CD of JB /James Brown

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01 Doing It To Death
02 Super Bad
03 Soul Power
04 Think
05 It's A Man's World
06 Try Me (I Need You)
07 Bewildered
08 Out Of Sight
09 I Got You
10 Prisoner Of Love
11 I Got The Feelin'
12 Maybe The Last Time
13 Licking Stick - Licking Stick
14 Mother Popcorn
15 Papa's Got A Brand New Bag
16 Sex Machine
17 The Payback
18 Please, Please, Please

ジェイムズ・ブラウンのベストCD。
86年という早い時点でのCD化だったゆえ、かなり重宝しました。
この時期彼は来日しており、そのタイミングを計ってのCD化だったのかな。
編集の妙で、JBショウの順番にそって展開していくという内容。
(1)は彼のバックバンド、JB'sのナンバー。
オリジナルは「Doing It To Death」に収録されていますが、こちらに収録されているのは短いヴァージョン。
代表作(16)も最初のJBの印象的な「ラップ」は省略されています。
その辺はやや不満ですが、(9)ではシブ〜イヴァージョンに変更されており、こちらは感激。
JB初心者には最適の内容となっており、現在でもおすすめできる内容です。

CD of JB II /James Brown

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01 Good Good Lovin'
02 I'll Go Crazy
03 Think
04 Night Train
05 Cold Sweat
06 I Can't Stand Myself (When You Touch Me)
07 Say It Loud, I'm Black And I'm Proud
08 Give It Up Or Turnit A Loose
09 I Don't Want Nobody To Give Me Nothig
10 I'm A Greedy Man
11 Make It Funky
12 Get On The Good Foot
13 Papa Don't Take No Mess (Pt.1)
14 Get Up Offa That Thing

ベストCD「CD of JB」の続編。 こちらは輸入盤のみじゃないかな。
「CD of JB」と比較すると、よりコアなファンクが詰まっており、「CD of JB」が気に入った人にはもう一歩踏み込んでJBの世界を探求、という感じでとらえていくのが正解でしょう。
初期録音(1)〜(4)のR&B然とした姿も印象的ですが、やはりファンクの産声を発した(5)以降の呪術的グルーヴの方に耳を奪われちゃうかな。
個人的にはその中でも長尺の(9)が一番お気に入り。
緊迫感と呪術的グルーヴのバランスがちょうどいい。
こちらもおすすめ。

Live At The Apollo /James Brown

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01 Opening Fanfare
02 I'll Go Crazy
03 Try Me
04 Instrumental Bridge
05 Think
06 Instrumental Bridge
07 I Don't Mind
08 Instrumental Bridge
09 Lost Someone
10 Medley - Please Please Please
11 Night Train / Closing

JBの名を轟かせた傑作ライヴ盤。
ここでは後年彼の代名詞となるファンクの姿はまだ見られませんが、既にハーデスト・ワーキングマン・イン・ショウ・ビジネスの称号を手にしていた彼のホットなショウをそのまま堪能できる素晴らしいライヴ盤です。
バッキングはフェイマス・フレイムス。
今聴くと割合短めのナンバーが畳みかけるように演奏されていきます。
ものの本によりますと、キング・レコードの社長、シド・ネイサンはこのライヴ盤の企画に全く理解を示さず、JBはアポロ劇場の販売部門にライヴ当日の販売業務を無理矢理請け負って資金を稼いだらしいです。
んー、ビジネスマン(笑)。
後半(9)(10)で濃厚なJBワールドを展開、彼のトレードマークたるマント・ショウの様子も窺えます。
まあ「Please,Please,Please」の時に観客がワーキャー言ってるんで、あーやってるなとわかるだけですが(笑)。

Live At The Apollo vol.2 /James Brown

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01 Introduction
02 Think
03 I Want To Be Around
04 James Brown (Thanks)
05 That's Life
06 Kansas City
07 Let Yourself Go
08 There Was A Time
09 I Feel All Right
10 Cold Sweat
11 It May Be The Last Time
12 I Got You ( I Feel Good)
13 Prisoner Of Love
14 Out Of Sight
15 Try Me
16 Bring It Up
17 It's A Man's, Man's, Man's World
18 Lost Someone (Medley)
19 Please, Please, Please

