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*Everything / Joe
#ref(joe1.jpg);
&br;01. The One for Me (Joe [1]/Miller) - 4:39  
&br;01. The One for Me (Joe/Miller) - 4:39  
&br;02. I'm in Luv (Brownman/Dibbs) - 3:47  
&br;03. All or Nothing (Joe [1]/Miller) - 5:12  
&br;04. It's Alright (Irving/Joe [1]/Miller) - 5:25  
&br;03. All or Nothing (Joe/Miller) - 5:12  
&br;04. It's Alright (Irving/Joe/Miller) - 5:25  
&br;05. (If Loving You Is Wrong) I Don't Want to... - 4:21  
&br;06. What's on Your Mind (Joe [1]) - 3:32  
&br;07. Finally Back (Joe [1]/Miller) - 3:59  
&br;08. Get a Little Closer (Joe [1]/Miller) - 5:27  
&br;09. I Can Do It Right (Joe [1]/Miller) - 5:27  
&br;10. Everything (Joe [1]) - 5:25  
&br;11. Baby Don't Stop (Gerrell/Hall/Joe [1]) - 5:13
&br;06. What's on Your Mind (Joe) - 3:32  
&br;07. Finally Back (Joe/Miller) - 3:59  
&br;08. Get a Little Closer (Joe/Miller) - 5:27  
&br;09. I Can Do It Right (Joe/Miller) - 5:27  
&br;10. Everything (Joe) - 5:25  
&br;11. Baby Don't Stop (Gerrell/Hall/Joe) - 5:13

デビュー当時は好事家の間で大人気だったJoeのデビューアルバム。
ソウル・ファン以外の人には「誰だそれ?」という反応しか得られませんが、実に濃い内容を持つ 作品に違いありません。ボケッと聴いてるぶんにはそこらによくいるアーロン・ホール・フォロワーとしての認識しか持て ませんでしたが、アルバムを聴いて「こいつぁスゲエぞ」と瞠目したものです。
なにしろアップもスロウも高い完成度。
1曲目の「The One For Me」もよいですが、なんといってもアップ「I'm In Luv」でしょう。
ラガっぽいラップにドキッとした日本人の方々も多かったと思います(笑)。
スロウのおすすめは8曲目の「Get A Little Closer」でしょうか。
ヒップホップとは無縁な作りだったためか、本国でのセールスは芳しくなかった様ですが、間違い なく90年を代表するアーティストの一人といえましょう。
このアルバム発表後、彼は裏方として長い期間を過ごすことになります…。

soulstew@管理人

*All That I Am / Joe
#ref(joe2.jpg);
&br;01. All the Things (Your Man Won't Do) (Thomas/Thompson/Williams) - 6:20  
&br;02. The Love Scene (Joe/Skinner/Williams) - 4:59  
&br;03. Don't Wanna Be a Player (Jerkins/Skinner/Tejada/Thomas/Williams) - 5:06
&br;04. Good Girls (Thomas/Thompson/Williams) - 4:56  
&br;05. How Soon (Levert/Nicholas) - 4:52  
&br;06. Sanctified Girl (Can't Fight This Feeling) (Campbell/Skinner/Thomas) - 4:59  
&br;07. All That I Am (Gustafsson/Lofton) - 4:11  
&br;08. No One Else Comes Close (Baker/Perry/Thomas) - 3:50  
&br;09. Come Around (Campbell/Skinner/Thomas) - 4:31  
&br;10. U Shoulda Told Me (U Had a Man) (Campbell/Skinner/Thomas) - 3:44  
&br;11. Love Don't Make No Sense (Skinner/Thomas/Williams) - 4:21  
&br;12. No One Else Comes Close [Unplugged Version] (Baker/Perry/Thomas) - 3:49

