#author("2020-10-09T00:07:32+09:00","","")
*Borderline / Larry Hancock [#e406c6e8]
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01. Borderline~
02. Time Out For Love~
03. Too Much~
04. After All This Time~
05. Sweat Hard Work~
06. Sweet Persuation~
07. I Can Fly~
08. Outside Looking In~
09. A Universal Language~
10. Celebrate Love~
11. We Never Called It Love~
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トゥルースのメンバーだったラリー・ハンコックのソロ・アルバム。~
U.S.ブラック・ディスク・ガイドのレア盤コーナーに載ってて、そのうち聴きたいなあと思ってましたが、遂にCDで復刻されました。~
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このアルバムはフランスのみの発売だったらしいですが、録音はロサンゼルスみたいで、思いのほかクオリティ高し。~
この作品は88年のリリースですが、当然ながらニュー・ジャック・スウィング風味はナシ。~
いわゆるマイナー・シーンにまでニュー・ジャック・スウィングが浸透するのは90年以降だし、ラリー・ハンコックにもニュー・ジャック・スウィングをやろうという選択肢はなかったでしょう。~
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かくして80年代前半風味のサウンドが並んだわけですが、特にアップの(1)なんかはグレン・ジョーンズあたりを連想する良作。~
ミディアム・スロウの(2)は女性シンガーとのデュエットですが、ここらもグレン・ジョーンズとジェノビア・ジーターを思い出しますな。~
古くさいスタイルの曲を打ち込みでやったアップの(3)はイマイチですが、スロウの(4)(7)(9)は素晴らしい。~
(10)はよく伸びるラリーさんのヴォーカルが楽しめるアップ。~
そして今回おまけで収録された(11)はデヴィッド・フォスターがソングライティングに参加しており、じっくりと歌っております。~
デヴィッド・フォスターは黒人に人気あるなあ。~
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総じてアップは(1)(10)を除いてちょっとキツイ仕上がりですが、スロウはいずれも高品質。~
レア盤うんぬんよりもひとりの素晴らしいヴォーカリストの作品として素直に楽しむべきでしょう。~
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コメントなどございましたらどうぞ。
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