*Ego Trippin' / Snoop Dogg [#d1289837] #ref(egotrippin.jpg); 1. A Word Witchya! (Intro) / Broadus, Fuqua, Gaye, Greene ... / 1:20~ 2. Press Play / Blake, Broadus, Brown, Isley ... / 3:48~ 3. SD Is Out / Broadus, Brooks, Riley, Riley / 3:49~ 4. Gangsta Like Me / Broadus, Foxx, Proby, Riley ... / 4:26~ 5. Neva Have 2 Worry / Broadus, Dopson, Hamilton ... / 4:18~ 6. Sexual Eruption / Broadus, Lovejoy, Stewart / 4:00~ 7. Life of da Party / Broadus, Cox, Molina, Shaw / 4:23~ 8. Waste of Time / Broadus, Ozuna, Saadiq, Young / 3:33~ 9. Cool / Dickerson, Nelson / 4:01~ 10. Sets Up / Broadus, Williams / 3:44~ 11. Deez Hollywood Nights / Broadus, Esposito, Hokenson ... / 4:39~ 3:46~ 13. Staxxx in My Jeans / Broadus, Jackson, Thomas / 3:49~ 14. Been Around tha World / Broadus, Givens, Martin ... / 3:36~ 15. Let It Out / Broadus, Martin, Riley, Riley / 2:38~ 16. My Medicine / Broadus, Schrody / 2:40~ 17. Ridin' in My Chevy / Broadus, Molina / 3:15~ 18. Those Gurlz / Blake, Broadus, Molina, Riley / 4:00~ 19. One Chance (Make It Good) / Broadus, Fryzel, Mitchell / 3:33~ 20. Why Did You Leave Me / Broadus, Hollis, Jones ... / 4:07~ 21. Can't Say Goodbye / Bereal, Broadus, Proby, Riley ... / 4:08~ ~ 日産ブルーバードワゴンの前でポーズをキメるスヌープ9枚目(たぶん)のオリジナル・アルバム。~ 今作はテディ・ライリーが参加したということで好事家の注目を集めておりましたが、期待に違わぬ出来となりましたが、見逃せないのは90年代のギャングスタDJ Quikも参加しており、スヌープ、テディ、クイックの三人で共同制作したみたいですな。~ ~ アルバムはマーヴィン・ゲイの「Distant Lover」を引用した(1)で幕を開け、アイズレー・ブラザーズの「Voyage To Atlantis」をサンプリングした(2)が勢いあって大変良いです。~ ここでのクイックのプロダクションはカッコイイ。~ そして(3)でいよいよテディの登場。~ アーロン・ホールの代わり、というわけではないでしょうが、ギャップ・バンドのチャーリー・ウィルソンがガイを思わせる雄叫びで彩りを添えます。~ もちろんニュー・ジャック・スウィングというわけではなく、ブラックストリート後期のサウンドを彷彿とさせるプロダクションですな。~ (4)なんかサウンドの骨格はほとんど「No Diggity」だし。~ そして大ヒット(6)は盤石のスヌープ・サウンド。~ プロモ・ヴィデオではファンク・スターになりきっております。~ (8)でのラファエル・サディークの客演もハマっており、(9)でのザ・タイムのカヴァーもスゴイ。~ ~ (16)ではなぜかカントリーに挑戦。~ ジョニー・キャッシュをアメリカン・ギャングスターだぜと紹介してまじめにうたっております。~ そういえばジョニー・キャッシュも囚人に大人気だったらしいし、そういうところからリスペクトしてたんでしょうか。~ スウィートな(18)、プリンス・フィリップ・ミッチェルの「Make It Good」をサンプリングした(19)とR&Bフレイヴァ溢れる曲の後にはマイク・オールドフィールドの「Celtic Rain」の(20)、ブルース・ホーンズビーの「The Way It Is」をフェイクした(21)と白人ポップスをサンプリングしてアルバムは幕を閉じます。~ ~ 今回はいろいろとチャレンジをしているなという感じですが、タイトルの「自己満足」を満たしつつクオリティも保ち、ほとんどのチャレンジが成功しているのはさすが。~