祝復活!
93年に「Everything」というアルバムで注目を集めますが、その後裏方としてポツポツと目にすることはありますが、なかなかアルバムを出すという情報は入ってきませんでした。
96年にリリースされたサントラ「Don't Be Menace」にJoeの「All The Things (Your Man Won't Do )」が収録されますが、彼氏もちのおねえちゃんに億面もなく「キミの彼氏に出来ないことをしてあげる。」と語りかけるその姿がR&Bラジオで大人気となり、一気に最前線に復帰します。
97年にはこれまたサントラの「Booty Call」に収録の「Don't Wanna Be A Player」と、その「All The Things (Your Man Won't Do )」が収録された「All That I Am」がヒットします。
とにかく、「Everything」よりすべての面で成長し、93年当時はアーロン・ホールのフォロワーだった硬質な歌声も、今作では柔らかくなり、ミディアム〜スロウに抜群の整合性を見せてくれます。
これはおすすめ!

*My Name Is Joe / Joe
#ref(joe3.jpg);
&br;01. My Name Is Joe (Intro) - :46  
&br;02. Somebody Gotta Be on Top (Gaines/Slaughter/Thomas/Thompson) - 4:11  
&br;03. Stutter (Dixon/Hamilton) - 3:52  
&br;04. Table for Two (Gordon/Skinner/Thomas) - 5:29  
&br;05. I Wanna Know (Joe/Skinner/Williams) - 4:56  
&br;06. Treat Her Like a Lady (Hayes/Huff) - 4:17  
&br;07. Get Crunk Tonight (Burress/Edward/Weaver) - 4:17  
&br;08. 5 6 3 (Joe) (Thomas/Thompson) - 4:05  
&br;09. Peep Show (Gordon/Joe/Skinner) - 4:26  
&br;10. One Life Stand (Conley/Thomas/Thompson) - 4:39  
&br;11. Black Hawk (Robinson/Thomas/Thompson) - 4:13  
&br;12. I Believe in You (Gordon/Skinner/Thomas) - 4:57  
&br;13. So Beautiful (Kelly/Robinson/Thomas) - 4:26  
&br;14. Thank God I Found You [Make It Last Remix Edit] (Carey/Harris/Lewis/Riley/Sweat) - 4:11  

97年に大傑作「All The Things (Your Man Won't Do)」を含むアルバム「All That I Am」で完全に表舞台の男になった感のあるJOE。
サウンドは相変わらず手堅くまとめており、新時代のクワイエット・ストームという感じで安心して聴くことができます。
プロデュースは当然ほとんどJOE本人がつとめていますが、「Black Hawk」でJon-John Robinsonという人がプロデュースにあたってますが、この人って元Troopのあの人なんでしょうか?
そういえば去年モータウンからJOEのプロデュースでデビューしたProfyleのプロデューサーとして、このJon-Johnさんがクレジットされてたから、その縁で参加したんでしょうか?
また、「I Believe In You」で、★NSYNCというグループとデュエットしてますが、どうも白人グループらしいです。
テディ・ライリー等のプロデュースでデビューしてるらしいですが、聴いてないので、なんともいえません。
あ、マライア・キャリー、NASをフィーチュアした「Thank God I Found You」はまんまキース・スウェットの「Make It Last Forever」。
まあ悪いとはいいませんが…(笑)。
唯一の弱点は前作の「All The Things」のような強烈な曲がないことでしょうが、アルバム一枚のトータルで考えれば大して気になりません。
あ、あと7曲目の「Get Crunk Tonight」のイントロのギターがヘンなんですけど、これってそういうサウンドなの?
彼自身、この作品で、完全に安定したといえるでしょう。
イメージとしてはR・ケリーの「12 Play」から「R.Kelly」への流れと印象がダブりました。
期待が大きすぎてイマイチという人もいらっしゃるかと思いますが、今現在アルバムとしてここまでの作品を作れる人がいないということを考えれば、ここは素直に彼の歌声に身をまかせるのが正解といった気もしますが…。

soulstew@管理人

*Better Days / Joe
#ref(joe4.jpg);
&br;01 Let's Stay Home Tonight
&br;02 Better Days
&br;03 What If A Woman
&br;04 Alone
&br;05 Isn't This The World
&br;06 Ghetto Child
&br;07 I Like Sexy Girls
&br;08 Here She Comes
&br;09 Lover's Prayer
&br;10 Changed Man
&br;11 I Understand
&br;12 She Used 2 Luv Me
&br;13 World Of Girls
&br;14 Let's Stay Home Tonight (Remix)

