01. Intro / :49
02. Emotional / Hickson, Sting, Thomas, Winans / 4:31
03. I Wish / Flowers, Thomas / 3:48
04. Anything (Interlude) / 1:37
05. My Valentine / Chambers, Gordon / 4:11
06. Giving You All My Love / Hayes, Price, Thomas, Winans / 3:31
07. Cadillac Rap (Interlude) / Henderson / :54
08. Woke up in the Morning / Broady, Combs, McDaniels? ... / 4:12
09. Come to Me / Dent, Green, Jackson, Mitchell ... / 4:24
10. Cold, Cold World / Batson, Lawrence, Thomas / 4:20
11. Trouble Won't Last (Interlude) / 2:04
12. You Ain't Right / Flowers, Thomas / 3:16
13. Lady Lay Your Body / DeSandies?, Thomas / 5:08
14. Supastar / Keirulf, Schwartz, Smith ... / 3:51
15. Summer Rain / Myers, Rogers, Wonder / 3:52
16. Hey Now / Myers, Thomas / 5:21
17. Special Lady / Angelettie, Smith, Thomas / 4:33
ショーン・パフィ・コムズのバッド・ボーイズ・エンターテインメントから出てきた新人。
今年はメジャーからなかなか力のある作品が出てきてグッドだと思います。
バッド・ボーイズ系はメアリ・J・ブライジか112くらいしか聴いてないんで、あんまり詳しくないんですけど、これはナイス。
パフィの影響が少なくて(笑)。
まあ自らソングライティングできるという事が大きいと思いますが。
全体的にはミディアム〜スロウ中心のつくりで、「I Wish」がなかなかの作品で気に入りました(スティーヴィー・ワンダーのカヴァーではない)。
しかし「Cold, Cold World」といい、なんか、同名異曲が多いな〜。
プロデュース陣の中にマリオ・ワイナンスの名前を見つけましたが、この人って何年か前にアルバム出してたワイナンス・ファミリーの人だよね〜。
裏方に回ったのか?
ヴォーカルは、よく伸びるクセのない中庸的な声質で、安心して聴くことができ、いよいよ黒人音楽の流れがヴォーカル・グループからソロ・シンガーへとシフトしつつあるのがわかります。
でも、な〜んか華がないんだよな〜。
実力的には十分なんだけど。
それは…、顔がオッサンくさいから(爆)?
01. Let's Talk About It (Interlude) (Angelettie/Carstarphen/McFadden?/Thomas/Whitehead ) - 3:38
02. Anything (Harris/Thomas ) - 3:59
03. My First Love (Jones/Knight/Lawrence/Simmons/Smith/Spicer ) - 4:04
04. She Is performed by Thomas /LL Cool J - 4:17
05. Know It's Alright (Interlude) (Harris/Thomas/Yusef ) - 2:19
06. Make It Alright (City ) - 4:48
07. The Baby Maker (Desandies/Thomas ) - 5:03
08. Dreamer (Thomas/Thorton ) - 4:19
09. A Promise (Jordan/Knight ) - 4:22
10. But Me (Jones/Knight/Shorpshire/Stoddard/Thomas/Winans ) - 3:36
11. All You've Given (Davis/Harris/Thomas ) - 4:23
12. All My Love (Interlude) (City/Thomas ) - 1:56
13. Let Me Know (Bono/Dent/Edge/J./Pierre/Shorpshire/Thomas/U2/Vato ) - 5:36
14. Rebound (Roberson/Tribette ) - 6:47
15. That's What You Are (Interlude) (Leslie/Liang/Thomas ) - 2:19
16. Work It Out (Jordan/Thomas ) - 4:21
2000年にシングル「I Wish」で鮮やかにデビューし、アルバム「Emotional」も大ヒットしたカール・トーマス待望のセカンド。
バッド・ボーイズの10周年にあわせたかたちでリリースされましたが、これは素晴らしい。
もともと歌のうまさには定評がありましたが、今回もスティーヴィー系のテナー・ヴォイスがさらに成熟し、
という言葉がピッタリきます。
ぜんたいにオトナのソウル集という趣になっており、ヒップホップとは無縁のR&B一直線のつくりが清々しいです。
特に(7)のスウィートネス溢れるコーラスに腰砕け!
今回のアルバムのハイライトじゃないかな。
続くミディアムの(8)もコーラスが効果的に使われてて、このあたりセルフ・プロデュースの方が出来がイイです。
(13)ではU2の曲を下敷きにしたりという飛び道具を使ってますが、それもムリなく自分の世界に溶け込ませているあたりはさすが。
P・ディディについては賛否両論あるけれども、こういう素晴らしい作品を出されちゃうとグウの音も出ない。
これは買い!
01. (Intro) If I Could
02. Another You(Steppers Mix)
03. 2 Pieces
04. Thought You Should Know Feat.Lalah Hathaway
05. Somethin’ Bout You Feat. Brandy
06. If That Ain’T Love
07. Late Night Rendez Vous
08. Get You Back (Interlude)
09. So Much Better
10. Oh No(You Can’T Be Serious) Feat. Baby Cham
11. Can’T Get Over Feat. Dave Hollister
12. How Can We
13. If You Ever
14. Say I Do
15. I Miss You
16. Home
17. Another You (Original Version)
カール・トーマス3作目のアルバムはバッド・ボーイズから離れての作品。
元モータウン社長のジェリル・バズビーさんという人がUmbrella Recordingsというレコード会社を立ち上げており、そこと契約を結んだ模様。
日本配給は昨年K-Ciのソロ「My Book」をリリースしたフォーミュラレコーディングスがポニーキャニオン経由でディストリビュート。
制作陣はデビューからのつきあいとなるマイク・シティを中心に、ブライアン・マイケル・コックス、そしてジャム&ルイス等が参加。
シカゴ・ステッパーズの(2)、ブランディと共演した(5)など、スムースなビートが続く中、Baby Chamがフィーチュアされた(10)はレゲエ・ビートで面食らいますが、この人はジャマイカ系の人なのかな。
それともレゲトンにもちょっと目配せしたのかな。
デイヴ・ホリスターが客演した(11)も良し、ブライアン・マイケル・コックスの(13)なんか同じテナー系とあって、JOEとほとんど区別がつきません(笑)。
ジャム&ルイスの(16)は手堅い仕上がり。
円熟味が増しこそすれ、力の衰えはまったく感じません。
欲を言えば、エロいスロウが一発欲しかったかな。
おすすめ盤。
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