1. Mamacita (Gordon/Levert) - 5:34
2. My Heart [CD Version] (Booker) - 6:05
3. Still in Love (Giles/Haynes/Mcneil/Russell) - 5:03
4. Happy Relationship (Brownmark/Woodsom) - 4:20
5. I Like That (Gordon/LeVert?/Levert) - 4:12
6. Young Girl (Harmon/Russell/Wright) - 6:03
7. She's My Favorite Girl (Carpenter/Zamora) - 5:13
8. Watch Me Dance (McNeil?/Nelson/Russell/Vaughn) - 4:47
9. Mamacita [*] (Gordon/LeVert?) - 6:51
ジェラルド・リヴァートの後押しを受けて(1)でデビュー、こちらはリヴァート得意のGo-Go風味を利かせたアップで、チャートで検討しました。
クレジットよく読んだらオージェイズのエディ・リヴァートもプロデュースに関わってて、録音はフィラデルフィアのシグマ・サウンド・スタジオだったのね。
また、(2)、(7)ではチャッキー・ブッカーがプロデュースを手がけ、特に(2)ではソングライティングを手がけ、彼お得意の跳ねたアップで次作アルバムの最高傑作「Spread My Wings」への昇華へとつなげます。
この他の曲ではメンバーのスティーヴ・ラッセルがソングライティングに参加しておりますが、個性の確立にはあと一歩。
スロウの(3)あたりがちょっと甘酸っぱい感じでいいかな。
次作以降に花開きます。
1. My Love
2. My Music
3. Another Lover
4. For You
5. All I Do Is Think of You
6. That's My Attitude
7. Soupped Mix [*]
8. I Will Always Love You
9. Spread My Wings (Reprise)
10. Spread My Wings
11. I'm Not Soupped
リヴァートの後押しでデビュー、前作が好調な滑り出しを見せたトゥループのセカンド。
とはいうものの、このグループといえば何といってもチャッキー・ブッカー作のメロディアスなアップ「Spread My Wings」とジャクソン5 のカヴァーとなるスロウ「All I Do Is Think Of You」がこのアルバムのハイライトとなるでしょう。
「Spread My Wings」はトゥループそしてチャッキー・ブッカー一世一代の傑作、このグループはリヴァートが発掘してきたにも関わらず、自分の中ではトゥループといえばチャッキーという図式がこびりついて離れません。
「All I 〜」は70年代にスミス・コネクションというスウィート・ソウル・グループを結成後、モータウンのスタッフを経て95年頃にMind, Heart & Soulというグループを手掛けたマイケル・ラヴスミスがモータウンの超有名プロデューサー、H=D=Hの一員、ブライアン・ホーランドと書いたもので、この 胸キュン(死語)ムードにはシビレました。
その他にもこの当時絶好調なジェラルド・リヴァート&マーク・ゴードン、当時まだ無名だったダラス・オースティンなどのゲストを迎えた充実作。
メンバーのスティーヴ・ラッセルも次作でプロデュースをつとめるなど多彩な活動を見せます。
01 Praise
02 Keep You Next To Me
03 She Blows My Mind
04 I'm Not Gamin'
05 Set Me Free
06 Strange Hotel
07 I Feel You
08 Sweet November
09 Come Back To Your Home
10 Only When I Laugh
11 Whatever It Takes (To Make You Stay)
12 You Take My Heart With You
13 Deepa
14 Give It Up
15 Hot Water
前作が大ヒットとなったトゥループのサード。
メンバーのスティーヴ・ラッセルがプロデュースに全面的に関わり、アルバムとして統一感が出ました。
(5)なんかは「Spread My Wings」を 下敷きに、というよりはまんまパクってるし。
基本的にはチャッキーの路線を受けつつ、自分なりにプロデュースをというのが彼らのやり方だったみたいです が。
(8)でベイビーフェイスがソングライティングにて参加してますが、聴いた限りではそれとわからない感じ。
全体的にはトゥループのアルバムとしての最高傑作として認識してよいと思います。
これだという曲がないのが難点ですが。
この後彼らはメンバー脱退、インディ落ちと厳しい状況を迎えていますが、なんとか頑張って欲しいところです。