*Beautiful World / Take 6~ [#tda619ae]
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01 Takin' It To The Streets~
02 People Get Ready~
03 Grandma's Hands~
04 Love's In Need Of Love Today~
05 Beautiful World~
06 Don't Give Up~
07 Wade In The Water~
08 Someday We'll All Be Free~
09 Everlasting~
10 Fragile~
11 Peace In The Valley~
12 Street Jam~
13 Lovely Day~
~
テイク6初のカヴァー・アルバム。~
今回のプロデューサーはなんとマーカス・ミラー!~
マーカス・ミラーというと80年代にルーサー・ヴァンドロスと組んだ都会的なグルーヴを思い出しますが、ここでは彼らのコーラスに比重を置いた抑制された音作りが好感持てます。~
(1)はドゥービー・ブラザーズ、というかマイケル・マクドナルドのカヴァーですが彼らのヴォーカル・アレンジでイントロダクションとしては最適。~
(2)でのカーティス・メイフィールド、(4)でのスティーヴィー・ワンダーは王道的な作りですが、(5)のタイトル曲はなんとAORの巨人、ドナルド・フェイゲンの「I.G.Y.」をアダプト。~
オリジナルのキラキラ感はないものの、落ち着きはらった端正なコーラスで聴かせます。~
(6)はピーター・ガブリエルのカヴァー(オリジナルはケイト・ブッシュとのデュエット)。~
こっちはちょっとオリジナルに負けてるかな。~
オリジナルは敗北感たっぷりのピーターのヴォーカルと、それを包みこむケイトのヴォーカルが凄かったもん。~
悪い意味でやや甘きに流れた、という感じ。~
だったら(10)のスティングのカヴァーの方がいい。~
でも個人的にはやっぱり(8)のダニー・ハサウェイのカヴァーが一番スキ。~
これはホント、70年代のゴスペルだったんだね。~
どう料理してもいいものはいい。~
(13)はGAPのCMで有名になったビル・ウィザーズの曲。~
ビル・ウィザーズでゴスペルなら「Lean On Me」を持ってくるところでしょうが、そうしないのがイイところでしょうか(笑)。~
94年以降、空前のコーラス・グループ・ブームに乗せられて行くべき道を迷ったような作品も見られましたが、もう大丈夫。~
いよいよ円熟味を増してきました。~
最近流行してるハモネプもいいけど、テイク6もね、みたいな事がレコ屋の宣伝文句に書いてあったな。~
確かにこれならいい教科書になるでしょう。~
迷わずおすすめ。

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