1. Harlem Blues / Branford Marsalis ... / 4:50
2. Say Hey / Branford Marsalis ... / 3:18
3. Knocked Out the Box / Branford Marsalis ... / 1:35
4. Again, Never / Branford Marsalis ... / 3:54
5. Mo' Better Blues / Branford Marsalis ... / 3:39
6. Pop Top 40 / Denzel Washington ... / 5:40
7. Beneath the Underdog / Branford Marsalis ... / 5:07
8. Jazz Thing / Gangstarr ... / 4:50
9. Harlem Blues [Acapulco Version] / Cynda Williams ... / 4:48
BRANFORD MARSARIS : Soprano Saxophone
KENNY KIRKLAND : Piano
ROBERT HURST : Bass
JEFF 'TAIN' WATTS : Drums
TERENCE BLANCHARD : Trumpet
90年に公開されたスパイク・リー監督の映画サウンドトラック。
デンゼル・ワシントンとウェズリー・スナイプス、あとワキ役でサミュエル・L・ジャクソンが共演しているという今となってはほぼ見ることのできない顔合わせの映画です。
ジャケットからしてケッサクで、自分の映画「Do The Right Thing」の上に本作のポスターを貼りつけるという念の入れよう。
スティングと一緒にやっていた、という印象の方が強いブランフォード・マルサリスとケニー・カークランドが参加。
まずは何と言っても冒頭の(1)。
二股をかけられた女性シンガー役のおねいちゃんがデンゼル・ワシントン演じるトランペッターを想いつつ歌うシーンは圧巻でした(本人が歌ってるのか吹き替えかはわかりません)。
失恋を歌う女性ヴォーカルにそっと寄り添うようなブランフォード・マルサリスのサックスがこれまた素晴らしい。
作曲者のW.C. Handyってブルーズのあの人なのかな。
この人の名前の賞かなんかなかったっけ。
そしてヒップホップ・ファンにはGangstarrの(8)でしょうか。
これは90年当時のジャズに対するヒップホップ・サイドからの回答、だったのでしょうか。
そしてブランフォード・マルサリス率いるクインテットの繰り出すジャズ・ナンバーがまたカッコイイ。
映画ではデンゼル・ワシントンとウェズリー・スナイプスがフロント・マンになってましたが、吹き替えやらせてもサマになるなあと。
(2)(3)なんかはハード・バップになるのかなどうなのかな。
音の感じがいかにも80年代末期だなというかんじはしますが、お見事でございます。
映画はレンタルビデオで見ましたが、これDVDにならないのかなあ。
01. Hi Power Gangster / Mr.Capone-E Feat,Hi Power Soliders
02. World Famous / Lighter Shade Of Brown Feat,Rappin 4-Tay
03. Lil' Don Juan / Slow Pain
04. For The Streets / Mr.Criminal
05. Come Smoke With Me / South Siders Feat,Lil Tweety & Malow Mac
06. Blow Your Lights Out / Seldom Seem Feat,Diamonique
07. I Wanna Be Freaked / Mr.Capone-E
08. Touch Of Julius / C-Blunt Feat,Betty Boo
09. Gangsters / Tommy Gun
10. Rider / Brown Boy
11. West Coast Locos / Don Cisco
12. G'Fellas Rap Dirty / G'fellas
13. West Coast Do Or Die / Scrappy Loco Feat,Mr.Capone-E
14. In This Bitch / Seldom Seem Feat,3XL & Diamonique
15. Having A Smokeout / South Siders Feat,Mr.Criminal
16. Palm Tree's & Sunshine / Junebug Slim
17. Bed Drama / Lawless
THUMPレコードのラッパーさん達をコンパイルしたアルバムの第二弾。
2005年に第一弾についてエントリーいたしましたが、個人的にはこちらの方がいいかなとも思います。
ZAPPとの共演盤が大きな話題を呼んだチカーノ・ラップの第一人者、Mr.Capone-Eを筆頭にRappin 4-Tayといった有名どころからぜんぜん知らんラッパーまでいろいろ入っております。
Mr.Capone-Eのギャングスタな(1)、トークボックスを使ったザッピーな(4)(8)、メロウな(16)(17)など親しみやすい作品が入っており、これからの季節のドライブのお供に最適でしょう。
こういうのは国内での紹介がほとんどないのでざっくりしたコンピで気軽に聴く方があってるのかな。
収録曲には(3)の「Ring My Bell」とか(7)の「Free」とかの大ネタを使えどもクレジットには載っておらず、THUMPはやくざレーベルと見えて権利金などはいっさい払ってないようなそんな気がします。
古いソウルのコンピも相当扱ってるみたいだけど、そのうち思いっきり手入れがはいるようなそんな気が。
で、このシリーズを監修してるDJ DASKさんという人は日本人だったのね。
はじめてしった(笑)。
01. Roy C's Theme Song - The Honey Drippers
02. Impeach The President - The Honey Drippers
03. A Funky Xmas To You - J.Hines &The Boys
