Release Yourself / Graham Central Station

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01 G.C.S
02 Release Yourself
03 Got To Go Through It To Get To It
04 I Believe In You
05 'Tis Your Kind Of Music
06 Hey Mr. Writer
07 Feel The Need
08 Today

元スライ&ザ・ファミリー・ストーンのベーシスト、ラリー・グラハム率いるファンク・バンド、グラハム・セントラル・ステイションのセカンド・アルバム。
(1)はクールな幕開けながらも、(2)でラリーのスラッピングが乱舞し、タワー・オヴ・パワーのホーンが咆哮するスーパー・ホットなファンクが全開。
ホットな(2)(3)(6)、クールな(1)(4)(5)あたりを聴くと、かなりの部分でスライの影響を受けていることがわかります。
ホット・チューンは「Stand!」までのスライ、クール・ファンクは「暴動」以降のスライという感じ。 そこにラリーのスラッピングをフィーチャーし、これもスライが「暴動」で使ったリズム・ボックスを使ってクールさを演出。
ゴスペル風味と西海岸風ファンクの融合というべきでしょうか。


Now Do U Wanta Dance / Graham Central Station

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01 Happ-E-2-C-U-A-Ginn
02 Now Do-U-Wanta Dance
03 Last Train
04 Love And Happiness
05 Earthquake
06 Crazy Chicken
07 Stoped Beat-Up And Whooped
08 Lead Me On
09 Saving My Love For You
10 Have Faith In Me

グラハム・セントラル・ステイションでは個人的に一番好きなアルバム。
ゴスペル風味アカペラ(1)に続く(2)はヴォコーダーを使って延々突き進むへヴィ・ファンク。
ザップ登場前にこれほどのファンクを作っていたとは…。
(3)は黒人音楽にはよくある列車モノ。 オレらの列車に乗ってファンク・シティに行こうぜ〜、乗って乗って〜みたいな歌。
アル・グリーンの(4)もベッキンベッキンのスラッピング・ベースでファンク化し、(5)はまさしくファンカデリック風ギターが炸裂する豪快ファンク!
とおして聴くとファンクまみれでかなりハラいっぱいになれます。
さまざまな要素を取り入れて、ラリー・グラハム風ファンクに料理した強力盤。
この後、代表作「Paw」を含む「My Radio Sure Sound Good To Me」を経てソロになりますが、ここらは個人的に興味の対象外。

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