O / Omarion

Omarion.jpg

01 I Wish /Butler, Medor, Nesmith 3:57
02 Touch / Williams 3:23
03 O / Babbs, Dawkins, Dixon, Mason ... 4:40
04 I'm Tryna / Babbs, Dixon, Mason, Thomas ... 4:22
05 Drop That Heater / Garrett, Jerkins 4:53
06 Growing Pains / Grandberry, Houston, Stokes 4:13
07 Take It Off / Bold, Grandberry, Houston ... 3:22
08 Never Gonna Let You Go (She's a Keepa) / Bell, Bell, Brown, Campbell ... 3:34
09 I Know / Denson, Grandberry, Houston ... 3:36
10 I'm Gon' Change / Butler, Medor, Nesmith 4:18
11 In the Dark / Grandberry, Houston, Stokes ... 4:17
12 Slow Dancin' / Da' Twinz, Nimmers, Nimmers ... 4:25
13 Fiening You / Hutton, Pratt 6:42

コーラス・グループのB2K出身、マーカス・ヒューストンの弟(だと思った)がデビューしました。
ま、B2Kについてはほとんど知らず(試聴してみてつまんなかったんだと思う)、グループ内のゴタゴタがあって、B2Kにブランディの弟のレイJが入るとかなんとか言ってたような気がするんですが、まあいいや。
しかしこのソロには一聴やられました。
オマリオンじたいのヴォーカルは細めのテナーで、往年のトニー・トンプソンあたりを彷彿とさせますが、こういう伝統みたいなのはあるんだろな。
ボビー・ブラウンも似たようなもんだし。
(1)から炸裂するドラマティックな展開にワタクシ大満足。
ティンバランドの残滓はやや残っているものの、極端なチキチキがなくなって、コーラスをうまくつかって聴きやすくなったのが一番の原因かな。
つまんないシャベリとかのイントロをもってくるよりこういうふうにリスナーをギュッと掴む一曲をトップにもってきたほうがいい。
ネプチューンズ制作の(2)とかもわりと普通に聴けちゃったし、(4)なんかむかしのテディ・ライリーが作りそうな感じだなあ。
スロウ・セクションは(9)から始まりますが、やはりオーソドックスな(10)、グループ仕立ての(11)、優しげな風情の(12)がいいなあ。
ヒップホップにおされまくりの男性R&Bシーンではありますがここはひとつ頑張っていただきたいものです。
これはおすすめ。

21 / Omarion

omarion21.jpg

01. Entourage / Grandberry, Hudson, Merritt / 3:55
02. Ice Box / Grandberry, Hilson, Lewis ... / 4:16
03. Electric / Grandberry, Hudson, Merritt / 3:25
04. Made for TV / Cox, Dean, Stropshire / 4:46
05. Just Can't Let You Go / Cox, Dean, Stropshire / 3:03
06. Obsession / Williams / 4:13
07. Midnight / Dawkins, Dixon, Grandberry ... / 3:58
08. Just That Sexy / Dawkins, Dixon, Grandberry ... / 3:48
09. Beg for It / Garrett, Logan, Mosley ... / 2:56
10. Do It / Dawkins, Dixon, Grandberry ... / 3:54
11. Been with a Star / Grandberry, Hudson, Merritt / 3:18
12. What Are We Doing / Grandberry, Lassiter, Moore / 3:53

元B2Kのメンバーで、05年に素晴らしいソロ・アルバム「O」をリリースしたオマリオンのセカンド・ソロ。
ファースト・シングル(らしい)のキャッチーな(1)から好調。
ここ十年ですっかりヒップホップに流されすぎていたR&Bがちょっと戻ってきたかなという気分になります。
ティンバランドが(2)(9)、ネプチューンズのファレル・ウィリアムズが(6)を手がけており、この手の路線は昔は全然聴けませんでしたが最近は慣れたせいかけっこう聴けるようになりました。
(4)でスターである自分も人間なんで、フツウの恋愛したいッスという贅沢な悩みを打ち明けたわりには、(11)ではスターなオレとつきあってくれよというようわからん事態になっております。
まだ若いうちにスターになっちゃった自分の置かれた状況に混乱してるんでしょうかなんなんでしょうか。
基本的にはボビー・ブラウンとラルフ・トゥレスヴァントのいいとこ取りという感じで聴きやすい今様R&Bです。
本来は黒人の女の子がキャーキャー言いながら聴くためのCDなんだろな。
まさか異国でオッサンに聴かれてるとは思うまい(笑)。