1. Mighty Power of Love (Perren/St. Lewis) - 3:58
2. Ridin' High (St. Lewis/Tavares) - 4:05
3. To the Other Man (Baylor/Ingram/Northern/Stewart) - 4:34
4. Heaven Must Be Missing an Angel (Perren/Saint Lewis) - 6:32
5. Bein' With You (Perren/St. Lewis) - 3:45
6. Wonderful (Banks/Hampton) - 4:00
7. Guiding Star (Perren/Saint Lewis) - 6:34
8. Don't Take Away the Music (Tavares/Tavares/Tavares) - 6:18
最初ミルマスカラスの入場テーマでも入ってるのかと思いましたが、全然違いました(当たり前か)。
ブラックディスクガイドとかじゃ邦題が「ディスコ天国」なので、ディスコアルバムみたいな事書いてありますが、実際は良質なフィリー・ソウルです。
たぶんスタイリスティックスとかの大ヒットやらTV番組「ソウル・トレイン」の成功やらがあって、フィリー=ディスコみたいな図式が出来上がっていて、このレコードを日本のレコード会社の担当さんが聴いてみて、「あー、ディスコだ。じゃあ邦題タイトルは『ディスコ天国』コレで決まり!」みたいな経緯ではないかと…。
タヴァレスというのは、ファミリー・ネームで、みんな何たらタヴァレスという名前だそうです。
プロデューサーはフレディ・ペレンさんという人ですが、例によってあんまり詳しいことはわかりません。
PIR系列の人ではないみたいなので、疑似フィリー・サウンドとなるのかもしれませんが、それでもここまでサウンドを構築できればたいしたもの。
(1)から快調なフィリー・サウンドで突き進んでいき、シメの(8)まで一気に聴かせます。
特筆はスロウの(3)(6)。
(3)はルーサー・イングラム、(6)はバンクス&ハンプトンというサザン・ソウルの売れっ子による作品をフィリー・サウンドに再構築しての歌唱。
素晴らしい。
こちらもフィリー好きならおすすめ。