64年の「Cold Sweat」でファンク・ミュージックの始祖としての地位を不動にしたジェイムズ・ブラウン絶頂期のライヴ。
JBのライヴ盤をどれか一枚、となれば筆頭にあがるのがこのアルバムなんじゃないかな。
特に中盤以降の「There Was A Time」〜「Cold Sweat」のファンクになると、そのアツさは絶頂に達します。
JBの定番、「Please, Please, Please」中のマント・ショウの様子も手にとるようにわかり、理屈ぬきに楽しめる一枚です。
なお、2002年にはこのライヴの完全版が発売になり、ファンを大喜びさせた事も付け加えておきましょう。

Sex Machine /James Brown

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01 Get Up I Feel Like Being Like A Sex Machine
02 Brother Rap (Part I And Par
03 (Medley) Bewildered
04 I Got The Feeling
05 Give It Up Or Turnit A Loose
06 I Don't Want Nobody To Give me Nothing
07 Licking Stick
08 Low Down Popcorn
09 Spinning Wheel
10 If I Ruled The World
11 There Was A Time
12 It's A Man's Man's World
13 Please, Please, Please
14 I Can't Stand Myself (When You Touch Me)
15 Mother Popcorn

JBはライヴ・アルバムの多い人で、こちらもライヴ盤。
とはいうものの、実は(1)(2)と(3)〜(5)は観客の拍手でつないだスタジオ録音ヴァージョンの編集版。
しかし(1)については有名なヴァージョンよりややテンポを落とし、10分以上にわたってぐらぐらに煮えたぎるグルーヴが堪能できます。
あとのは、まあいいやって感じ(笑)。
やはり(6)から始まるマジなライヴ・ヴァージョンが最高。
メイシオ、セントクレア、ジミー・ノーラン他のJB'sが鉄壁の演奏。
また、ドラマーはメルヴィン・パーカー、ジャボ・スタークス、クライド・スタブルフィールドがクレジットされていますが、どれがどれだかわかりません(笑)。
たまにはいるポピュラー・ナンバーは(9)がロック・グループ、ブラッド・スウェット&ティアーズ、(10)も知りませんがポップ・ナンバー。
白人ファンのことも考慮にいれた選曲なのかな。
ニセライヴが入ってるちうことでやや減点、こちらはひととおりJBを聴いた人のためのアルバムかな。

Revolution Of The Mind /James Brown

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01 Intro
02 Bewildered
03 Sex Machine
04 Escape-Ism
05 Make It Funky
06 Try Me
07 Fast Medley
08 Give It Up Or Turnit A Loose
09 Call Me Super Bad
10 Get Up, Get Into It, Get Involved
11 Soul Power
12 Hot Pants

アポロ劇場における実に3枚目のライヴ・アルバム。
70年代初期という、JB絶頂期における演奏なので完全に脂が乗り切っており、(1)のファンクで観客に襲いかかり、(2)のスロウで一旦ひきます。
しかしJBはスロウ歌っても全然しみじみしないな〜。
そして、代表作(3)でノセノセ。
スロウは(2)と(6)のみ、あとは全編ファンクで迫るJBの代表作たるアルバム。
(5)ではジャム演奏にのせながら12分にわたってメンバーの出身地とかいろいろ紹介(笑)。
ボビー・バード、フレッド・ウェズリーを中心とするJB'sの演奏も盤石、おすすめできる内容です。
JBといえばアポロ、という図式が完全にできあがってますね。

Hot Pants /James Brown

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01 Blues & Pants
02 Can't Stand It
03 Escape-Ism (Part 1)
04 Escape-Ism (Part 2)
05 Hot Pants
06 Escape-Ism (Complete Take)

