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*True To Myself / Eric Benet [#fa8f06dc]
#ref(ebenet1.jpg);
01. True to Myself (Benet/Nash) ~
02. I'll Be There (Benet/Nash) ~
03. If You Want Me to Stay (Stewart)~
04. Let's Stay Together [Midnight Mix] (Benet/Demonte/Nash) ~
05. Just Friends (Benet/Demonte/Nash) ~
06. Femininity (Benet/Warren) ~
07. While You Were Here (Benet/Demonte/Nash) ~
08. Spritual Thang (Benet/Demonte Nash) 09. Chains (Benet/Demonte/Nash) ~
10. All in the Game (Benet/Demonte/Nash)~
11. More Than Just a Girlfriend (Benet/Nash)~
12. What If We Was Cool (Benet/Degroat/Nash/Troutman) ~
13. Let's Stay Together (Benet/Demonte/Nash)~
~
前年に登場したディアンジェロとソロによって火がついたニュー・クラシック・ソウルのブームに 乗って大ヒットした一作。 ディアンジェロやソロよりは柔らかく、アルバム収録曲ではロジャー(80年代に活躍したグルー プ、ザップのリーダー)をプロデューサーに迎えて、スライの「If You Want Me To Stay」を本人 そっくりのヴォーカルでカヴァーしたり、ブライアン・マクナイトっぽいスタイリッシュな「I'll Be There」があったりとヴァラエティに富んだつくりで、結構気にいっています。 ~
95年に絶頂を迎えたヒップホップ・ソウルに代表される打ち込み音に食傷気味だったというのも ありますが、この生音を多用したサウンドには本当に惹かれました。~
エリック・ベネイは90年代前半に「Benet」というグループで活動していましたが、その後ソロに転向、サントラ盤「Thin Line Between Love & Hate」中の「Let's Stay Together」という曲で注目され、その後このデビュー・アルバムを発表、ヒットとなっています。 ~
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*A Day In The Life / Eric Benet [#q69aecc0]
#ref(ebenet2.jpg);
01. That's My Way (Alford/Benet/Muhammad) - 5:15~
02. Georgy Porgy (Paich) - 4:40 ~
03. Spend My Life With You (Benet/Nash/Posey) - 4:35~
04. Something Real (Baker/Benet/Butler/Kenya B/Somethin' For The People/Watson)   - 4:33~
05. Loving Your Best Friend (Benet/Duplessis/Jean) - 4:20 ~
06. When You Think of Me (Benet/Duplaix/Poyser) - 5:43~
07. Lamentation (Alford/Benet/Muhammad) - 4:06 ~
08. Dust in the Wind (Livgren) - 4:30~
09. Why You Follow Me (Alford/Benet/Muhammad) - 5:24 ~
10. Come as You Are (Benet/Nash) - 5:11 ~
11. Love the Hurt Away (Benet/Nash/Posey) - 5:24 ~
12. Ghetto Girl (Benet/Posey/Young) - 4:11 ~
13. Love of My Own (Benet/Duplaix/Poyser) - 5:40~
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96年にアルバム「True To Myself」でデビュー、ニュー・クラシック・ソウルの一方の雄として注目されましたが、ブームそのものは翌年には沈静化、彼の動向が注目されましたが、このセカンド・アルバムでも基本的には生音重視の前作の路線を踏襲しつつも、アルバム単位    での捉え 方をしたのでしょうか、デビュー・アルバムのような、彼にできるスタイルを全部詰めこんだ幕の内弁当的な部分がなくなり、全体的に落ち着いたカラーに統一されています。~
96年にアルバム「True To Myself」でデビュー、ニュー・クラシック・ソウルの一方の雄として注目されましたが、ブームそのものは翌年には沈静化、彼の動向が注目されましたが、このセカンド・アルバムでも基本的には生音重視の前作の路線を踏襲しつつも、アルバム単位での捉え 方をしたのでしょうか、デビュー・アルバムのような、彼にできるスタイルを全部詰めこんだ幕の内弁当的な部分がなくなり、全体的に落ち着いたカラーに統一されています。~
楽曲で目をひくのは、何といってもTOTOのカヴァー、「Georgy Porgy」でしょう。~
まさか白人R&Bの曲をカヴァーするとは思いませんでしたが、彼ならではの意表をつくセンスのあらわれでしょう。~
