1. Party Rebels / Jones, Towns / 5:17
2. Earth Jam / Jones, Towns / 4:43
3. I Didn't Know / Jones, Towns / 5:12
4. Bachelor Harry / Jones, Towns / 5:40
5. Admit It / Marie, Towns / 5:45
6. Shoe Shoe Shine / Ashford, Simpson / 4:56
7. For Your Love / Towns, Williams / 5:10
8. Head Over Heels (I Fell in Love with You) / Jones, Towns / 6:16
88年リリース、ミネアポリス・サウンドが最もそれらしかった時期の最後を飾る一枚。
当時の黒人音楽シーンは87年にキース・スウェットの「I Want Her」でニュー・ジャック・スウィングが登場、88年にはその仕掛け人たるテディ・ライリー率いるガイがアルバムを発表、それ以降の流れを決定づけます。
80年代中期にSOSバンド、アレキサンダー・オニール、シェレール、そしてジャネット・ジャクソンとミネアポリス王朝を築いてきたジャム&ルイスは流れを的確に読んで柔軟にニュー・ジャック・スウィングのエッセンスを取り入れ、ジャネット・ジャクソンの「Rhythm Nation 1814」そしてキャリン・ホワイトの「Ritual of Love」でその成果を出します。
このセンターフォールドはソングライティングもこなすケニー・タウンズとフィル・ジョーンズの二人組で、ジャム&ルイスのザ・タイム時代の同僚モンテ・モアが制作に参加したファンク(1)(2)、ミッド・スロウ(3)もいいですがそれ以降の作品もピュア・ミネアポリス印全開。
そしてスロウはなんといってもダイナミック・スペリアーズのカヴァー(6)がサイコーのひとこと。
88年にこのサウンドは時代遅れにとられたか、センターフォールドのアルバムはこの一枚で終わってしまいますが、忘れ得ぬグループと位置づけるべきでしょう。