammad) - 4:22
02. Alright (D'Angelo) - 5:15
03. Jonz in My Bonz (D'Angelo/Stone) - 5:56
04. Me and Those Dreamin' Eyes of Mine (D'Angelo) - 4:46
05. Shit, Damn, Motherfucker (D'Angelo) - 5:14
06. Smooth (Archer/D'Angelo) - 4:18
07. Cruisin' (Robinson/Tarplin) - 6:28
08. When We Get By (D'Angelo) - 5:48
09. Lady (D'Angelo/Saadiq) - 5:47
10. Higher (Archer/Archer/D'Angelo) - 5:27
最初聴いた時は、なんかとっつきにくくて、なんだかんだでリリースから1年以上経ってから購入したんだけど、聴くほどに深みを増すディアンジェロのデビュー・アルバム。
発表当事は、ジャズの影響が濃いといわれましたが、どちらかといえば全体的にスライの「There's A Riot Goin' On」とかカーティスの「There's No Place Like America Today」みたいなお先真っ暗ムードと、妙にフワフワした感覚を味わうことができると言った方がよいでしょう。
あるいは90年代における最もコンテンポラリーな形で表現されたブルーズ、というところでしょうか。
自分にとってのベスト・トラックはセクシーな「Lady」かな。
ディアンジェロのスタイルはリンデン・デヴィッド・ホールなどのフォロワーを生み、所謂ニュー・クラシック・ソウルの一つの流れをつくりました。
この人の経歴ですが、アポロ・シアターのアマチュア・ナイト出身で、そのステージで歌ったのが、ピーボ・ブライソンの「Feel
The Fire」だっていうんだけど、どういう風に歌ったのか聴いてみたいなあ〜。
1. Me and Those Dreamin' Eyes of Mine (D'Angelo) - 4:52
2. Can't Hide Love (Scarborough) - 4:09
3. Cruisin' (Robinson/Tarplin) - 6:34
4. Sh*t, Damn, Motherf*cker (D'Angelo) - 5:37
5. Lady (D'Angelo/Saadiq) - 7:03
6. Brown Sugar (D'Angelo/Muhammad) - 10:41
日本のみでのリリースだったらしいディアンジェロのライヴ・ミニアルバム。
ロンドンで録音されたこのアルバム、カーティス・メイフィールドやダニー・ハサウェイ等のライヴと似たような手触りを感じさせます。
ギター、ベース、キーボード、ドラムにコーラスを配したシンプルなセットから紡ぎだすグルーヴはクールかつ内実はホット。
レイドバックした(1)から始まりますが、このあたりがニュー・クラシックスの特色といえるのでしょうか。
(2)(3)はアース・ウィンド&ファイアとスモーキー・ロビンソンのカヴァー。
健全なイメージのアースやスモーキーのカヴァーをしても、どうしても彼独特のセクシーさを醸し出してしまいます(笑)。
(5)(6)は言うまでもない大ヒット曲。
こういうアルバムならフル・アルバムで聴いてみたいな〜。
ミニアルバムというのが本当に惜しい。
01. Playa Playa (D'Angelo/Questlove/Stone) - 7:06
02. Devil's Pie (D'Angelo/Martin) - 5:21
03. Left & Right (D'Angelo/Fareed/Noble/Smith) - 4:46
04. The Line (D'Angelo) - 5:16
05. Send It On (Archer/Bell/Brown/D'Angelo/Mickens/Redd/Smith/Sparrow/Stone/Thomas/Westfield) - 5:56
06. Chicken Grease (D'Angelo/Poyser) - 4:38
07. One Mo'gin (D'Angelo) - 6:13
08. The Root (Archer/D'Angelo/Hunter) - 6:33
09. Spanish Joint (D'Angelo/Hargrove) - 5:44
10. Feel Like Makin' Love - 6:22
11. Greatdayndamornin'/Booty (D'Angelo/Hunter/Stone/Thompson) - 7:35
12. Untitled (How Does It Feel) (D'Angelo/Saadio) - 7:10
13. Africa (Archer/D'Angelo/Questlove/Stone) - 6:13
95年に「Brown Sugar」で衝撃的なデビューを飾ったディアンジェロ待望のセカンド・アルバム(ライヴ盤は除く)。
ファーストも生音中心の作りでしたが、今回はその路線を踏襲しつつ相当ストイックに作ってきたなという感じがします。
中ジャケでは女性に囲まれてる写真もありますが、なんかいやらしさを感じない(笑)。
ヒップホップ・サウンドと生音の融合を目指したと思しき全体的にストイックな音がずらりと並ぶ中、甘い味つけになっているのは、息子さんの誕生をきっかけに作られたらしい「Send It On」、そして今回のカヴァーとなるロバータ・フラックの「Feel Like Makin'
Love」。
このカヴァーの意図はよくわからないけど、このアルバム収録曲中、唯一何も考えないで聴くことができる曲(笑)。
ライヴではアル・グリーンやカーティスのカヴァーをやるらしいけど、それ一回聴いてみたいな〜。
そして、ハイライトのひとつとなる「Untitled (How Does It Feel)」では、プリンスに大きな影響を受けたと思しき激しいファルセットを聴かせてくれます。
共作したトニー・トニー・トニーのラファエル・サディークはファースト・アルバム収録の「Lady」を一緒に作った仲、ここでもがっちりとしたチームワークが光ります。
ニュー・クラシック・ソウルというカテゴリーの中で語られ、リンデン・デヴィッド・ホールのようなフォロワーまで生んだディアンジェロ、同じカテゴリーの中に含まれるエリック・ベネイやラサーン・パターソンを飛び越えて、全く違うジャンルに行ってしまったような気さえします。