04. Funky Funk (Pt.1) - J.Hines &The Boys
05. Funky Funk (Pt.2) - J.Hines &The Boys
06. Hustle On Down (Pt.1) - Michael Legrair
07. Hustle On Down (Pt.2) - Michael Legrair
08. I Can't Stop You From Doing - The Honey Drippers
09. Why Did You Fall In Love With Me? - The Mark IV
10.I'm So Proud Of You - The Mark IV
11.You've Got To Say What You Mean - Attractions
12.Did I Do The Right Thing - Attractions
13.Got To Get Me A Wife - James Shaw
14.Guilty Of Adultry - James Shaw
15.Got To Get Enough - Dynamite Singcetary
16.I Ain't Gonna Take No For An Answer - Dynamite Singcetary
17.Who's Making Love - Robert (Bobby) Harrison
18.Nasty (Let's Get Nasty) - Chuck Steven
19.She's A Merry Go Around - Michael Legrair &The Honey Drippers
ロイ・Cが制作に関わったシンガー/グループをコンパイルしたアルバム。
この盤の目玉は何と言っても(2)でしょう。
この曲のイントロ部分はジェイムズ・ブラウンの「Funky Drummer」とならぶブレイクビーツの定番として使われまくっておりますが、これはハニードリッパーズの人気というよりはこのビートを最初にサンプリングしたヒップホップ初期に登場したグループ、オーディオ・トゥーの「Top Billin'」がヒップホップ・シーンに衝撃を与えた部分を評価すべきでしょう。
そしてオーディオ・トゥーが「Top Billin'」で「作った」ビートはメアリ・J・ブライジの出世作「Real Love」にもサンプリングされてヒップホップ・ソウルの幕開けに一役買うなど長い影響力を与え続けており、おおもとのハニードリッパーズの評価に繋がる、というのがワタクシの見方です。
アルバムの中身ですが、前半の(1)〜(8)は土臭いかんじのファンクが収録されており、(9)以降はどっぷりのサザン/ディープ・ソウルが入ってくるという作りで、(11)(12)なんかはすばらしい。
とはいうものの、ジョニー・テイラーのカヴァーとなる(17)はドラムがやっすい打ち込みでズッコケます。
ヴォーカルはなかなか熱くていいんですがこの作品だけ時期がずれてるのかな。
基本的なスタンスはロイ・Cがどうのこうのと言うよりも、ヒップホップのブレイクビーツの大本を入り口に、70年代のサザン・ソウルを体験する好コンピレーションとして聴くのが良いような気がします。
01 The Lyrics / Darling
02 The Lyrics / How A Woman Does Her Man
03 The Lyrics / The Side Wind
04 Percy Milem / Crying Baby, Baby, Baby
05 Percy Milem / I Don't Know What You've Got
06 Percy Milem / She's A Mover
07 Percy Milem / I Slipped A Little
08 Percy Milem / I'm Crying Over You
09 O. V. Wright / That's How Strong My Love Is
10 O. V. Wright / There Goes My Used To Be
11 Phillip & The Faithfuls / Love Me
12 The Vel Tones / I Do
13 Gene "Bowlegs" Miller / Toddlin'
14 Eddie Jefferson / Some Other Time
15 Timmy Thomas / Have Some Boogaloo
16 Timmy Thomas / It's My Life
17 Timmy Thomas / Whole Lot Of Shakin' Goin' On
18 Barbara Perry / Unlovable
19 Barbara Perry / You Ain't Woman Enough
20 "Wee" Willie Walker / I Aint Gonna Cheat No More
21 "Wee" Willie Walker / I Don't Want To Take A Chance
60年代サザン・ソウルの殿堂、ゴールドワックス・レコードの特集第2段。
第1集ではジェイムズ・カーやスペンサー・ウィギンズ、オヴェイションズ等の有名歌手がてんこ盛りでしたが、この第2集の目玉は何といってもO.V.ライトがゴールドワックスに録音した(9)でしょう。
オーティス・レディングのヴァージョンが最も有名ですが、このオリジナルのヴァージョンの味わい深さも特筆もの。
後にハイ録音でもメドレー形式で再演しますが、こちらの方が数段上。
また、個人的にはティミー・トーマスの録音(15)〜(17)が気にかかりました。
70年代に入ってからのリズム・ボックス使用の草分けになった曲と言われるクールな味わいの「Why Can't We Live Together?」しか知らなかったので、このゴールドワックス時代の熱い歌唱には一驚という感じです。
全体の印象は熱い歌唱のオンパレードで、このレーベルの特色がよく出ています。
スタックスのシングルズ・コレクション9枚組、アトランティックの1974年までのR&B全集7枚組と、このゴールドワックスの2枚組を合わせれば60年代サザン・ソウルの流れは押さえたも同然でしょう。
