Memphis High / Johnny Robinson

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01. Funky Feet
02. We Are Gonna Make It
03. For Your Love
04. Kansas City
05. God Is Love
06. Slip Away
07. Nothing Can Touch This Love
08. Lady Doctor
09. Person To Person
10. Reconsider Me
11. Don't Take It So Hard
70年代初期のハイ・サウンドを楽しめるジョニー・ロビンソンさんの唯一のアルバムを。
ハイ・スタジオで録音されてますが、レコード会社はエピック。
708さんによりますと、会社側がジョニーさんをハイのスタジオに連れてきて録音したということですが。
ハイ・サウンドといえば、アル・グリーンあたりのディープでありつつも甘やかな感じが連想されますが、この作品が発表された時期についてはハイもごく初期のサウンドであるためか、モロにメンフィスの土くさい香りがプンプンと漂ってくる快作に仕上がっています。
1曲目の「Funky Feet」なんかは、ハイ・サウンドというよりはウィルソン・ピケットの「Funky Broadway」に酷似したつくり。
しかし、ジョニーの真骨頂はゴスペル的内容のスロウ「God Is Love」あたりのスロウでしょう。
この辺はサザン・ソウル・バラードの真骨頂的ナンバーがずらり。
この盤がなかなか再発されなかったことを含めての「幻の名盤」と言われる所以でしょう。

別段ヒット曲があるというわけではありませんが、アルバムとしては高品質です。
「サザン・ソウルってどういうのを聴けばいいの?」という質問をレコ屋でされて、棚にオーティス・レディングの盤がたまたまなくても、これが並んでればこれを推薦できます(よね?)。

僕はよく知りませんでしたが、このアルバムはカヴァーが多いみたいで、そういえば「Kansas City」なんかはジェイムズ・ブラウンもアポロでのライヴ盤でカヴァーしてなかったかな。

感想などございましたらどうぞ。