また、ミシェル・ンデゲオチェロ(99年にアルバム発表)とも「Ghetto Girl」で共演していますが、これはミシェルの個性の方が強く出ているように思えます。 前述した「Georgy Porgy」がヒットしたことにより、ニュー・クラシック・ソウルは死んではいなかったことを見事に証明した一枚といえるでしょう。~

*Love & Life / Eric Benet [#q101766a]
#ref(ebenet4.jpg);
1. Love Patience & Time / Benet, Posey / 5:27~
2. The Hunger / Benet, Posey / 4:04~
3. You're the Only One / Benet, Gerard, Nash, Posey / 4:13~
4. Don't Let Go / Benet, Posey / 4:27~
5. Everlove / Benet, Posey / 5:10~
6. Chocolate Legs / Benet, Crouch, Smith / 4:29~
7. Weekend Girl / Benet, Posey / 4:51~
8. Iminluvwichoo / Benet, Posey / 4:39~
9. Spanish Fly / Benet, Chalmers, Duplaix ... / 4:30~
10. Still I Believe / Benet, Posey / 4:10~
11. Sing to Me / Benet, Nash, Posey / 4:44~
12. One More Tomorrow / Benet, Nash / 5:17 ~
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よろしければコメントをどうぞ。~
#comment
05年の「Hurricane」でキャリアも終わったかに見えたエリック・ベネイですが本作で見事に復活しました。~
まずはロイ・ハーグローヴをゲストに迎えた(1)が素晴らしい。~
そしてデビュー時からのジョージ・ナッシュをソングライティングに迎えた(3)が往年のベネイ節で気に入りました。~
そしてゴスペルライクなスロウ(5)はテリー・デクスターという女性シンガーとのデュエット。~
キース・クロウチが制作した(6)は96年のデビュー盤っぽくてこれも良。~
ミッド・ファンクな(7)(8)とテンポを上げていってなぜかラテンな(9)、そして落ち着いた(12)で幕を閉じますが、全体的に落ち着いた柔らかいサウンドで合格点。~
とりあえずこれでメジャーに残留決定でしょう。


*Lost in Time / Eric Benet [#ecd90e01]
#ref(eric5.jpg);
1. Never Want to Live Without You / Benet, Nash / 4:29~
2. Feel Good / Benet, Nash / 3:47~
3. Sometimes I Cry / Benet, Nash / 5:08~
4. Always a Reason / Benet, Nash / 4:12~
5. Paid / Benet, Nash / 4:48~
6. Take It / Benet, Johnson, McVicker, Nash, Shaw / 6:15~
7. Stir It Up / Benet, Nash, Posey / 4:47~
8. Summer Love / Benet, Nash / 4:50~
9. Lost in Time / Benet, Nash / 3:45~
10. Good Life / Benet, Nash / 4:07~
11. Something's Wrong / Benet, Nash, Posey / 5:35~
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エリック・ベネイの新作は完全復活!といいたい素晴らしい内容。~
ソロ・デビュー時のニュー・クラシック・ソウルのアップ・トゥ・デイト版で、その時にコンビだった旧知のジョージ・ナッシュ・Jr"だけ"と組んだのが大正解。~
前作のアルバム「Love & Life」もジョージ・ナッシュ・Jrと組んだ「You're the Only One」がよかったし。~
クレジットを見ると、打ち込みを廃してリズム・セクションを起用、そのリズム・セクションもおなじメンバーがやってるのでアルバムに統一感があります。~
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(2)のフェイス・エヴァンス(セカンド・アルバムの「Georgy Porgy」以来か)、(5)でのエディ・リヴァート、(6)のクリセット・ミシェル、(10)のレディシとゲストも充実。~
(9)のインディアちゃんは・・・、娘さんなのか。~
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個人的には(3)の激しいファルセットに思わず唸ってしまいました。~
エディのために用意したのかと思ってしまうようなクラシカルな(5)は若干エディに位負けしてるものの、必死に食らいつく姿がたのもしい。~
スウィートな(4)(9)、グルーヴィーな(2)(10)と曲もツブ揃い。~
ヒップホップ色を徹底的に排除したのが功を奏しております。~
R&Bフィールドのシンガーの良心を見る思いですな。~
~
05年の「Hurricane」のときは、ああ、こいつ終わったなと思いましたが、よくここまで持ち直してきました。~
やればできるじゃねーか(笑)。~
~
捨て曲なし、今年のおすすめ盤。~
買ってソンはいたしません。