ただ、まだサウンド・ステージ・セブンとか傍流レーベルの流れの部分もありますからしつこく追っていくとさらなる泥沼に足を突っ込むことになりますが…。
01. Cali Living / Junebug Slim / 3:52
02. Player in You / G' Fellas / 5:00
03. Ground Shakin' Switches / Mista Scrap / 3:54
04. Would You Forgive Me / 1 Mr / 4:01
05. Street Life / Lighter Shade Of Brown / 4:18
06. Wish Upon a Star / Junebug Slim / 4:36
07. The 13 / Slow Pain, Sniper / 4:10
08. Your Love / Mister D, DTX / 4:53
09. Love You More / Brown Boy / 4:19
10. Love You So / Malow Mac / 4:06
11. Lovely / Adolfo / 4:02
12. Summertime Groove / Junebug Slim / 3:31
13. Can I Kick It / Capone / 4:48
14. Take Another Hit / Hellbound / 5:41
15. I Come From / Scrappy Loco / 4:43
16. On a Sunday / Mr. Capone-E, DTTX / 4:23
Thumbというレーベルのラッパーを集めた編集盤の第一弾(らしい)。
カリフォルニア南部ということで、延々とメロウな西海岸ヒップホップが垂れ流し。
クレジットもなにもなく、ネタはさっぱりわからねど、(13)でやっとこテディ・ペンダーグラスの「Love T.K.O.」が出てきてネタがわかった(笑)。
ネタは黒人音楽ながらもラテンなまりのラップがなかなか気に入りました。
全編レイドバックしまくりなんで、部屋でのBGMでかけっぱなしにしとくのが一番向いてるかなあ。
アメリカのチカーノはローライダーでこういうのを聴いてるのかなあ。
そろそろこの辺のシーンも表層化されそうな気もするんですが、それがいつ、どういうタイミングで出てくるのか。
チカーノ・ヒップホップにおけるデフ・ジャムやデス・ロウ・レコードが出てくるのはいつかなあ。
Disc 1
01. I Want Her (Extended Version) / Keith Sweat
02. Just Got Paid (Dub Version) / Johnny Kemp
03. Groove Me / Guy
04. My Prerogative (Extended Remix) / Bobby Brown
05. Him or Me (12" Remix) / Today
06. Real Love (House Mix-Radio Edit) / El DeBarge
07. I Like (Hype Version) / Guy
08. Just as Long as Were Together (Remix Edit) / Al Green, Al B. Sure!
09. New Jack Swing (12" Remix) / Wreckx-N-Effect
10. Somebody for Me / Heavy D & the Boyz
11. I Found Lovin' (Club Version) / Jeff Redd
12. Spread My Wings (Clark Kent Super Mix with Rap) / Troop
13. Poison / Bell Biv DeVoe?
14. Rub You the Right Way (7 Version) / Johnny Gill
Disc 2
01. Why You Get Funky on Me (12" Mix) / Today
02. Hold On (Edit) / En Vogue
03. Feels Good / Tony! Toni! Tone!
