01. She's Better Than You 2:22
02. You Don't Want Me 2:38
03. You've Got My Mind Messed Up 2:24
04. That's What I Want To Know 1:58
05. Love Attack 2:55
06. Coming Back To Me Baby 2:02
07. Forgetting You 2:55
08. Pouring Water On A Drowning Man 2:41
09. Lavable Girl 2:28
10. These Ain't Raindrops 2:31
11. To Love Somebody 3:19
12. Who's Been Warming My Oven 3:12
13. Please Your Women 3:45
14. I Don't Want To Be Hurt Anymore 2:24
15. I'm Going For Myself 2:25
16. The Dark End Of The Street 2:33
17. Let It Happen 2:25
18. My Adorable One 3:28
19. Everybody Needs Somebody 2:44
20. Row Row Your Boat 2:11
21. What The World Needs Now Is Love 2:12
22. I've Gotta Go 2:22
60年代ディープ・ソウルの一時代を築いたゴールドワックスの看板シンガー、ジェイムズ・カーの代表アルバム。
ちうか、当時をよくしらないので何とも言えませんが、ゴールドワックスとかサウンドステージ・セヴンなんていうレーベルは60年代はモータウンとスタックス(あるいはアトランティック)といった巨星の横っちょに居並ぶ、小さいけどキラリと光る星のひとつだったんでしょうか。
ヴィヴィド・レコードが出したゴールドワックスのコンピ盤で初めて聞きましたが、いやー、あの時の感動は忘れられない。
そのスタイルはあくまでも滑らかかつディープ。
なんというのか、クルマに例えると馬力というよりはアメ車の5リッターV8エンジンのありあまるトルクに乗って走っていくような唱法のイメージがあります。
ジャンプ・ナンバーにそれが顕著に現れます。
すこしもたったような感じも「うるせえなあ」という感じでアクセルをポーンと踏んで、キックダウンさせながらドドド、と疾走していき、一方、スロウになるとそのふんわりした乗り心地にうっとりさせてくれるようなそんなような。
とにかくふところの深いシンガーです。
今はイギリスのKENTがリイシューしたんでずいぶん入手しやすくなりました。
01 The Dark End Of The Street
02 These Ain't Raindrops
03 A Man Needs A Woman
04 Life Turned Her That Way
05 Freedom Train
06 Pouring Water On A Drowning Man
07 Everybody Needs Somebody
08 That's The Way Love Turned Out For Me
09 To Love Somebody
10 You've Got My Mind Messed Up
11 I'm A Fool For You
12 A Losing Game
13 Stronger Than Love
14 Lovable Girl
15 Forgetting You
16 Love Attack
17 She's Better Than You
18 Coming Back To Me Baby
19 That's What I Want To Know
20 Talk, Talk
21 I Can't Make It
22 Only Fools Run Away
23 You Don't Want Me
24 Lover's Competition
25 Row, Row Your Boat
26 Gonna Send You Back To Georgia
27 Let It Happen
28 A Message To Young Lovers
ゴールドワックスでのシングル盤全ブッこみ企画。
オーティス・レディングがスタックス人気に乗じて南部のみならず全世界にうって出たのに比べてジェイムズはインディでの活動を通して知る人ぞ知るシンガーといったたたずまいのような気がします。
でも(10)なんかはけっこう売れたのかな。
その声は(1)なんかを聴くと表面上はあくまでも滑らかながらも内実は凄まじくディープ。
ウィルソン・ピケットみたいにガナりまくるのがソウルフルだと勘違いしてた時期もありましたが、ジェイムズ・カーのこの曲を聴いてそれだけじゃないと考えが変わりました。
ライナーではシングル盤の写真もあってなかなか楽しめます。
結局2001年1月に亡くなるまでにゴールドワックス時代以外では華々しい活躍を収めることはできませんでしたが、ここに収められた作品こそディープ・ソウルの宝箱。
ソウル・ファン必携の一枚と言えましょう。
コメントなどありましたらどうぞ。