2000年に「My Name Is Joe」で完全に安定した売上を稼ぐことができたJOEの4枚目のアルバム。
2枚目までの待たされ感が強かったせいか、「え?もう出るの?」ってな感じでしたが、今回もキープ・コンセプトで迫ります。
(2)(3)あたりのスロウはJOEの面目躍如。
AllstarやNeptunesといった若手を配しながらもサウンドはいつものJOEそのもの。
個人的には全部自分でやっちゃえばいいのにと思うのは気のせいかな〜。
アルバムを通してさながら流れる水の如し。
もうちょいコッテリした味のスロウが欲しかったかな。
(7)(8)の変則リズムは個人的にはマイナス要因。
スッキリとしたファンクをやってほしいな〜。
もう「I'm In Love」みたいなニュー・ジャック・スウィングはやる気ないだろうけど(笑)。
とはいうものの、点数は高くつけます。
現役ランナーとしての手堅さ、自らのスタイルを確固たるものにするその心意気にうたれました。
おすすめ盤です。

soulstew@管理人

*And Then... / Joe
#ref(joe5.jpg);
&br;01.Sweeter Than Sugar (Dixon/Hamilton/Mayfield) - 3:38
&br;02.And Then... (Dixon/Hamilton) - 3:26
&br;03.More & More (Kelly) - 3:43
&br;04.Ride Wit U performed by Joe / G-Unit - 4:11
&br;05.Priceless (Dawkin/Dixon/Mason/Thomas) - 4:35
&br;06.Jeep (Dixon/Gordon/Thomas) - 4:35
&br;07.You Dropped Your Dime (Dixon/Lewis) - 3:53
&br;08.Make You My Baby (Kelly) - 3:41
&br;09.Street Dreams (Barnes/Dixon/Hamilton/Jackson/Jones/Lennox/Oliver/Pennington/Shakur/Stewart) - 2:50
&br;10. It Ain't Like That (Gordon/Skinner/Thomas) - 4:23
&br;11. Another Used to Be (Barias/Haggins/Smith/Smith) - 4:59
&br;12. Bedroom (Briggs/Skinner/Thomas) - 3:30
&br;13. Testify (Barias/Corbin/Haggins/Romano) - 4:07

ここに至って完全にスタイルを完成させたJOEですが、セルフ・プロデュースでも十分イケるところを、時代の要請に応じて外部のパワーを積極的に導入しつつも根底は全く変えず、常に自分のアイデンティティをはっきりさせているあたりがこれまで栄枯盛衰の激しいメジャー・シーンで生き残ってこられた要因のひとつかなと思っております。
今回は同時代にデビューし、しのぎを削りあった関係といえるR・ケリーと手を組むというニュー・ジャック・スウィング世代には信じ難い事をやってのけた(3)(8)が注目ですが、基本的にはR・ケリーの手クセ満載のトラックをJOEが歌ってるというのがはっきりわかる感じになってます。
どっちも最初はアーロン・ホール或いはニュー・ジャック・スウィング・フォロワーから始まったキャリアがいずれもオリジナリティを追求した結果、R・ケリーはオリジナルのプロデュース手法を、JOEはオリジナルの唱法を身につけてきたという素晴らしいサンプルになるんじゃないかなと感じました。
また、スロウでは(5)(6)みたいなJOEにしか出せない色気というか表現力があるのがイイですね。
ファーストから比べると明らかに表現力が成熟しているのがわかります。
かつてシーンに一撃を食らわした「All The Things (Your Man Won't Do)」みたいな衝撃的な曲がないという不満もありましょうが、あれはあれで、JOEがうっかり作ったモンスターなのかなと最近は思ったりします(笑)。
まあ「All The Things …」のおかげで今のJOEがあるといっても過言ではないんですが。
これからもシーンの動向への目配せを行いながらイイ作品を作ってほしいなと思います。

soulstew@管理人