04. She's Mine (Radio Club Mix) / Basic Black
05. Treat Them Like They Want to Be Treated (Club Mix) / Father MC
06. Sensitivity (Radio Mix) / Ralph Tresvant
07. I Like the Way (The Kissing Game) / Hi-Five
08. Motownphilly / Boyz II Men
09. I Wanna Sex You Up (Smoothed Out/Long Version) / Color Me Badd
10. You Called and Told Me / Jeff Redd
11. Come and Talk to Me / Jodeci
12. Rump Shaker (Teddy 2) / Wreckx-N-Effect
13. I'm in Luv (Remix Edit) / Joe
14. Anything (Old Skool Mix) / SWV feat. Wu-Tang Clan
87年キース・スウェットの(1)で幕を開けたニュー・ジャック・スウィングはCD普及期に発生した新しいムーヴメントではございましたが、一方ではまだまだクラブでは主流であった12インチ・シングルの文化でもあり、ヒップホップ勃興期より主流となりつつあったリミックスの文化でもあった、という側面もあるかと思います。
そんなニュー・ジャック・スウィングの代表曲を12インチ・ヴァージョン中心に集めたコンピ盤が発売されました。
Disc1の曲をあらためて聴くと、テープを切り貼りしましたみたいな曲が並んでいるのはご愛敬。
白眉はトゥループの(12)。
これは一時期アホみたいな値段で取引されておりましたが、これでかなり落ちるかな(笑)。
Disc2は90年前後の曲を集めておりますが、ここらへんに来るとリミックスのノウハウも蓄積されたと見て、かなり洗練されてきたという感じの曲が並びます。
ジョデシイのデビュー前の仕事として有名なニュー・ジャック・ラップの傑作(5)、甘酸っぱい(6)(7)、ジェフ・レッドの幻のセカンド「Down Low」に収録されていた痛快なアップ(11)、そして(14)はサントラ「Above The Rim」収録のヴァージョンにウータン・クランのラップをフィーチュアしたクラブ映えする一曲。
とにかく仕事や家事に疲れた30〜40代のオッサンオバハン達がアゲアゲ(死語)になること間違いなしの2枚組。
1. Rapper's Delight / The Sugarhill Gang / 14:43
2. Super-Wolf Can Do It / Superwolf / 6:20
3. Freedom / Grandmaster Flash & The Furious Five / 8:12
4. 8th Wonder / The Sugarhill Gang / 7:11
5. That's The Joint / Funky Four Plus One / 9:21
6. The Birthday Party / Grandmaster Flash & The Furious Five / 8:20
7. Funky Sound (Tear The Roof Off) / The Sequence / 4:55
8. Spoonie Is Back / SPOONIE GEE / 6:34
9. The Message / Grandmaster Flash & The Furious Five / 7:09
シュガーヒル・レコードの一番おいしいところをコンパイルしたアルバム。
ヒップホップの夜明けを告げた(1)はホリデイ・インにたむろする女の子を題材にしたパーティ・ラップ。
クラブで大人気の(5)はアンサンブルのおもしろさもさることながらシャ・ロックちゃんのカワイイラップがステキ。
これのCJマッキントッシュがリミックスしたヤツがまたカッコイイ。
90年代初頭にヒップホップ勢からのPファンク再評価に先駆けて、替え歌のレベルですが、この時期既にPファンクをやっていたというのは評価されてしかるべきでしょう。
いや、この時期だとビミョーに遅れてるか(笑)?