キング・レコードからポリドールに移籍しての初アルバム。
オリジナルは何と全4曲。
「Sex Machine」の様な灼熱の、というよりはゆったりとした延々と続くグルーヴが堪能できる作品。
(1)はGuyの「Got A Be A Leader」他にサンプリングされています。
(3)(4)はJB'sでの演奏が有名。
CDにはおまけで19分にも及ぶテイクを収録。
(5)がヒットしたのかな。 正直言ってどれも長尺ファンクなので、真剣に聴いてると眠くなってくる場面もありますが、ネタの宝庫としておさえておきたい作品。


There It is /James Brown

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01 There It Is (Parts 1 And 2)
02 King Heroin
03 I'm A Greedy Man (Parts 1 &2)
04 Who Am I
05 Talkin' Loud And Sayin' Nothing
06 Public Enemy #1 (Part 1)
07 Public Enemy #1 (Part 2)
08 I Need Help (I Can't Do It Alone)
09 Never Can Say Goodbye

72年、JB絶頂期における充実したアルバム。
冒頭(1)は相当に粗削りなギター・カッティングから始まるファンクでカッコイイ。
デイヴ・マシューズ(後にマンハッタン・ジャズ・クインテットに参加)編曲の曲がかなりの数を占め、彼の音楽にもやや変化が見受けられます。
個人的には、このアルバムでJBに対する興味は終わり。
この後メイシオ、フレッドはじめ優秀なミュージシャンがJB'sを抜けてしまい、彼自身の音楽もスケールダウンを余儀なくされ、この後長い低迷期に入ります。
やはりJBとJB'sは一体のものだったんだなという思いがしました。


In The Jungle Groove /James Brown

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01 It's A New Day
02 Funky Drummer
03 Give It Up Or Turnit A Loose
04 I Got To Move
05 Funky Drummer
06 Talkin' Loud & Sayin' Nothing
07 Get Up, Get Into It And Get Involved
08 Soul Power
09 Hot Pants

こちらは「CD of JB」「CD of JB II」に続き、いわゆるレア・グルーヴ・ブームが発生した時に編集されたアルバム、と認識しています。
冒頭の(1)の迫力に降参、そして(3)(4)(6)(7)(8)に参加のブーツィ・コリンズが凄まじいベースを弾いています。
この時期サウンドの中心は間違いなく彼にあったでしょう。
(3)では名手クライド・スタブルフィールドもブーツィに一歩譲ってリズム・キーパー役になってるし。
(5)はDJ用のブレイクビーツに使うためなのかな、リズムのみのトラック。
「Funk Power 1970」があれば…、いらないCDかも(笑)。

Gravity /James Brown

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1. Gravity
2. Let's Get Personal
3. How Do You Stop
4. Turn Me Loose, I'm Dr. Feel Good
5. Living In America
6. Goliath
7. Repeat The Beat (Faith)
8. Return To Me

70年後半以降、完全に失速していたJBの復活アルバム。
84年にアフリカ・バンバータの「Unity」にゲスト参加し、勢いに乗ったJBですが、映画「ロッキー4」の挿入歌「Living In America」が全米チャート入り、この頃に来日もしてくれました。
実はこの時の公演で衝撃を受けたのが僕でした(笑)。
このアルバムはその(5)を収録した復活アルバム。
次作におけるスプリングボード的役割を果たしたんじゃないかな。


I'm Real /James Brown

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01. Tribute 0:24
02. I'm Real 5:32
03. Static (Part 1 & 2) 4:52
04. Time To Get Busy 5:16
05. You And Me 4:37
06. Interview 0:43
07. She Look's All Types A' Good 5:23
08. Keep Keepin' 5:27
09. Can't Git Enuf 4:45
10. It's Your Money $ 5:38
11. Godfather Runnin' The Joint 2:34

88年にリリースされたJB完全復活作で、プロデュースにはフル・フォースを起用。
巷に溢れかえるJBのサンプリングで金を稼ぐヒップホッパーズ達に警告する(2)、CDであることを逆手にとってレコードの雑音をいれ、ファンキーに仕上げた(3)がいいんじゃないかな。
個人的にはよりファンキーな(10)がお気に入り。
自身の曲を再度サンプリングする荒技を使いながらも、熱く仕上げた好アルバム。
とはいうものの、この直後にJBは88年に奥さんに対する暴行未遂で逮捕され、ムショ入りしてしまいます…。


