Bloodline / Levert

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1. (Pop, Pop, Pop, Pop) Goes My Mind (Gordon/Levert) - 5:54
2. Fascination (Gordon/Levert/Mtume) - 4:29
3. Pose (Raglin/Zimmermann) - 6:12
4. I Start You up, You Turn Me On (Mtume) - 4:31
5. Kiss and Make Up (Gordon/Levert) - 4:45
6. Let's Go Out Tonight (Levert) - 5:17
7. Grip (Levert) - 5:57
8. Looking for Love (Gordon/Levert) - 5:17

70年代を代表するヴォーカル・グループ、オージェイズのリード・ヴォーカル、エディ・リヴァートの実子であるジェラルド&ショーンのリヴァート兄弟にマーク・ゴードンが加わって結成されたグループのメジャー・デビュー・アルバム。
彼らは後年プロデューサーとしても売り出しますが、本作では元ミッドナイト・スターのレジー・キャロウェイがあたっています。
何と言っても目玉は(1)。
スウィートな曲調に父親譲りのディープかつ迫力あるヴォーカルが乗って、R&Bチャート1位 を記録しました(らしいです)。
まさにオージェイズのアップ・トゥ・デイト版(とはいうものの、オージェイズは90年代も持ち前の実力で軽々と乗り切ってみせますが)。
現在聴くとややアップは古く聞こえてしまうかなと思うところも散見されますが、出来はもちろん悪くありません。
また、エムトゥーメイ作の(4)などはスウィート&メロウなナンバーとして今でも通 用する出来だし。
次作で大きく飛翔するリヴァートの最初の成功作として記憶されるべきでしょう。

Just Coolin' / Levert

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1. Pull Over (Gordon/Levert) - 4:07
2. Just Coolin' (Gordon/Levert) - 4:19
3. Gotta Get the Money (Gordon/Levert) - 4:45
4. Take Your Time (Gordon/Levert) - 5:04
5. Join in the Fun (Gordon/Levert) - 3:28
6. Let's Get Romantic (Gordon/Levert) - 4:23
7. Feel Real (Gordon/Levert) - 5:52~作のひとつに挙げてよいでしょう。
8. Smilin' (Gordon/Levert) - 4:18
9. Start Me up Again (Gordon/Levert) - 4:18
10. Loveable (Gordon/Levert) - 5:23
11. Addicted to You [*] (Gordon/Levert/Levert) - 3:52


リヴァートがニュー・ジャック・スウィング大流行のさなかにだした傑作。
前半アップ、後半スロウの構成をとっており、前半のアップでは(2)でゲストにへヴィ・Dを招いてニュー・ジャック・スウィング〜ヒップホップに対応するという時代の読みの鋭さを見せつけ、一転して (6)から始まるスロウ攻勢は見事の一言。
特に(8)は個人的に冷静でいられない一曲。
スウィートな曲調にディープなヴォーカルがのっていく、大好きなスタイルの曲で、リヴァートのファンになったきっかけの一曲です。
とにかく最初から最後までスキのない構成とツブの揃った楽曲を揃えて臨んだリヴァートの代表作のひとつに挙げてよいでしょう。
この後、リヴァート&ゴードンはプロデューサー・チームとして引っ張りだこになり、ミキ・ハワードやメン・アット・ラージなどのアルバムでその力量 を見せつけてくれます。

Rope A Dope Style / Levert

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01. Now You Know (Gordon/Levert) - 4:40
02. Rope a Dope Style (Gordon/Levert) - 5:05
03. Absolutely Positive (Gordon/Levert) - 4:53
04. All Season (Gordon/Levert) - 5:42
05. Rain (Gordon/Levert) - 4:49
06. Nobody Does It Better (Gordon/Levert/SERGE) - 4:01
07. I've Been Waiting (Gordon/Levert) - 6:23
08. Baby I'm Ready (Gordon/Levert) - 5:20
09. Hey Girl (Gordon/Levert) - 4:39
10. Give a Little Love (Gordon/Levert) - 4:02

オージェイズのエディ・リヴァートの息子、ジェラルド・リヴァートを中心に結成されたグループの代表作。
ジェラルド・リヴァートの父親譲りの歌声がめちゃめちゃ印象的なグループです。
もちろん88年に発表された前作「Just Coolin'」もなかなかにグッドな作品でしたが、この作品も彼らの代表作に挙げて当然という感じ。 とにかくラッピンを取り入れたアップも父親・エディ・リヴァートを彷彿とさせるスロウも充実しまく っており、特に後半のほとんどを占めるスロウ攻めには思わず悶絶といったところでしょうか。
個人的にはおねえちゃんに対する悲痛な心情を歌った「Rain」にシビレましたが。
この当時のリヴァートはプロデュースも出来、なおかつ歌えるグループとしてシーンの一方の雄の座を 占めていたにもかかわらず、ヒップホップ・ソウルの波に呑まれるように勢いをなくしてしまったのが 残念です。
とにかくリヴァートのアルバムなら「Just Coolin'」とコレを絶対聴いてほしい!