そしてシュガーヒル・レコードの真打ち、グランドマスター・フラッシュはパーティ・ラップ(3)(5)そしてヒップホップの側面のひとつでもあるストリートの現実をラップした(9)で存在感を示します。
「おい、押すな、こっちは、ギリギリのところに、いるんだ」と訴え、黒人ヤッピーに向けられた口当たりの良い音楽ではなく、下層の人々に向けられた音楽という意味で重要でしょう。
表題通りのまさにストリート・ビートですが、バックアップしているのは十分に経験を積んだスタッフだったというのがおもしろいところです。
1. It's Nasty / Grandmaster Flash & The Furious Five / 8:20
2. Hey Fellas / Trouble Funk / 7:18
3. Whip It / The Treacherous Three / 7:42
4. Do You Want To Rock(Before I Let Go) / The Funky Four / 6:23
5. Breaking Bells(Take Me To The Mardi Gras) / Crash Crew / 7:18
6. Simon Says Dance / Farrari / 6:38
7. New York New York / Grandmaster Flash & The Furious Five / 7:22
8. Kickin'it Live From 9 To 5 / The Sugarhill Gang / 6:33
9. Break Dance-Electric Boogie / West Street Mob / 5:10
10. White Lines / Grandmaster Flash & Melle Mel / 7:28
シュガーヒル・レコードのコンピ盤パート2はパート1に比較して若干の出がらし感は否めませんが、聴き物は多数。
なぜここにいるのか不明ですが、トラブル・ファンクの(2)はふつうにいつものゴーゴー攻めでございます。
そして今ではどこいっちゃったのかわかんないのが悲しいことこのうえないクール・モー・ディーがいたトレチャラス・スリーの(3)と一人抜けちゃったらしいファンキー・フォーの(5)はメイズのカヴァーとヴァラエティに富んでおります。
そしてグランドマスター・フラッシュはカッコイイサウンドに乗せてコカイン撲滅を訴える(10)で政治色の強い作品を作りますが、時期尚早だったんでしょうか、しばらく経つとパーティ・ラッパー達にトップの座を奪われてしまいます。
初期ヒップホップ・グループのアルバムはそれほど存在せず、はこの時期からクラブ・ユースを意識してなのかほとんど12インチ・シングルとしてのフォーマットが多いのでCDだとこういう形でのコンピになるのはやむを得ないか。
アルバム出してないグループの方が多かっただろうし。
1. Let's Get Into Something / Richmond Extension
2. The More I Get To Know You (Part 1) / Five Special
3. Never Take Your Love Away / Tomorrow's Promise
4. Whisper A Love Chant / Ambition
5. I'm Losing You / Vaneese & Carolyn
6. Falling In Love Is A No No / Westwing
7. Say You Will / Mojoba
8. That's When You Know Your Woman Wants To Be Free / The Newcomers
9. Nighty Night / The Insiders
10. I Can Testify (Good Things Come To Those Who Wait) / Richmond Extension
11. It's Just Like Magic / The Gaslight
12. So Long Letter (In A Picture Frame) / The Reason Why
13. I'm Not Like The Others / North, South, East & West
14. I Want To Give You My Everything / Candy & Sweets
15. Ah! Sweet Mystery Of Life / Brenda Lee Eager
16. My World / Sam Dees
17. (Let's Stop Making) Small Talk / Five Special
18. I'm So Glad / Prime Cut
19. Should I Follow My Heart / Tomorrow's Promise
20. Let Me Down Easy (Have It Your Way) / Chapter One
ユニヴァーサル傘下のマーキュリー、20thセンチュリー・レコード、ポリドールなどのシングル盤でキラリと光るスウィートな楽曲を有名なソウルバーのマスターが選曲したコンピ盤。
収録曲のオリジナル・シングル盤にはモノによってはとんでもない値段がつけられてるらしいですが、ようわかりません。
ちうかもうそういうレアだからどうのこうのっていう世界に興味ないし、そういう謳い文句で釣るのもどうかなという気はいたしますが。
このコンピ盤の存在そのものはタツロー氏がサンデーソングブックで紹介してたんで知ってましたが、そういう気持ちがいろいろと渦巻いてしまい、購入がちょっと遅れました。
グチグチ文句書きましたが、内容はスウィート・ソウル・ファンならば必携ですな。
とはいうものの、のっけの(1)(2)みたいな腰がくいっくいっと動くミディアムもあり。
(3)あたりからとろりとしたスウィートな世界が繰り広げられますが、(7)なんかこれアイズレー・ブラザーズの「For The Love Of You」のモロパクリじゃねーか。
いいのか?