Love Over-Due /James Brown

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1. (So Tired of Standing Still We Got to) Move On 5:14
2. Show Me 4:28
3. Dance, Dance, Dance to the Funk 5:15
4. Teardrops on Your Letter 4:16
5. Standing on Higher Ground 4:14
6. Later for Dancing 4:24
7. You Are My Everything 5:22
8. It's Time to Love (Put a Little Love in Your Heart) 3:11

JB復帰後のアルバム。
このアルバムが出た時はかなり期待しましたが、大ハズレ。
復帰第一段シングル(1)がなんとか聴ける程度。 また低迷期に逆戻りか…、とがっくりした覚えがあります。
この時の来日公演は代々木国立競技場だったかな、行きました。
最後の曲が終わって観客が半数ほど帰ったあと、なんとJBが再度登場、いきなりファンク・ナンバー(曲忘れた)を演りはじめ、驚いた観客は引き返す者多数で大混乱。
席はもうムチャクチャになって全員で盛り上がりまくり。
なかなかいいライヴでした(笑)。


Universal James /James Brown

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1. Can't Get Any Harder
2. Just Do It
3. Mine All Mine
4. Watch Me
5. Georgia-Lina
6. Show Me Your Friends
7. Everybody's Got A Thang
8. How Long
9. Make It Funky 2000
10. Moments

正統派JBファンにとっては衝撃的だったあのカップヌードル「ミソッパ!」CMで復活(?)したJBのアルバム。
もうあのCMを初めて見た時は腰が砕けたもん。
(1)でC+Cミュージック・ファクトリー、(2)でソウルIIソウルのジャジー・Bがプロデュースしている以外はいつもの低調な御大がいるだけです。
なお、日本盤では「セックス・マシーン'93」が追加収録。
ミソッパ人気をあてこんだ新録でしたが、なくてもいいや。


Foundations Of Funk /James Brown

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(Disc 1)
01. Out Of Sight 2:25
02. Papa's Got A Brand New Bag 4:19
03. I Got You (I Feel Good) 2:48
04. Money Won't Change You, Pts. 1 & 2
05. Intro Out Of Sight Bring It Up 5:57
06. Let Yourself Go 4:00
07. There Was A Time 4:28
08. Cold Sweat Pts. 1 & 2 7:27
09. Get It Together, Pts. 1 & 2 9:00
10. Goodbye My Love, Pts. 1 & 2 5:39
11. I Can't Stand Myself (When You Touch Me), Pts. 1 & 2 7:22
12. I Got The Feelin' 3:08
13. The Popcorn 4:34
14. Cold Sweat (W Dialogue) 0:23
15. Cold Sweat (Alt Take) 6:50

(Disc 2)
01. Licking Stick 4:18
02. Say It Loud 4:54
03. Give It Up Or Turn It Loose 4:34
04. You've Got To Have A Mother For Me 5:43
05. I Don't Want Nobody To Give Me Nothing 9:45
06. Let A Man Come In And Do The Popcorn 7:50
07. It's A New Day 6:29
08. Ain't It Funky Now? 9:32
09. Brother Rapp 7:04
10. Funky Drummer 5:37
11. She's The One 3:03
12. Mother Popcorn 9:02

JBともなると、いろいろな切り口で編集ができますが、こちらは64年からのファンク時代に的を絞ったJBの2枚組編集盤。
当然有名曲ばかりがずらりと並び、悪いはずがありません。
JB初心者にも十分に勧められる内容です。
この時期のバッキングにはメイシオ&メルヴィンのパーカー兄弟、フレッド・ウェズリー、アルフレッド・ピーウィー・エリス、ジミー・ノーラン、クライド・スタブルフィールドといった凄腕のミュージシャンが揃っていました。
特にドラムのクライド・スタブルフィールドはJBファンクをつくる際に不可欠の人物で、特に(12)のドラミングなんかはファンキー・ソウルの定番リズムになりました。
このCDは録音メンバー等の詳細がはっきりしており、そういった意味でもかなりしっかりと作ったものという感じがします。


