Greatest Hits / Rudy Ray Moore

rrm.jpg

このお方の本職はコメディアンで、日本でいうとケーシー高峰(古いか?)みたいなエロネタ専門のおかた。
で、内容はジャズともブルーズともつかない安っちい音楽に乗せながら下ネタをしゃべり倒すのみのCD。
もう「マ*****カー!」とか「フ**ク!」とか「シ*ト!」とか当たり前。
自分の中では、ラップ〜ヒップホップというのはディスコ・ミュージックにのっけた日常のこととかムスコ自慢とかをしゃべり倒す事から始まったというのが定説になってますが、その彼らに直截的に強い影響を与えたのがこのルディおじさんだと思います。
音源のパクリ以上に、芸風のパクリっていうか。
実際ギャングスター・ラップで売ったアイス・Tやスヌープ・ドギー・ドッグともライヴしてるらしいし、エディ・マーフィーの芸風なんかもかなり強い影響を受けてるんじゃないかと思います(特にサタデー・ナイト・ライヴ時代)。
ルディおじさんはこのグレイテストヒッツ(…といっていいのか?)ではフツウのカッコで写ってますが、オリジナルでは全裸当たり前、自分の横には同じく全裸の四流どブスモデルをはべらせて大喜びの地獄のようなジャヶのオンパレード。
もう黒いチ*ポ汁垂れ流しまくり。
こんなのがなんだかんだで20枚くらい出てたらしいからスゴイ人気だったんだろな〜。
オリジナルジャヶについては、今年1月に刊行された70年代黒人映画の全てを集めた「ソウル・オブ・ブラック・ムービー(白夜書房)」の中でドッカンドッカン載ってますんで是非買ってあげてください。
まあ歴史的価値(そんなもんあるのか?)を認めてということで。
ちうか自分も「ソウル・オブ・ブラック・ムービー」で初めて知ったし〜。
フツウのR&B研究誌(?)じゃまず聞かない名前だし〜。

感想などございましたらどうぞ。