(10)はぐいっとソウルが注入された70年代スタイリスティックス〜ブルー・マジックという感じでサイコー。
70年代のコーラス・グループの裾野の広がりが見えるようです。
(11)はまずタイトルがいいやね(笑)。
(16)のサム・ディーズはさすがの出来。
大好きです。
もちろん内容もタイトルに負けず劣らずのすばらしさ。
その他の曲も選りすぐりだけあって内容は高水準。
全体を通して聴くとさすがメジャー・レーベル、なんやかんやいうても音質やアレンジにけっこうカネかかってるなという感じがいたします。
ニュージャージー産のスタング・レコードみたいなショボくれた音質じゃないって感じですが、いや、スタングのアレはアレで逆にソウル濃度がアップしております。
解説は吉岡正晴さん。
ひさびさに「今度あなたのCDライブラリーに加わることになった一枚のCDをご紹介します。」という冒頭文を見ました(笑)。
1. Rub You The Right Way (Original Extended Hype 12" Mix) / Johnny Gill
2. Her (Original 12" Mix) / Guy
3. I Got The Feeling (Original 12" Mix) / Today
4. New Jack Swing (Original 12" Mix) / Wrecks-N-Effect
5. She's Got That Vibe (Original 12" Mix) / R.Kelly & Public Announcement
6. Do Me Right (Original 12" Vocal Remix) / Guy
7. Sensitivity (Original 7" Radio Mix) / Ralph Tresvant
8. So You Like What You Feel (Original Extended Album Mix) / Samuelle
9. Poison (Original R'n'B 12" Mix) / Bell Biv DeVoe?
10. Treat Them Like They Want To Be Treated (Original 12" Mix) / Father MC
11. Another Like My Lover (Original Hip Hop 12" Mix) / Jasmine Guy
12. Mama Told Me (Original Full CD Mix) / Keisha Jackson
1. Is It Good To You (Original Album Mix) / Tammy Lucas & Teddy Riley
2. Don't Be Afraid (Original Album Mix) / Aaron Hall
3. Yo, That's A Lot Of Body (Original Album Mix) / Ready For The World
4. I Like Your Style (Original Album Mix) / Bubba
5. Whatever It Takes (Original 12" Mix) / Basic Black
6. Swingin' Single (Original Album Mix) / Groove B Chill
7. Just Got Paid (Original Teddy Riley Remix) / Johnny Kemp
8. My Fantasy (Original 12" Remix) / Guy
9. Why You Get Funky On Me (Extended Original 12" Mix) / Today
10. Coool-Aid Express Card (Original Full CD Mix) / The Nation Funktasia
11. Serious (Original 12" Club Mix) / La Rue
12. My Prerogative (Original 12" Radio Edit) / Bobby Brown
1. Ain't Too Proud To Beg (Smoothed Down Extended 12" Remix) / TLC
2. I Want Her (Original Album Mix) / Keith Sweat
3. I Just Can't Handle It (Original 12" Mix) / Hi-Five
4. Judy Had A Boyfriend (Mucho Radio Edit With Rap) / Riff
5. Somebody For Me (Original Album Mix) / Heavy D. & The Boyz
6. I'm Dreaming (Original Album Mix) / Christopher Williams
7. D.O.G. Me Out (Original Single Edit With Rap) / Guy
8. Rump Shaker (Original Extended Teddy No.2' 12" Remix) / Wreckx-N-Effect
9. 69 (Original Album Mix) / Father MC
10. I'm So Into You (Original 12" Teddy Riley Radio Mix) / SWV
11. Real Love (Original 12" Hip Hop Club Mix) / Mary J. Blige
12. Love Thang (Original 12" R&B Club Mix) / Intro
1. She's Mine(LP Version) / Basic Black
2. New Jack City(LP Version) / ARB
3. Do Me(LP Version) / Bell Biv Devoe
4. It's Alright(LP Version) / Jodeci
5. Wanna Get With U(LP Version) / Guy
6. Lisa Baby(LP Version) / Father MC
7. We've Got Our Own Thang(12" US Version) / Heavy D & The Boyz
8. I Found Love(LP Version) / Jeff Redd
