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*Make It Last Forever / Keith Sweat

97年の一大プロジェクト、LSG(ジェラルド・リヴァート、キース・スウェット、ジョニー・ギル)でも俄然その好調ぶりが目立つキース・スウェットのデビュー・アルバム。      
このアルバムに収められた「I Want Her」がスタイルとしてのニュー・ジャック・スウィングの最初のヒットとなり、またこの曲に後述するテディ・ライリーが参加していたこともあって、テディにばかり注目が集まり、キースの実力は不当に低く見られがちでしたが、自らが発掘したSilkのプロデュースを皮切りに、アイズレー・ブラザーズやオージェイズなどの仕事で高い評価を受け、いまや押しも押されもせぬ     立派なプロデューサー/シンガーに成長しました。 
また、彼の一方のトレード・マークであるスロウもかなり雰囲気を出しており、このアルバムではドラマティックスの「In The Rain」のカヴァーが注目されました。 
彼のアルバムについては91年の「Keep It Comin'」くらいまでがニュー・ジャック系といえますが、94年の「Get      Up On It」あたりからニュー・ジャック・スウィングの文脈からはずれた彼は、どちらかといえばアイズレー・ブラザーズに通     ずるトロトロセクシー派に転属、最新作ではそのアイズレー・ブラザーズのロナルド・アイズレーをゲストに充実した作品を作り続けています。
同時期にデビューしたシンガー/プロデューサー達に失速ぎみの人達が多い中、この人の活動には目をみはるものがあります。 

sb@管理人