Uncovered - Covered / Kenny Lattimore & Chante Moore

kandc.jpg

01. Uncovered (Intro) / Hogan / 0:54
02. Love Ballad / Scarborough / 5:16
03. The Good Life / Barias, Haggins, McCoy?, Moore / 3:14
04. I Got You Babe / Barias, Haggins, Lattimore ... / 3:25
05. No Ordinary Love / Adu, Matthewman / 5:31
06. Figure It Out / Clark, Cox, Curtis, Curtis, Dean ... / 3:04
07. Live with You / Barias, Haggins, Lattimore ... / 5:16
08. Here on Earth / Cole / 5:07
09. Just a Dream / Collins, Fleming, Williams / 4:01
10. Tonight (2 Step) / Fleming / 4:20
11. Every Time You Go / Barias, Haggins, Smith / 4:25
12. Beautiful Distraction / Hamilton, Hamilton, Roberson ... / 3:32
13. Vocal Booth / Fleming, Taylor / 3:01
14. To Me, You're Everything / Delossantos, Hammond ... / 3:50
15. Rejoice (Clap You Hands) / Hammond, Hammond, Lattimore ... / 4:34
16. Make Me Like the Moon / Hammond, Lattimore, Moore ... / 5:00
17. Your Name / Hammond, Lattimore, Moore ... / 4:44
18. I Give You My Praise / Delossantos, Hammond, Laster ... / 4:48
19. I Do Love You / Delossantos, Hammond ... / 5:10
20. Mine All Mine / Hammond, Moore, Rosario ... / 3:39
21. No Limit / Hammond, Lattimore, Moore ... / 5:07
22. Never Alone / Hammond, Moore / 3:20
23. I Just Love to Praise You / Lattimore, McCoy? / 4:01
24. No Limit [Remix] / Hammond, Lattimore, Moore ... / 5:58

03年にデュエット・アルバムをリリースしたケニー・ラティモア&シャンテ・ムーアのセカンド・アルバム。
今回は2枚組でヴォリュームたっぷり。
前作に引き続いて男と女のアーバンな夜を華麗に彩るアルバムとなりました。
とはいえどもR&Bとゴスペルを半々に収録しており、家族愛といった部分も見せているのが安定した生活を送っている証拠か。
R&Bサイドの(1)〜(13)、ゴスペル・サイドの(14)〜(24)という二部構成で、こういうことはR・ケリーもやってたな。
なんでもタイトルの「Uncovered」は二人の実生活を包み隠さず音楽的に公開したモノで、「Covered」は神に守られている私達、みたいな意味だそうな。
まあいいや(笑)。

R&Bサイドはイントロを通過してLTDのカヴァー(2)からスタート。
ケニーのヴォーカルはダニー・ハザウェイのようでもあり、ルーサー・ヴァンドロスのようでもあり。
一方のシャンテは自然体。
カヴァーはもう一曲、シャーデーの(5)ですが、これはまあまあ。
(10)は男と女のシカゴ・ステッパーズというかんじですが、まだステッパーズって流行ってるの?
一方のゴスペル・サイドは冒頭の(14)のエレクトリック・ギターのイントロに一瞬ギョッとしますが内容は高品質なコンテンポラリー・ゴスペル。
こっちの方では二人とも健全に盛り上がっております(笑)。
プロデューサーを見ると、元コミッションドのフレッド・ハモンドを起用しており、高品質なのも納得。
クワイアな(17)がよろしございました。

総じて聴いてみたアルバムの印象は中庸かつ堅実。
30〜40代ぐらいの中流ぐらいの生活を送ってらっしゃる黒人さんたちに聴いてほしいなという感じで作られたんでしょうか。
黒人音楽界では右も左も悪ガキだらけのヒップホップな現状ではわりと珍しいところでしょう。
21世紀のアシュフォード&シンプソンの位置を担う彼らには頑張って欲しいところです。
コメントなどありましたらどうぞ。