9. I'm In Luv(LP Version) / Joe
10. Anything(Old Skool Mix) / SWV
11. Do The Right Thing(LP Version) / Redhead Kingpin & The FBI
12. Listen Closely (Bozack)(LP Version) / Tamrock
87〜92年あたりまでR&B界をリードしたニュー・ジャック・スウィングの12インチ・ヴァージョン中心のコンピ盤。
12インチものということでアルバムとはひと味違うサウンドでひさしぶりに聴くと新鮮だ(笑)。
このシリーズはUKプレスなのか。
それにしてもvol.3と4の裏面にあるケンウッドにロゴはなんなんだ。
ケンウッドの機材を使ったんだろうか。
この時期は三大プロデューサー・チームとしてL.A.&ベイビーフェイス、ジャム&ルイス、そしてジーン・グリフィン&テディ・ライリーという三組がしのぎを削ってて大変刺激的でした。
とはいうものの、90年を過ぎるとテディ・ライリーはジーン・グリフィンとケンカ別れ(どうやらジーン・グリフィンはテディをこき使うだけこき使って自分はなんにもしてなかったらしい)、L.A.とベイビーフェイスもチーム解消(こちらは円満だったのかな)、いまだに頑張ってるのはジャム&ルイスという状況ではございますが、この頃のサウンドはやっぱり好きだな。
アルバムとして欲しいのは・・・、ブバの1枚目かなあ。
出てるとは当時知らなかった。
そういえばトゥデイの1枚目も持ってないや。
そのうち買えばいいやと思ってたのが間違いでした。
80年代のリイシューが一段落したらこの辺のニュー・ジャック系の知る人ぞ知るアルバムシリーズとか出てこないかな。
あとジェフ・レッドの2枚目は出てこないのかなあ。
サントラに入ってたヤツしか知らないや。
あれはけっこう好きでした。
Disc1
1. Runaway / Salsoul Orchestra Feat. Loleatta Holloway / 4:44
2. Spring Rain / Silvetti / 3:47
3. I Got My Mind Made Up / Instant Funk / 4:40
4. Dancin' And Prancin' / Candido / 6:52
5. Hit And Run / Loleatta Holloway / 4:21
6. Dr. Love / First Choice / 2:55
7. Dance A Little Bit Closer / Charo And The Salsoul Orchestra / 6:15
8. Boogie's Gonna Get Ya' / Rafael Cameron / 6:48
9. Call Me / Skyy / 3:52
10. Make Up Your Mind / Aurra / 6:25
11. The Bottle / Joe Bataan / 3:31
12. I Just Can't Give You Up / Floyd Smith / 3:58
13. I'm A Fool / Bunny Sigler / 3:50
14. Salsoul Hustle / Salsoul Orchestra / 5:10
15. The Beat Goes On And On / The Ripple / 4:12
16. Ten Percent / Double Exposure / 3:04
Disc2
1. Falling In Love / Surface / 3:51
2. Here's To You / Metropolis Feat. The Sweethearts / 3:52
3. You're So Much Part Of Me / Carol Williams / 3:49
4. When Life Was Just A Game / Claudja Barry / 3:55
5. Right Now (I Really Feel That I Can Change Your Mind) / Keri Rightout / 5:51
6. Rapper Dapper Snapper / Edwin Birdsong / 6:37
7. It's Just Begun / Jimmy Castor / 5:50
8. Love Is Finally Coming My Way / True Example / 6:18
9. So Much For Love / Moment Of Truth / 3:35
10. I Can Be (Everything You Want Me To Be) / Flashlight / 5:36
11. Cheaters Never Win / The Love Committee / 3:55
12. This Wil Be A Night To Remember / Eddie Holman / 5:47
13. Janice (Don't Be So Blind To Love) / Skip Mahoney / 6:58
14. Ain't No Mountain High Enough / Inner Life Feat. Jocelyn Brown / 3:45
サルソウル・レーベルのコンピ盤を。
そういえばサルソウル系は全然持ってなかったなと思って買ってみました。
こうやってみてみると、アルバム単位で持ってるのってリップルとモーメント・オヴ・トゥルース、ラヴ・コミッティぐらいだ。
全然聴いてないけど(笑)。
解説読むと、東京のローカルFM、Inter FMで日曜14:00からやってる番組「ソウル・ブレンズ」の企画盤みたいですな。
ワタクシ日曜の午後は山下達郎のサンソンの次はソウル・ブレンズにチューナーをあわせております。
レギュラーの吉岡正晴さんのソウル解説が非常にタメになる良い番組です。
アルバムはロリータ・ハラウェイの軽快なDisc1-(1)、電気グルーヴの「Shangri-La」のネタ元Disc1-(2)、サルソウル・オーケストラの傑作Disc1-(14)、世界初の12インチ・シングルとして有名なDisc1-(16)と1枚目の方がこれぞサルソウルという感じですな。
レーベルとしてはサルサとソウルの融合という目的で作られたらしいですが、サルサの要素は感じないなあ。
アール・ヤングのタイトなドラムのイメージが強くてフィリーの発展型という感じはしますがここらへんどうなんでしょう。