In Effect Mode / Al B. Sure!

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1. Nite and Day (Sure/West) - 3:59
2. Oooh This Love Is So (Sure/West) - 4:35
3. Killing Me Softly (Fox/Gimbel) - 4:47
4. Naturally Mine (Sure/West) - 4:09
5. Rescue Me (Sure/West) - 3:55
6. Off on Your Own (Girl) (Sure/West) - 4:06
7. If I'm Not Your Lover (Gatling/Riley/Sure) - 4:02
8. Just a Taste of Lovin' (Sure/West) - 4:17
9. Noche y Dia (Sure/West) - 4:01

ニュー・ジャック・スウィング黎明期に現れた「新しい」黒人スター、それが当時19歳の新鋭、アル・B・シュア!です。
もともとクインシー・ジョーンズ主催のタレント・コンテストで優勝して、デビュー。
そのコンテストの審査員の中にはクインシー・ジョーンズや、名著「リズム&ブルーズの死」や「モータウン・ミュージック」などで有名なネルソン・ジョージ氏もいたと言われます。
ヒットしたのはスロウ「Nite And Day」ですが、後半のアップ・チューンはニュー・ジャックス。
このアルバムにもテディ・ライリーが数曲に参加しており、当時ヒットしていたキャメオや、ザップとは一味違う新しいサウンドを聴かせてくれました。
このアル・B・シュア!のヒットにより、所属していたアップタウン・レコードはガイやヘヴィD、Jodeciを擁して60年代のモータウン、70年代のフィラデルフィア・インターナショナル、80年代のソラーに続く90年代のアップタウンと言わしめるほどの快進撃を続けます。(アップタウンはMCAに吸収された…、のかな?)
最近はあんまり表舞台には出てきませんが、Jodeciを見出したり、プロデュース業にも力を入れています。
しかし両さんじゃないんだからこのつながりまゆ毛はどうにかして欲しかった。

コメントなどありましたらどうぞ。

  • Uptownは現在、ユニバーサル・モータウンの傘下。でも、ここ10年ほど、リリースは無いみたいだね。個人的には、このアルバム、9曲目が1曲目のスペイン語バージョンで、正味8曲ってのが、なんかすごく損した気分にさせられたのを覚えている。 -- jam-lil? 2008-10-23 (木) 08:46:13

Private Times... And The Whole 9! / Al B. Sure!

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1. Hotel California / Felder, Frey, Henley / 5:46
2. Touch You / Sure, Swing / 5:26
3. So Special / Sure, West / 5:37
4. I Want to Know / Sure, West / 5:10
5. No Matter What You Do / Sure, West / 5:15
6. Shades of Grey / Sure, West / 4:36
7. Private Times / Sure, West / 5:22
8. Misunderstanding / DJ Eddie F, Nevelle, Sure / 4:34
9. Channel J / Chubb Rock, Sure, West / 4:53
10. Had Enuf? / Sure, Swing / 4:38
11. Just for the Moment / Sure, West / 4:21
12. Sure! Thang / Sure, Swing / 4:43
13. You Excite Me / Sure / 4:53
14. Hotel California Bass Mix. 6:17
15. Ooh This Jazz Is So / Sure, West / 4:58

90年リリース、アル・B・シュア!のセカンド・アルバム。
イーグルスの(1)という変化球でアルバムはスタート。
前半ミディアム〜スロウ、中盤ニュー・ジャック・スウィング、最後にスロウという構成で、スロウは(2)とダイアナ・ロスとデュエットした(5)あたりが素晴らしい。
(6)あたりからテンポアップして、ニュー・ジャック・スウィング部門を担当するのは(8)でのDJエディ・Fとジョデシイとして正式デビュー前のディヴァンテ・スウィングが(10)(12)で初登場。
テディ・ライリーとは前作でケンカ別れしたんで、その周辺人脈を使ったと思われますが、その後の90年代R&Bシーンの中心人物となる二人を起用するあたり、センス抜群。
(2)のスロウもディヴァンテの持ち味を生かしたドロリとした淫靡な感覚で迫ります。
ほとんど全ての曲でソングライティングに名を連ねるカイル・ウェストとのタッグも相性バッチリ。

90年代初期の黒人音楽の好サンプルとして、また、ジョデシイフリークは抑えておくべき一枚。

Sexy Versus / Al B. Sure!

