Blam! / Brothers Johnson

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01 Aint We Funkin Now
02 So Won't You Stay
03 Blam
04 Rocket Countdown
05 Ride-O-Rocket
06 Mista Cool
07 It's You Girl
08 Street Wave

ジョージとルイスのジョンソン兄弟によるセカンド・アルバム。
ブラコンの流儀ながらもファンク度数が最も高く、彼らを認めたがらないコテコテのへヴィ・ファンク好きの方達も、「あ、オレこれなら好き。」と言われるくらいの作品です。
プロデューサーは当然クインシー・ジョーンズ。
個人的にクインシーは、どんなジャンルを手がけさせてもサマになる仕事をし、もし「音楽の鉄人」というジャンルがあるならば、「黒人音楽の鉄人」の最右翼に位 置する人だと思います。
ジャズ・アルバムはもちろん、レイ・チャールズのプロデュースではブルーズ感覚を発揮し、70年代初期にはルーファスをプロデュースしてきましたが、そんなクインシーがファンクに取り組んだのがこのアルバム。
(3) なんかはPファンク風コーラスが入ったりしてますが、基本的におどろおどろしい仕掛けナシ、ファンクを聴きやすくみんなに紹介という感じのポップ・ファンク・アルバム。

Light Up The Night / Brothers Johnson

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01 Stomp
02 Light Up The Night
03 You Make Me Wanna Wiggle
04 Treasure
05 This Had To Be
06 All About The Heaven
07 Smilin On Ya
08 Closer To The One That You 
09 Celebrations

クインシー・ジョーンズのプロデュースにて制作されたブラザーズ・ジョンソンのサード・アルバム。
(1)(2)が大ヒットし、世間にブラジョンの名前を轟かせました。
(1)〜(5)までのアップ・チューンにおけるルイス・ジョンソンのクラッピング・ベースはファンクというよりは軽快に弾むリズムのアクセントになっており、ブラコンの範疇に入れてかまわないほどの聴きやすいサウンドと相まって、フツウのポップス・ファンにも清涼なAORとして楽しむことができるかもしれません。
スロウの(6)、ミディアムの(7)(8)なんかはいかにも80年代なんとなくクリスタル的シチュエーションでの海辺のドライヴに最適。
たぶんユーミンや山下達郎とかのカセットと一緒に車の中に突っ込んで聴いてた人いっぱいいたんだろな。
ワタクシはよくわかりませんが(笑)。
ここでのブラジョンのサウンドはマイケル・ジャクソンの各アルバムのプロダクションに反映され、クインシーの流麗かつ高性能なサウンド・マシーンとして機能しました。

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