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*The Man And His Music/ Sam Cooke [#se444fc7]
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01 Touch The Hem Of His Garment ~
02 That's Heaven To Me ~
03 I'll Come Running Back To You ~
04 You Send Me ~
05 Win Your Love For Me ~
06 Just For You ~
07 Chain Gang~
08 When A Boy Falls In Love ~
09 Only Sixteen~
10 Wonderful World ~
11 Cupid ~
12 Nothing Can Change This Love ~
13 Rome Wasn't Built In A Day~
14 Love Will Find A Way~
15 Everybody Loves To Cha Cha Cha ~
16 Another Saturday Night ~
17 Meet Me At Mary's Place~
18 Having A Party ~
19 Good Times ~
20 Twistin' The Night Away ~
21 Shake ~
22 Somebody Have Mercy ~
23 Sad Mood ~
24 Ain't That Good News ~
25 Bring It On Home To Me~
26 Soothe Me ~
27 That's Where It's At ~
28 A Change Is Gonna Come~
~
まさしく基本中の基本。 ~
ソウル・ミュージックのオリジネイター、サム・クックの代表曲を集めたベスト。 ~
もともとサムはゴスペル・グループ、ソウル・スターラーズのスターとして活動していましたが、ポップ・マーケットに進出、その道の大成功者になりました。~
ポップス・ファンには「You Send Me」が有名な彼ですが、遺作にして大傑作の「A Change Is Gonna Come」で歌われている内容はまさに“ソウル”。 ~
公民権運動の高まりを歌ったこの曲は古くはオーティス・レディング、最近ではソロにカヴァーされ、いまだに人種問題が大きなテーマとなっているアメリカをある意味で象徴する歌といえましょう。~
とはいうものの、「Shake」や「Twistin' The Night Away」などのパーティ・ナンバーも収録、~
理屈ぬきに楽しむことができます。 で、この作品を聴いて「なんかアレンジが甘ったるいぞー」と感じられるかと思われますが、当時は白人マーケットに切り込んでいくためにはやむをえなかったみたいです。~
と、いうよりはサム・クックにとってはスタジオ録音とはR&Bをポップ・マーケットで受け入れられる様にするための試行錯誤、ポピュラー的な要素とR&Bの混合比をどのくらいにするべきなのかを試す実験の場所だったのではなかったでしょうか。~
(4)ではポピュラー的要素が強いアレンジになっていますが、(20)(21)では当時流行りのダンス・スタイルを取り入れながらR&B的な節回しが随所に見られます。~
そして遺作(28)で完全なソウル歌唱が完成するわけですが…。 ~
とにかくおすすめ。~

*Live At Harlem Sqeare 1963 / Sam Cooke [#q166e48d]
#ref(samlive.jpg);
01 Feel It ~
02 Chain Gang~
03 Cupid 04 Medley~
05 Twisting The Night Away ~
06 Somebody Have Mercy ~
07 Bring It On Home To Me~
08 Nothing Can Change This Love ~
09 Having A Party~
~
サム・クックといえば、個人的にはベスト盤「The Man And His Music」しか聴いたことがなかったので、スタジオ録音盤でのソウル濃度の薄さに不満を感じずにはいられませんでしたが、このライヴアルバムを聴いて大ショックを受けました!~
すごい!メッチャソウルフル! 容赦なし!~
サム・クックのスタジオ録音盤が優秀な黒人ポップス歌手としての側面を打ち出しているとするならば、このライヴアルバムは“ソウル”歌手としての彼の凄みをとことん見せつけて…、いやいや聴かせてくれること間違いなしのヒット曲オンパレード。 ~
バックを務めるのは当代一流の評判高いキング・カーティスのバンド、悪いはずがありません。~
これを聴いてから再びサム・クックのスタジオ盤を聴くと今度は全く違う角度から彼の良さが見えてきて、どちらも好きになってしまいました。~
サム・クックのCDはオリジナルがほとんどリイシューされておらず、ファンには評判がよくありませんが、とりあえず先に挙げたベスト盤「The Man And His Music」とこのライヴ盤は必携、必聴といえましょう。