アルバム全体の印象としては、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの「暴動」や、カーティス・メイフィールドの「There's No Place Like America Today」に似てます。
ともかく傑作。
01. D'Angeloduction
02. Brandy "Baby" (D'Angelo and Baby Fro Uptown Remix)
03. "Me and Those Dreamin' Eyes of Mine" (Primo Two Way Street Mix, Def Squad Remix feat. Redman, Dreamy Remix, King Tech Remix, Live Version and Jay Dee Remix)
04. "Brown Sugar" (Alternate Version, Soul Inside 808 Mix, Dollar Bag Mix, Dime Bag Mix, Beatminerz Remix feat. Kool G Rap)
05. "Lady" (CJ Mackintosh Mix, Primo Remix feat. AZ, Live Version)
06. "Cruisin'" (Wet Remix, Dallas Austin Remix, Live Version)
07. A Tribe Called Quest "Crew" (yeah, that's D playing the keys here)
08. Vertical Hold feat. D'Angelo "Pray"
09. Angie Stone For Devox feat. D'Angelo "Everyday"
10. D'Angelo & Erykah Badu "Your Precious Love" (Marvin Gaye and Tammi Terrell's cover)
11. The Boys Choir of Harlem feat. D'Angelo "Overjoyed"
12. "I Found My Smile Again"
13. Black Men United feat. Boyz II Men, D'Angelo, ... "U Will Know" (First major success)
14. "Girl You Need A Change Of Mind" (Eddie Kendricks' cover)
15. "Everybody Loves The Sunshine" (Roy Ayers' cover)
16. The Roots feat. D'Angelo "The 'Notic" + "The Hypnotic" + "The Spark"
17. BB King feat. D'Angelo "Ain't Nobody Home"
18. Live "Sweet Sticky Thing" (Ohio Players' cover) + "I'm So Glad You're Mine" (Al Green's cover) + "Heaven Must Be Like This" (Ohio Players' cover)
19. GZA feat. D'Angelo "Cold World" Remix
20. Method Man feat. D'Angelo "Break Ups 2 Make Ups"
21. Slum Village feat. D'Angelo "Tell Me"
22. Common feat. D'Angelo "Geto Heaven" Part Two
23. Lauryn Hill feat. D'Angelo "Nothing Else Matters"
24. "Left and Right" feat. Method Man and Redman (Red Astaire "Follow Me" Version , Alternate Version)
25. "Devil's Pie" (DJ Premier's Raw Mix, 45 King's Remix, Red Astaire "Ghetto Hell" Version)
26. "Africa" (Acoustic Version + LP Version)
27. "Spanish Joint" (Acoustic Version + LP Version)
28. "She's Always In My Hair" (Prince's cover)
29. Raphael Saadiq feat. D'Angelo "Be Here"
30. The Roots feat. D'Angelo "Break You Off" (Original Mix)
31. D'Angelo, Femi Kuti and Macy Gray, the Soultronics, ... "Water Get No Enemy" (Fela Anikulapo-Kuti's Cover)
32. Roy Hargrove feat. D'Angelo "I'll Stay" (Funkadelic's cover)
33. "Sing A Simple Song" feat. Isaac Hayes and Chuck D (Sly and the Family Stone's cover)
デビュー10年を経てもまだ2枚しかアルバムを出していないにも関わらず(ライヴはカウントしないで)未だにR&B界ではフォロワーが後を絶たないVIP、ディアンジェロのこれまでのお仕事を網羅しまくったミックスCD。
プロデュース作や客演作も収録しているので「おお、こんなのにも参加してたのか。」というモノにも巡りあえます。
(11)とかオリジナルはけっこう値段上がってるしなあ。
あとはカヴァーの多さが特筆モノ。
主に企画モノやサントラに参加した時に好き勝手にやりました、みたいな感じなんでしょうが。
また、ライヴの(18)なんかは音源の出所がまったくわからないんですが、これが素晴らしい。
もっと聴きたい…。
音源的には当然というか素晴らしいものばかりなのでなんの問題もないんですが、唯一にして最大の欠点は、全部の音源をフルで聴きたくなる…、ということでしょうか(笑)。