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1. Right Now / Sure, West / 5:54
2. U & I / Griffin, Sure / 5:43
3. Playing Games / Sure, Swing / 6:04
4. Natalie / Sure, West / 5:54
5. Ooh 4 You Girl / Griffin, Sure / 5:54
6. Kick in the Head / Deane, Sure / 4:58
7. Turn It Out / Sure, Swing / 5:56
8. See the Lady / Sure, West / 5:20
9. Thanks 4 a Great Time Last Nite / Deane, Sure / 6:35
10. I Don't Wanna Cry / Sure, West / 5:14
11. Die for You / Sure, West / 5:31
12. I'll Never Hurt You Again / Sure, West / 5:53
13. Papes in the End / Choice, Sure, Tee / 4:11

92年リリース、アル・B・シュア!のサード・アルバムは前作の延長線上ながら、歌詞にエロ要素を強めた仕上がり。
カイル・ウェスト、ディヴァンテ・スウィングといった制作陣も変更ナシ、スロウの比率がアップしたかなという感じかな。
ニュー・ジャック・スウィングの退潮期とあってか、ディヴァンテのプロデュース(7)もヒップホップ色が強くなっております。
アル・Bにはヒップホップはあんまり似合わない。
やっぱり(1)〜(4)あたりのスロウがよく似合ってる。
(4)はバスタブでの愛の交歓をやらかしてますが、地声はけっこう低いのか?

エロ路線に舵を切ったこのアルバムも高品質ですが、ここでアル・B・シュア!は外食産業(だっけかな)に進出。
キャリアは途絶えてしまいます。

Honey I'm Home / Al B. Sure!

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1. Nite and Day (Interlude) / Sure, West / 0:11
2. I Love It (Papi Aye, Aye, Aye) / Sure, West / 4:44
3. I'm Glad / 4:32
4. Top of Your Lungs! / 3:56
5. All I Wanna Do (...Is Make It Hot for You) / Dean, Sure, Vi / 4:12
6. Lady in My Life / Temperton / 5:09
7. Dedicate My All / Sure, West / 4:38
8. Bye the Way, By the Way / Sure, West / 4:08
9. Only You! / Isley, Isley, Isley, Isley ... / 3:29
10. Whatcha Got? / Dudley, Sure / 4:12
11. Fragile / Sting / 3:25
12. 4 Life! / Sure, West, Wonder / 4:41
13. Never Stop Loving You / 4:14

88年に「Nite And Day」のヒットでアップタウン・レコードの名を一気に挙げたアル・B・シュア!の衝撃の復活作。

レストランだったかなんだったかの経営が軌道に乗ったので音楽活動はおやすみという感じでしたが、数年前にK-Ciのソロ「My Book」中の「Much To Soon」をプロデュースしており、それがアルバム中唯一と言っていいレヴェルで良かったので復活すればいいのにと思っておりましたが、経営にも余裕ができたんでしょうか。

アルバムは自作曲中心でミッド〜スロウ・テンポの楽曲中心に構成されており、アル・B自身のヴォーカルも艶が失われておらず、大変満足できる出来の楽曲が並びました。
マイケル・ジャクソンのカヴァー(6)もよく似合っております。
そしてアイズレー・ブラザーズの「The Highways Of My Life」をサンプリングした(9)がまたとろける出来ですが、スティーヴィー・ワンダーの「Visions」をサンプリングした(12)もすばらしい。
スティングの(11)は・・・、ま、こんなのもあるってことで(笑)。

盟友カイル・ウェストの参加で90年代感覚をそのまま持ってくることに成功しており、ターゲットは30〜40代の黒人女性というのがよくわかります(笑)。

90年代好きには問答無用のおすすめ盤。

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