01. Welcome to the Colored Section (Donnie) - 0:44
02. Beautiful Me (Donnie/Johnson) - 3:34
03. Cloud 9 (Donnie) - 5:08
04. People Person (Donnie) - 3:48
05. Big Black Buck (Donnie) - 5:44
06. Wildlife (Donnie) - 4:41
07. Do You K2006-10-02 (月) 16:48:34 (Donnie) - 4:55
08. Turn Around (Donnie) - 4:16
09. You Got a Friend (Donnie/Embry) - 5:30
10. Heaven Sent (Donnie) - 5:03
11. Rocketship (Donnie) - 3:12
12. Masterplan (Donnie) - 4:46
13. Our New National Anthem (Donnie/Ellington) - 3:29
14. The Colored Section (Donnie) - 5:54
2002年の大型新人、ドニーさんのデビュー・アルバム。
最初ヒット曲の(7)を聴いた時はそのあまりにもスティーヴィー・ワンダーに酷似したスタイルにやや引いてしましたが、基本的にキライじゃないので買ってしまいました(笑)。
スタイルとしては、ニュー・クラシック・ソウルの方法論を踏襲しており、参加ミュージシャンも元アース・ウィンド&ファイアのギタリストだったアル・マッケイや、今や伝説となったビートルズのゲット・バック・セッションに参加して、70年代には自分名義の作品もヒットさせたビリー・プレストンもオルガンで迎えたりと、そのやり方も徹底しています。
(7)(8)(9)あたりはもう70年代のスティーヴィーそのまんま。
ここまで似ちゃうとどうかとも思うけど、ある意味ヒップホップにおけるサンプリング的な感じで捉えればすんなりと受け入れられるかも。
それに、聴いてて気持ちいいのは事実だからしょうがない(笑)。
ヴォーカルも当然スティーヴィーの影響を受けていますが、アーロン・ホールとかの激情歌バカ派とは違って手触りはあくまでサラリとしております。
でも彼自身が作り出す軽やかなビートとの相性は悪くないので、これでいいのかなと。
この手のスタイルのシンガーは白人層にも割とウケがよさそうなので、次作も期待したいところです。
1. Impatient People
2. 911
3. Over-The-Counter Culture
4. Classifieds
5. Suicide
6. If I Were You
7. Robot
8. Atlanta Child Murders
9. For Christ Sake
10. Mason Dixon Line
11. China Doll
12. The Daily News
13. If I Were You (Radio Version) (Bonus track)
14. Do You Know (Scotsman Remix) (Bonus track)
02年に「The Colored Section」でデビュー、ネオ・フィリーとともに注目を浴びたドニーのセカンド・アルバム。
日本ではフランク・マッカム等を出しているヴィレッジ・アゲインというレコード会社が発売しております。
前作と同じく打ち込みは使わず、元EW&Fのアル・マッケイや元ルーファスのボビー・ワトソンといったミュージシャンを起用、70年代的な味わいを醸し出しております。
(2)のタイトルは「あの」事件と、日本で言うところの「110番」とを掛けた意味合い。
(3)では早くもスティーヴィー・ワンダー風味が全開、ほぼそのまま突っ走ります。
(6)のハーモニカはもう完全に、の世界ですな(笑)。
軽みのあるサウンドは悪くありませんが、70年代のサウンドを追求しているなら、個人的にはもうちょい低音の効いたサウンドが欲しかったところ。
歌詞については内省的なものが多く、甘い愛の歌は皆無。
ヒップホップ全盛の現在、アメリカ本国ではなかなか苦戦している模様ですが、イギリスなんかじゃウケないのかな。
そういった意味では生まれてくるのが30年遅かったのかもしれません。
ちうかライナーノーツで使われている「オーガニック・ソウル」という名称は日本だけなのかな。
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