*The Best Of Atlantic Years / Ray Charles [#v898cd9a] #ref(raycharles.jpg); 01 It Should've Been Me ~ 02 Don't You Know~ 03 Blackjack ~ 04 I've Got A Woman ~ 05 What Would I Do Without You ~ 06 Greenbacks ~ 07 Come Back ~ 08 A Fool For You ~ 09 This Little Girl Of Mine ~ 10 Hallelujah I Love Her So ~ 11 Lonely Avenue ~ 12 It's Alright ~ 13 Ain't That Love~ 14 Swanee River Rock ~ 15 That's Enough~ 16 What' I'd Say (Part 1) ~ 17 (Night Time Is) The Right Time~ 18 Drown In My Own Tears ~ 19 Tell The Truth (Live)~ 20 Just For A Thrill~ ~ レイ・チャールズのアトランティック時代のベスト盤。~ 最初の録音の頃は割合ブルーズっぽかったですが、ヒットした(4)では逆にゴスペルの切り口でブルーズを歌って見せました。~ とはいうものの、当初はかなりの批判があったみたいです。~ そりゃゴスペルのリズムで「おねえちゃんをモノにしたぜ〜♪」じゃあ教会関係者はみんな怒るだろな〜。 ~ そして(16)では当時最新のエレクトリック・ピアノがブンブン唸ります。 ~ リズムもラテン・ビートで、新境地を開いたと言えましょう。~ ここでのヴァージョンはレイレッツとの掛け合いがなく、ちょっと不満。~ 後のABC時代よりも、こちらの方がストレートなR&Bが並んでて、個人的には好きですね。~ ~ *Greatest Hits / Ray Charles [#pbb28f59] #ref(rayhis.jpg); 01 Georgia On My Mind~ 02 Unchain My Heart ~ 03 Born To Lose ~ 04 One Mint Julip ~ 05 You Don't Know Me ~ 06 Smack Dab In The Middle ~ 07 Crying Time ~ 08 Hide Nor Hair ~ 09 Let's Go Get Stoned ~ 10 That Lucky Old Sun ~ 11 Don't Change On Me~ 12 Your Cheating Heart ~ 13 I Don't Need No Doctor~ 14 Careless Love ~ 15 My Heart Cries For You ~ 16 I Choose To Sing The Blues ~ 17 If You Were Mine~ 18 Baby Don't You Cry ~ 19 Here We Go Again ~ 20 Yesterday ~ ~ アトランティックからABCへ移籍したレイ・チャールズのベスト。 ~ この時代からレイはカントリー&ウェスタンへの傾倒を深めていきます。~ レイの少年時代はまだ娯楽の中心はラジオだったみたいですが、そこでかかるポピュラー音楽のほとんどはカントリー&ウェスタンで、黒人音楽を専門にかけるラジオは少なかったみたいです。~ そういう音楽を聴きながら育った人は多いらしく、パーシー・スレッジなどもリズム&ブルーズという音楽のジャンルがあったとは知らなかったらしいです。~ なので、レイにとっては自分が聴いて育った音楽への回帰、という意味合いが強かったんでしょう。~ ヒット曲(3)なんかはカントリー風味満点。~ しかし、ストリングスから白人っぽいコーラスからどっさりで、個人的には胸やけしちゃうんだよな〜。 ~ 大傑作(1)(2)があればいいかな〜という感じではありますが。 ~ あ、(20)はビートルズのカヴァーです。~ こういった選曲からも彼がこの時世界的なエンターテイナーとして活躍していたことがわかるでしょう。 ~ この後彼はコンスタントにアルバムを発表していき、93年に発表した「My World」はスティーヴ・ガッド、グレッグ・フィリンゲインズ、ジェフ・ポーカロ、ポール・ジャクソン・Jrの他、なんとチャッキー・ブッカーをゲストに迎えた意欲作で、この場を借りておすすめ、としておきましょう。