Funk Power /James Brown

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01. Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine (Brown/Byrd/Lenhoff) - 5:16
02. Super Bad (Brown) - 9:03
03. Since You Been Gone (Brown) - 4:58
04. Give It up or Turnit a Loose [Undubbed En Edited Mix] (Bobbit) - 6:24
05. There Was a Time (I Got to Move) (Brown/Hobgood) - 7:20
06. Talking Loud and Saying Nothing (Brown/Byrd) - 14:42
07. Get up, Get into It, Get Involved (Brown/Byrd/Lenhoff) - 7:06
08. Soul Power (Brown) - 12:05
09. Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine [Undubbed Mix] (Brown/Byrd/Lenhoff) - 10:31
10. Fight Against Drug Abuse - :34

先に発売されたJBの「Foundations Of Funk」の続編。
こちらはブーツィ・コリンズ在籍時に的を絞った編集。
ブーツィがJB's加入に至った経緯は有名で、元のJB'sのメンバー達がコンサート直前に賃金アップを計ったところ、逆ギレしたJBにクビにされ、その代わりとして急遽呼ばれたのが当時ペイスセッターズと名乗っていた彼らだそうです。
あまりにも有名な(1)も、録音メンバーを見ると、ブーツィ、キャットフィッシュ(ブーツィの兄)のコリンズ兄弟、ドラムのジャボ・スタークス、ボビー・バードの他はほとんど無名のミュージシャン達ばかりです。
ちうかサウンドの要はギター、ベース、ドラムのみだし。
それでここまでの作品が作れるとは…。


Love Power Peace Live At The Olympia, Paris 1971 /James Brown

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01 Intro
02 Brother Rapp
03 Ain't It Funky Now
04 Georgia On My Mind
05 It's A New Day
06 Bewildered
07 Sex Machine
08 Try Me
09 Medley- Papa's Got A Brand New Bag
10 Give It Up Or Turn It Loose
11 It's A Man's Man's Man's World
12 Please Please Please
13 Sex Machine (Reprise)
14 Super Bad
15 Get Up, Get Into It, Get Involved
16 Soul Power
17 Get Up, Get Into It, Get Involved

パーラメント/ファンカデリック、また自身のブーツィズ・ラバーバンドなどPファンク軍団の中枢として活躍するブーツィ・コリンズがまだジェイムズ・ブラウンのバンドに在籍していた71年頃のパリでのライヴ録音が初登場。
そのワイルドなプレイは絶品。
他にもフレッド・ウェズリー、ジャボ・スタークス、ボビー・バードといった精鋭達がJBを盛り立てます。
当然というか御大JBも絶好調。
「Sex Machine」や「It's A New Day」などのファンクもバッチリ。
このアルバムからJBを聴きはじめた人も、きっと気に入ってもらえるでしょう。
とはいうものの、90年代に入ってからの新録アルバムはあんまりおもしろくないものばっかりで、おすすめとしては、
とりあえず60〜70年代のものをまず聴いてくださいというしかありません。


Say It Live And Loud /James Brown

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01 Show Introduction
02 If I Ruled The World
03 James Brown Thanks
04 Introduction To Say It Loud And I'm Proud
05 Say It Loud - I'm Black And I'm Proud
06 I Guess I'll Have To Cry, Cry, Cry
07 Kansas City
08 Suds
09 Soul Pride
10 Tighten Up
11 Introduction To Star Time
12 Licking Stick - Licking Stick
13 Cold Sweat
14 There Was A Time
15 Medley- Try Me/Lost Someone
16 Papa's Got A Brand New Bag
17 I Got The Feeling
18 Maybe The Last Time
19 I Got You (I Feel Good)
20 Please, Please, Please
21 I Can't Stand Myself
22 Cold Sweat (Reprise)
23 I Got The Feeling (Reprise)
24 Say It Loud, I'm Black And I'm Proud

