01. Stay / Blaylock, DeBarge. M.. ... / 3:52
02. Let Me Get This Right / Blaylock, Reid, Ridge, Smith / 3:47
03. So Sick / Eriksen, Hermansen, Smith / 3:28
04. When You're Mad / Smith, Taylor / 3:42
05. It Just Ain't Right / Debarge, Smith, Williams ... / 3:47
06. Mirror / Smith, Taylor / 3:48
07. Sign Me Up / Feemstar, Smith / 3:27
08. I Ain't Gotta Tell You / Howard, Lewis, Smith / 3:17
09. Get Down Like That / Pope, Sigler, Smith / 4:05
10. Sexy Love / Eriksen, Hermansen, Smith / 3:40
11. Let Go / Eriksen, Hermansen, Smith / 3:48
12. Time / ., Eriksen, Hermansen, Smith / 3:49
JAY-Zにスカウトされただかなんだかがきっかけでデフ・ジャムからデビューしたNe-Yo。
ソングライティングもこなす若手で(クレジットされているSchaffer Smithというのが本名なのか?)これからが期待されます。
ヴォーカルはやや細目のテナーで、ジェシー・パウエルを彷彿とさせます。
とはいえ滑らかさには欠け、やや幼い感じで、これからに期待か。
アルバムは(1)はデバージの「Stay With Me」をちょびっとだけサンプリングしたミディアム・アップの勢いあるトラックで良。
最近の傾向かもしれませんが、こういう作りは歓迎します。
スロウは(6)のみ、あとはミディアム系の曲がずらっと並んでますが、アルバム一枚を通しても、ほとんどの曲のソングライティングに関係したせいか、一体感があって良いです。
(1)以外はラッパーのゲストもいないんで、歌の世界を楽しむことができるし。
ヒップホップ畑からスカウトされたシンガーがR&Bをやる、という図式はここ数年で完全に定着しましたが、昔みたいにゴスペルあがりの歌バカはもう出てこないのかなあ。
まあふたつはひとつ、という見方も出来ますんでやいやい言う事もないんでしょうが、バリトン系の吠えるシンガーがメジャー・シーンに不在というのもさみしいなと。
ただ、「歌える」人間までラップはやらないでほしいなあとは切に思いますが。
今年の新人賞有力候補。
01. Because of You / Eriksen, Hermansen, Smith / 4:26
02. Crazy / Carter, Feemster, Smith / 4:21
03. Can We Chill / Hudson, Smith / 4:24
04. Do You / Allen, Smith, Sparkman / 3:48
05. Addicted / Smith, Taylor / 3:46
06. Leaving Tonight / Davi, Foster, Moffett-Young / 5:14
07. Ain't Thinking About You / Hudson, Smith / 3:41
08. Sex with My Ex / Smith, Taylor / 3:39
09. Angel / Perry, Smith / 3:28
10. Make It Work / Smith, Taylor / 4:08
11. Say It / Bloom, Smith / 4:41
12. Go On Girl / Bjorklund, Eriksen / 4:21
ニーヨ待望のセカンド。
前作で大活躍したプロデュース・チーム、StarGate?制作のナイス&スムースな(1)、Jay-Zをゲストに迎えた(2)は前作を彷彿とさせる出来ですが、(3)あたりから新機軸を打ち出し、ジェニファー・ハドソンをゲストに迎えた(6)はジェニファーの火の出るようなヴォーカルだけが印象的で当のニーヨがどっかいっちゃってます(笑)。
アッパーな(7)はティンバランド以降の展開を予想させる出来。
プリンスの影響濃い(8)あたりは評価が分かれるところか。
もしディヴァンテ・スウィングが壊れなければこういう音作りをしてたのかもしれないなと思わせる(11)でしとどにぬれた後、再び前作っぽい(12)で幕を閉じます。
自分の中にあるさまざまな可能性を試してみたかったのでしょう、今回はわりと冒険をしたなという感じで、そこらは評価が分かれるところです。
そろそろプリンスの再評価が始まっても良い頃合いではないかと思いますので(8)なんかはおもしろいと思うんですが、ヒップホップ世代にはこの手のサウンドはまだ異質に感じられるんでしょうかどうでしょうか。
R&B界の若き才人の野心作、と捉えたい一枚。
1. Closer / Beite, Eriksen, Hermansen ... / 3:54
2. Nobody / Smith / 3:07
3. Single / Jones, Smith / 4:17
4. Mad / Eriksen, Hermansen, Smith / 4:14
5. Miss Independent / Eriksen, Hermansen, Smith / 3:52
6. Why Does She Stay / McKinney?, Reeves, Romulus ... / 4:33
7. Fade into the Background / Smith, Wilson / 3:18
8. So You Can Cry / Perry, Smith / 4:17
9. Part of the List / Harmon, Smith / 4:09
10. Back to What You Know / Beite, Eriksen, Hermansen ... / 4:10
11. Lie to Me / Smith, Taylor / 4:27
12. Stop This World / Harmon, Smith / 4:23
好調なペースでリリースを続けるニーヨのサード・アルバム。
制作陣はノルウェーのプロデュース・チームのStarGate?が(1)(4)(5)(10)を手掛けており、いずれも高品質で21世紀のジャム&ルイスとも言うべき活躍です。
スロウなら(6)、粘っこいファンク風味の(7)とヴァラエティに富んでおりますが、アルバム通してメロディアスで耳なじみが良く、マイケル・ジャクソンのような甘めのヴォーカルとよく合っているのがヒット要因ですな。
ここ最近ヒップホップを筆頭にリズム・トラックにばかり重心を置いた曲ばかりが並んでおりましたが、こういう「美メロ」がまた復権するとR&Bも面白くなると思います。
ちうかなってほしい。
今回もおすすめ盤。