Everything Is Everything / Donny Hathaway

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01 Voices Inside (Everything Is Everything)
02 Je Vous Aime (I Love You)
03 I Believe To My Soul
04 Misty
05 Sugar Lee
06 Tryin' Times
07 Thank You Master (For My Soul)
08 The Ghetto
09 To Be Young, Gifted And Black
10 A Dream

ダニー・ハサウェイのデビュー盤を。
たぶんどこかの黒人ゲットーなんでしょう、ごみごみした街中で子供たちと遊ぶダニーの笑顔が印象的なジャケ写 。
そしてこの中に収められている彼のデビュー・ヒット曲が「The Ghetto」。
この曲、黒人以外のマイノリティの方も視野に入れていたのでしょうか、 強烈にラテン・フレイヴァの効いたコンガが全体を引っ張るようなつくりで、これまでのソウルとは全く違ったものになっています。
また、タイトルである「Everything Is Everything」は、前述したマーヴィン・ゲイの「What's Going On」のイントロで誰かが「Everything…」とつぶやいており、そういった面 で、他のアーティストに与えた影響も大きかったものと思われます。
とはいうものの、彼がニュー・ソウルの旗手たるゆえんはこのアルバムのラストを飾る「To Be Young,Gifted & Black」のタイトルそのまんまの人間だというところにありそうな気がしますが…。
ダニーはハワード大学卒の典型的な中産階級出身者でした。

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