ジェイムズ・ブラウンは97年、麻薬取締り違反の容疑で逮捕されましたが、とりあえず釈放され、98年には「I'm Back」というオリジナル・アルバムをリリースし、健在をアピールしていますが、同時期に発売された、98年に音源発掘されたこちらのアルバムの方をよく聴いてしまいました。
68年はダラスでのライヴを収録。
しかしこのころのライヴは脂がのりきっててマジサイコー!
JBならではのファンクを完全に確立した時期とあって、煮えたぎるようなグルーヴに圧倒されること必至!
テキサスでのライヴということで、JB'sも当時ヒットしてた地元出身のアーチー・ベル&ドレルズの「Tighten Up」を熱演してます。
当然御大JBも絶好調!
真っ黒な熱気を撒き散らして突進していく!
WIT' YO BADD SELF!

Soul Pride: The Instrumentals (1960-1969) / James Brown

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[Disc 1]
1. Hold It / Butler, Scott / 2:09
2. The Scratch / Alston / 1:44
3. Suds / Kendrick / 2:19
4. Cross Firing / Brown / 2:21
5. Limbo Jimbo / Brown / 3:13
6. Joggin' Along / Brown / 2:24
7. Doin' the Limbo / Brown / 2:27
8. Choo-Choo (Locomotion) / Brown / 2:53
9. (Can You) Feel It, Pt. 1 / Brown / 2:54
10. Soul Food, Pt. 1 & 2 / Wright / 4:05
11. Evil / Wright / 2:46
12. Infatuation / Wright / 4:28
13. Headache / Wright / 2:21
14. Every Beat of My Heart / Otis / 5:00
15. Try Me / Brown / 3:06
16. New Breed / Brown, Jones / 3:46
17. Jabo / Brown, Jones / 2:57
18. Fat Bag / Brown, Jones / 4:18
19. Sumpin' Else / Brown, Jones / 5:58
20. Devil's Den [live] / Wright / 5:56
[Disc 2]
1. The King / Brown, Jones / 6:18
2. Mashed Potatoes '66 / Brown / 5:04
3. Gittin' a Little Hipper / Brown, Ellis, Hobgood / 2:47
4. Go on Now / Brown / 5:51
5. In the Middle, Pt. 1 / Ellis, Hobgood / 2:41
6. Tighten Up [live] / Bell, Buttier / 7:16
7. The Popcorn / Brown / 3:01
8. Soul Pride, Pt, 1 & 2 / Brown, Ellis / 4:28
9. Sudsy / Brown, Ellis / 4:41
10. The Chicken / Ellis / 4:04
11. The Chase / Brown, Hobgood / :29
12. Come on in the House / Ellis / 2:30
13. Lowdown Popcorn [Buttered Version] / Brown / 4:29
14. Top of the Stack / Brown, Ellis / 2:48
15. Ain't It Funky Now, Pts. 1 & 2 / Brown / 7:11
16. Funky Drummer [The Original Tambourine Mix] / Brown / 9:27

ジェイムズ・ブラウンはオリジナル・アルバムではけっこうな数のインストゥルメンタルを録音しており、当時のR&B業界ではムチャクチャに給料がいいことで知られた彼のバンドは後に「JB's」という名前で呼ばれ、70年代には強力なファンク・アルバムを残しますが、まだこの時点では生硬なR&Bバンドの面影を色濃く残した演奏を吹き込んでおりますが、しかし60年代後半のものを集めた2枚目になってくるとぐっとファンク度数があがり、特に(7)あたりは完成型のファンクが聴けます。
そして(15)(16)で完全に成熟したファンクが完成し、R&Bからファンクがどうやってできたかという過程を追うのには最適かと思います。
バンド・メンバーは相当替わっているんでしょうが、それでもサウンドの書くの部分はほとんど変わっていないのは大将たるJBの統率力のたまものでしょう。
ソングライティングには当時のバンド・リーダーだったピー・ウィー・エリスがクレジットされており、JBの作品というよりは、初期JB'sの記録として聴くのが正解かも知れません。
どうせJBが全部仕切ってるんだろうし(笑)。

感想などございましたらどうぞ。