Run-D.M.C. / Run-D.M.C.

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1. Hard Times / McDaniels?, Smith, Ward, Waring / 3:53
2. Rock Box / McDaniels?, Simmons, Smith / 5:28
3. Jam-Master Jay / McDaniels?, Mizell, Simmons ... / 3:21
4. Hollis Crew (Krush-Groove 2) / 3:12
5. Sucker M.C.'s (Krush-Groove 1) / McDaniels?, Simmons, Smith / 3:15
6. It's Like That / McDaniels?, Simmons, Smith / 4:45
7. Wake Up / 5:30
8. 30 Days / 5:45
9. Jay's Game / 4:17

Run-D.M.C.84年のデビュー・アルバム。
今聴くとおそろしくチープなサウンドではございますが、起爆直前のエネルギーを感じることができます。
ヒップホップ黎明期に活躍したシュガーヒル・レコード勢がバック・トラックをスタジオ・ミュージシャンに演奏させてパーティ・ディスコっぽいサウンドを生み出していたのに対し、こちらは簡単なリズム・ボックスとジャム・マスター・ジェイのスクラッチを中心にしたハードなサウンドで、しかも(2)ではメタリックなギターを導入しており、ファンカデリックを想起させてくれます。
こういうサウンドになったのはロック大好きリック・ルービンがプロデュースしたせいもあるんでしょうが。
意あって力足らず、という感じはいたしますが、次作以降に力をつけた彼らは爆発いたします。

Raising Hell / Run-D.M.C.

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1. Peter Piper / McDaniels?, Simmons / 3:25
2. It's Tricky / McDaniels?, Mizell, Rubin ... / 3:03
3. My Adidas / McDaniels?, Rubin / 2:47
4. Walk This Way / Perry, Tyler / 5:11
5. Is It Live? / 3:06
6. Perfection / 2:52
7. Hit It Run / McDaniels?, Mizell, Simmons / 3:10
8. Raising Hell / McDaniels?, Rubin, Simmons / 5:31
9. You Be Illin' / Mizell, Simmons, White / 3:26
10. Dumb Girl / 3:31
11. Son of Byford / 0:27
12. Proud to Be Black / Brown, McDaniels?, Simmons / 3:14

86年リリースの3枚目。
Run-D.M.C.を、そしてヒップホップそのものを一躍ポップ・シーンに認知させた最重要アルバム。
ワタクシもこのアルバムから入りました。
MC二人の掛け合い、スクラッチ、ヒューマン・ビートボックス、そしてネタ使いとさまざまな"技"がこのアルバムで披露されており、また、たぶん儲かったカネで機材を買い足したんでしょう、サウンドもアイディア満載のすばらしいものになりました。
当時の定番となったマルティグラネタの(1)から飛ばしに飛ばし、マイシャローナの(2)、アディダスをヒップホップ・ファッションに昇華させた(3)、そしてなんといってもエアロスミスの(4)。
このカヴァー・ヒットがエアロスミスの復活を促し、90年代における最重要バンドとして君臨することになりました。
このアルバムの大ヒットを受けて来日、笑っていいともにでてコーラの早飲み競争とかしつつなぜかNHKホールでコンサートをやっておりました。
たしか日本からも当時ラッパーだったいとうせいこうとか出てたんじゃないかな。
あとフーディーニとかも帯同してたような。
個人的にはヒューマン・ビートボックスが鬼カッコイイ(7)がお気に入り。
今聴いてもすばらしいヒップホップ・アルバムのマスターピースの一枚。

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